さらに、友達3人に言った自転車はトラックで運ぶという言葉もトラックに携わる仕事柄とっさに出た言葉だとしたら納得できます。
たまたま、夜道を散歩していた時に見つけた若い子達を驚かそうと、いたずらごころで声をかけ、あっさり騙せたのでそのまま誘拐に至ったのでしょうか。
犯人は拉致対象を探していた北朝鮮の工作員
誘拐事件とはいえ、にわかに信じがたいですが、北朝鮮に拉致された説も浮上しています。人々が多く住む住宅街の近くで拉致の被害を受けるなんて誰が予測できるでしょうか。
日本には、北朝鮮の工作員が拉致に使用する『秘密ルート』の存在が囁かれています。その起点が佐久間奈々さんの失踪現場にほど近い所にあるのです。
また、男の言った言葉は一般人がほとんど知ることのない内部情報に当たるような事だったので、内部情報が比較的手に入りやすいプロの工作員ではないかと疑われました。
犯人は強姦目的でターゲットを探していた近所の不審者説
佐久間奈々さんを細い小道へ連れて行くなどの男の行動は、土地勘のある人物の犯行ではないかと疑われます。ある程度の土地勘があれば、人目につかず遠くへ連れ去ることも可能です。
日常的に犯行現場付近を行き来し、確実に実行できるタイミングを探していたとしたら、佐久間奈々さんのような美しい女子学生が夜中に現れるのは二度とないチャンスだったのかもしれません。
佐久間奈々さん失踪事件の謎
佐久間奈々さん失踪事件には、普通では考えられにくいような不可解な点が多数見受けられ、未だ解決に繋がらない大きな理由となっています。
身代金要求なし
お金に困っている男が、佐久間奈々さんをお金持ちの家の娘と勘違いしたならば身代金目的の誘拐だろうと警察は疑います。
しかし、犯人からのコンタクトは数日経ってもありませんでした。身代金を要求する以外にもっと稼げる恐ろしい方法があったのでしょうか。
友達もいたのに1人だけ誘拐
1人で夜道を歩いていて被害にあったわけではなく、友人3人と一緒にいたのにもかかわらず、佐久間奈々さんだけが誘拐されてしまいます。
小柄な男とはいえ、言葉巧みに女子中学生を騙しているので、4人全員を誘拐する事も出来たはずですが、一人だけを選び連れ去ります。発見のリスクを考えての行動だったのでしょうか。
あるいは、最初から佐久間奈々さんだけを誘拐するつもりだったのか。推測もたくさん出回っており、謎は深まるばかりです。
目撃情報多数なのに見つからない
深夜に起こった事件ですが、多数の目撃情報が報告されており、午前4時頃まで長時間2人は徒歩圏内にいたことがわかります。
佐久間奈々さん失踪事件はすでに時効!本人と家族の現在は?
1991年の秋に起きた佐久間奈々さん失踪事件は、残念ながら時効を迎えてしまいます。現在残された家族はどんな気持ちで佐久間奈々さんの帰りを待っているのでしょうか。
佐久間奈々さんは未だ行方不明のまま
あの悲しい誘拐事件から28年。行方不明のままの佐久間奈々さんが、どこかで元気に生きていれば40歳を超え、結婚や出産も経験しているかもしれません。
犯人が死亡して閉じ込められたままの状態になっている?
もし佐久間奈々さんが生きているなら、どこかに監禁され続けている可能性があります。常に監視され自由が与えられず、助けを求めることができないまま最低限の生活を送っているとも考えられます。
佐久間奈々さんを連れ去った男は当時50歳前後とされています。となると現在80歳前後と推定され、すでに死亡しているとしたら閉じ込められたままになっているのかもしれません。
佐久間奈々さん失踪事件はすでに時効
世間を恐怖におとしいれた佐久間奈々さん誘拐事件は、2006年に時効を迎えています。警察の捜査も現場付近を筆頭に総力をあげて行われましたが有力な情報にはつながらず発見できぬままとなっています。
日本には、佐久間奈々さん誘拐事件の他にもたくさんの不可解な未解決事件が起こっています。未解決事件の情報が気になる方はこちらの記事をご覧ください。