日教組とは?左翼の集まり?設立背景や物議を醸す問題・現在の組織率も

「社会を革新しようとする団体」が左翼ならば、右翼は「特権階級の維持を目的とする層」や「伝統的な社会格差や価値観を保とうとする団体」を指します。

「革新」が左翼の標語とするならば右翼の標語は「保守」に当たります。過激派として有名なのは海外の思想ですがナチズムやファシズムがこれに相当します。

日教組に対しての右翼のスタンス

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日教組は右翼団体からはよく敵対視されています。後述しますがこの組織は国家の斉唱に反対だったり、国旗の掲示に否定的だったりと現在の日本の教育に反対している部分があります。

これが日本の伝統を守ろうとする右翼の理念と反発しているため、目の敵にされていると考えられます。

物議を醸した日教組の活動【教育編】

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ここまで日教組の歴史と左翼団体との関係を見てきました。それではここから、世間から問題視されてきた活動を具体的に見ていきたいと思います。まずは教育分野に関連する活動を解説します。

日教組の「君が代」問題

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日本の国歌である「君が代」。学校の入学式や卒業式等で歌うことは恒例行事ですが、日教組はこの国歌の斉唱が「良心や思想の自由に反する」として反対運動を続けています。

また、日本の国旗を掲げることに関しても同様の理由から否定的です。「国旗に起立を強制するのはおかしい」と日教組のトップが発言したことが問題になったこともあります。

ちなみに、日教組は君が代に代わる新たな国歌として「緑の山河」を推しています。

日教組が教育基本法改定を反対

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2006年に安倍内閣が教育法の改定案を国会にて提出するとこれに猛反発。署名運動やデモだけでなく、国会議事堂前での座り込みも行いました。

 

日教組によるゆとり教育の推進

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1970年代までの教育は「詰め込み教育」と言われ、問題解決までへの疑問の欠落が批判されていましたが、それに対して「ゆとりのある教育」を提唱。授業削減や一斉テスト廃止などが行われました。

しかし、元々専門家の危惧していた学力の低下が問題になり、近年になってゆとり教育の見直しが図られました。

日教組による道徳教育の排除

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小中学校で多くの人が経験する道徳の授業ですが、彼らはこの授業を否定的に見ています。

教研集会では、国の基準で選択される教科書を用いる事に対して「国の定める価値観を押し付けることによる人格誘導」等の批判が続出しました。

日教組による反日教育

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日教組の教員は反日教育を行うと言われています。実際に大阪の公立中学校で「日本はかつて悪いことをしてきた」という自虐的な歴史を教えるようなプリントが配布されたことがあります。

日教組による自衛官の子どもいじめ

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自衛官を親に持つ児童が不当な扱いを受けたこともあります。かつて日教組に属する教員が警察官と自衛官の子供に対し「彼らの親は悪人」と吊し上げを行いました。

他にも自衛官の息子であることを理由に教師から虐められて登校拒否になったり、内申書の評価を下げられていたりしたという事実も発見されました。

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