オチョナンさんとは?漫画「不安の種」の「よく分からない何か」の正体を考察

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「恐之本シリーズ」作者の高港 基資先生は、高い画力と秀逸な構成が魅力の生粋のホラー漫画家。特徴としては「不安の種」と同じく、恐怖や不安を読者に植え付けたままで解決させないショート形式の作品が多く、そのどれもが日常で感じる生理的嫌悪感を逆なでしてくる描写が、見事なまでに恐怖を感じさせてくれます。

伊藤 潤二|富江

伊藤潤二傑作集 1 富江 上 (ASAHI COMICS)

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異常なほど高慢な絶世の美女富江は何度殺されても甦る化物。作者は日本を代表するホラー漫画家・伊藤潤二先生です。振り切った作風はホラーなのかギャグなのか不明な作品の多いですが、富江は純粋なホラー漫画です。富江に魅せられた男は人生を狂わせ富江をあらゆる方法で殺しますが、バラバラでも焼かれても復活してしまう恐怖の女です。

ご紹介した漫画はもう読んじゃったと言うホラー漫画ファンにはこちらもおすすめ。最近ネットで話題のグロいスプラッター描写がキツいweb漫画「パンプキンナイト」に関する記事はこちら。

オチョナンさんと同じく口が縦に裂けている映画とは

アメリカの鬼才スティーブン・キング原作小説「Dream Catcher」の実写化映画。オチョナンさんよりはるかに豪快に頭から身体まで縦に口が裂けているエイリアンが登場します。かなり生理的嫌悪感を伴うグロい描写の多い作品ですが、テーマは幼馴染との友情を描いた作品です。

ヤツメウナギのような幼体が人間に寄生し宿主を意のままに操るSF絡みのホラー作品です。原作者のスティーブン・キングをして「映画化された中で最高の出来だ」とDVD収録のインタビューで語っています。トレーラー(予告)にはエイリアンの姿は登場しませんが、本編ではオチョナンさんに通じるようなそのグロさを十分堪能できます。

【閲覧注意】オチョ本さんとは

画像処理や動画処理を施した短い動画ですが、タレントの久本雅美さんなどがオチョナンさんに変身しています。動きが不自然な所が更に不気味さを強調されており、インパクト抜群のトラウマ確定動画です。尚、動画の閲覧はくれぐれも自己責任でお願いします。

フリー画像や自撮り写真を加工してオチョナンさんになろう

動画処理はハードルが高いですが、パソコンならフリーソフトの”ファイアアルパカ”やスマホならフリー画像処理アプリの”合成スタジオ”などでオチョナンさんになれます。ただし肖像権などの問題があるので画像の素材は自撮りないしフリー画像サイトの人物モデルさんの画像を使用しましょう。卒業アルバムからランダムに選んで使ってはいけませんよ。

方法はいたって簡単で、人物の顔から左右の目と口だけをそれぞれトリミング(切り出し)したものを元の位置に90°縦にペースト(貼り付け)するだけで、薄気味悪い画像が出来上がります。参考画像はTwitterのおちょなんさん同好会さんが良いお手本を示しています。

オチョナンさんは不安の種に登場する謎の怪異

「不安の種」シリーズ最大の謎の怪異・オチョナンさん。その正体は未だに不明で謎のままですが、まだまだ考察の余地がありそうな作品です。まだ読んで無い方でこの記事で興味を持たれた方や既読の方も「不安の種」シリーズの他のストーリーや実写映画をもう一度振り返り、中山昌亮ワールドにどっぷり浸かるのも悪くないでしょう。

何気ない普段の日常の中に潜む、生ぬるい生理的嫌悪感と不条理と理不尽な存在は、意外と電車やバスや店の中や道端で家の中で、これを読んでいるあなたのすぐ隣に、人間の姿かたちをしたままじっとこっちを覗き込んでいるかもしれませんよ。

 

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