ハハノシキュウとは?素顔不明のサイコ系ラッパー!
ハハノシキュウ(以下、敬称略)とは何者なのでしょう。常に長い黒髪をおろし、トレードマークの『8×8=49』がついたキャップを目深にかぶった、顔の見えないラッパーです。
その見た目だけではなく、あちこちで炎上しているラップスタイルやダミ声もかなり独特のものがあります。
ハハノシキュウのプロフィール!素顔以外も謎が多い?
このように素顔を非公開としているハハノシキュウですが、彼の生い立ちも明らかになっていないことがたくさんあります。その素顔以外にも謎が多い人物です。
ハハノシキュウのプロフィール
ハハノシキュウは青森県弘前市出身、幼少期は度々、謎の腹痛などで入院していました。特に体が弱かったわけではなさそうですが、精神的なものなのでしょう。
ハハノシキュウの姿勢の悪さは子供時代から?
ハハノシキュウは姿勢の悪さでも有名ですが、それは幼少期からずっと変わりません。母親が面倒がって医者に連れて行かなかった為に、そのまま来ている、というのが本人の口から語られています。
いまだに母親からは『あの時、医者に連れて行けばよかった』と言われているとかいないとか。
ハハノシキュウは幼い頃から骨折が多く父親がさじを投げた?!
またハハノシキュウは骨折も数多く経験しています。わかっているだけでも中学で2回、大学で1回、骨折しています。
大学生で骨折した時に父親から『お前は本当に手が付けられない』と言われたことを、今でもしっかり覚えているそうです。
本人としては、骨折したくてしているわけじゃない、とでも思っていたのでしょう。
ハハノシキュウは「母野宮子」の名前でコラム執筆も!
ハハノシキュウは「母野宮子」名義で作詞家としても活動しています。またハハノシキュウ本人と、それを俯瞰する立場で見る母野宮子が交互に書いていく形での、コラムを執筆しています。
さらに「さっき初めて会った人の結婚式の祝辞」という曲では、作詞家・母野宮子としても名を連ねています。
ラッパーになった理由は小説家の夢が挫折したから?
ハハノシキュウはもともとは、小説家になりたかったようですが、新人賞の応募要項であるあらすじを書くことができず挫折し、小説家への道をあきらめました。
ですが後に、ちゃんと小説家としてデビューしています。長い文章のほうが得意そうですね。
ハハノシキュウの経歴|2019年4月についに小説家デビューも!
ラッパーとして登場したハハノシキュウですが、2019年4月、満を持して小説家デビューを果たしました。タイトルは「ワールド・イズ・ユアーズ」、私小説ともいえる青春劇です。
小説の前に、ハハノシキュウの経歴を、年代順に追ってみましょう。
ハハノシキュウの経歴①2012年処女作品集をリリース
小説の前にハハノシキュウは『リップクリームを絶対になくさない方法』というアルバムを2012年5月にリリースしました。ここから精力的に作品を創っていきます。
ハハノシキュウの経歴②2013年DOTAMAとのコラボアルバムリリース
翌2013年9月には『13月』という、フルースタイルダンジョンで名を成していた、DOTAMAとのコラボアルバムをリリースしました。タイトルが意味深ですね。
ハハノシキュウはDOTAMAとプライベートでも仲良し
ハハノシキュウとDOTAMAは、プライベートでも交流があります。2017年のモンスターズウォーズでDOTAMAが優勝した際、賞金はハハノシキュウの子供の養育費に充てる、と発言しています。
自分はUMBで優勝して賞金取るからこれはいらない、と発言し、本当に優勝しました。
DOTAMAの有言実行っぷりと、お互い妻子がいるのに、ハハノシキュウの家族に賞金を渡すと発言したことで、仲の良さが話題になりました。
ハハノシキュウの経歴③2016年にメジャーデビュー
インディーズで活躍してきたハハノシキュウですが、2016年にポニーキャニオンから「おはようクロニクル」でメジャーデビューしました。
その後も2017年には6月に1枚、12月に2枚同時にアルバムをリリースしています。
2019年4月『ワールド・イズ・ユアーズ』を発表!
2019年4月には、初の私小説ともとれる「ワールド・イズ・ユアーズ」を発表しました。ラッパーとして言葉を大切にしてきたのが生かされています。
とにかく中心にあるのは言葉だ。言葉にした途端物事は嘘臭くなることもあるけど、それでも言葉を通し、生きるってことのリアリティを追求しようとした青春譚なのかなと思った。(引用:amazonコメント)
少し前の東京を舞台にした青春小説で、もしかしたらハハノシキュウ本人の体験談がもとになっているのでは、と思わせる内容です。
また時間軸にとらわれない独特な書き方をしていますが、最後にはちゃんと全てが繋がります。
2019年7月以降の活動は?
ラッパーだけで無く幼いころの夢である、小説家としてもデビューしたハハノシキュウですが、2019年7月以降の活動はどんなものが決まっているのでしょう。
自主レーベルを開設している
メジャーデビューを果たしたハハノシキュウですが、「猫背レコーズ」という自主レーベルを立ち上げています。姿勢の悪さを自ら皮肉った、面白いレーベル名です。
2019年7月2日には、配信限定のCD「小説家になろうEP」を発表しました。
ラップライブにも出演
同じく7月には、いとうせいこう氏が主宰するもの(7月13日)と、Bliss Questライブ(7月26日)の2つに出演が決まっています。
精力的にアルバムを制作
2017年には6月に「パーフェクトブルー」を、12月に「ヴェルトシュメルツ」、「3年後まで4年かかるタイムマシン」を同時にリリースしています。
ラップだけでなく、今後は小説家としても多忙になりそうですね。
ハハノシキュウの魅力は「サイコ的雰囲気」と「独特な声」?
ハハノシキュウのプロフィールを見てきて、幼少期から独特な感受性を持っていたことがわかってきましたが、ここからは彼のラッパーとしての魅力を探ってみましょう。
ハハノシキュウはサイコ的雰囲気を持つ異端のラッパー!
ハハノシキュウを一言でいうと、映画「サイコ」の主人公のような雰囲気です。やはりキャップを目深にかぶり髪で顔が隠れていて見えない、表情が読めないというのが大きな要因です。
長い黒髪が特徴ですが、見る限りいつも、とてもツヤツヤしています。お手入れ方法が気になりますね。
また、手がすぐ出るような所謂「ヤバい」人が多いラッパー界ですが、ハハノシキュウはそれとは一線を画す、心理的にじわじわ怖さを感じるタイプです。
ハハノシキュウのガラガラ声がキモかっこいい?
ラップはリリックが大事なので、はっきり発声する人が多い中、ハハノシキュウの特徴はそのダミ声です。その声がロックっぽくてカッコいいというファンが一定数います。
またこのダミ声でリリックが聞き取れるというのは、かなり活舌が良いですね。
ハハノシキュウ以外にも特徴的な声のラッパーがいます。リックジーの記事はこちらです。
ハハノシキュウのライブバトルスタイルとは?
ラップはバトルスタイルで行うのが通常です。ディス系、リスペクト系など色々あり、その都度、相手を見てある程度やり方を変えるのが多いのですが、ハハノシキュウはどんなスタイルなのでしょう。
ハハノシキュウのスタイルは「炎上」「逆撫で」系!
ハハノシキュウのラップは、相手の言葉尻をとらえてディスり逆なでする、炎上スタイルといえます。内容に加えて、あのダミ声と、キャップと髪で顔を隠しているのが余計に相手をイラつかせるようです。