遅れて紙署名でも6万1830筆と20万以上集まる事態になりました。
大矢誠の刑が軽すぎると今も怒りの声を上げている
あまりに卑劣で残酷極まりない犯行なのに執行猶予がついたことで「刑があまりに軽すぎる」との批判もあがりました。動物虐待の件数は少ないとは言えず、殺人事件に発展するケースも少なくありません。
「動物愛護法」の改正で動物虐待の犯罪抑止力になるように刑罰を2年以下から5年以下まで引き上げるように望まれました。
2019年の改定でこの刑罰については5年以下に変更されており、マイクロチップの装着を義務付けることなども盛り込まれています。
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動物愛誤?大矢誠に殺害予告・自宅に嫌がらせを行う人も出た
これが本当に裁判の判決に関連したかは不明ですが、これだけの事件を犯した大矢誠のもとには殺害予告や、家族にも嫌がらせをする人も出てきたようです。
そのことが発端となり元税理士である大矢誠の温情判決を求める声までもあがり、274人の署名も集まりました。
殺害予告・いやがらせのせいでかえって減刑されたという意見も
実際に殺害予告や、嫌がらせをしたのが動物愛護の人かは定かではありません。現状、自宅に突入したり、嫌がらせをした事は事実のようで、大矢誠はそのたびに警察に電話して対処を求めていたようです。
また、ターゲットは大矢誠に留まらず、家族にまで及びました。本来、猫の虐待に心を痛めていた人が、人間をターゲットに嫌がらせをするのはあまりに理不尽です。
殺害予告は動物愛誤と非難する声があがった
また、殺害予告に関しては、かなり悪質だと評価され、「動物愛誤」と避難する声が大きくなりました。
「動物が可哀想」という思いだけでかけ離れた感情や行動に出てしまうことを指し、あまりにその被害が大きくなったため、大矢誠の罪が軽くなってしまったのではと懸念されました。
たびたび、動物の虐待の事件が起こるとその怒りの矛先が、犯人になることはあります。しかし、法的に裁かれるべきであって感情で、本人やその家族に危害を加えることは新たな犯罪を生むだけです。
人間である限り感情に走る事は度々起こりますが、しっかりと向き合わなくてはいけません。
大矢誠はどんな人物だったのか
事件についての概要を語っていってもなかなか見えてこないのが大矢誠の人物像です。明らかに残虐かと思えば、家族があり、妻も子供もいる父親です。
そして、学もある税理士という職業、すべてがちぐはぐのような気もします。分かる範囲でどんな人物だったのかを見てみましょう。
大矢誠は家族想いの普通のおじさんとの印象
実際に近所のさいたま市の自宅近くに住む女性は、マンションの役員を引き受け、子供ともサッカーをしている様子も見られたと家族思いである父親だったことを話しています。
周りから見たら、何事もないごくごく普通の家庭の父親が起こした犯罪でした。後に改名をしたのは、自分自身のためでもあり、家族のことを考えたのかもしれません。
大矢誠は子供時代は「礼儀正しい普通の子」だった
中学生位の大矢誠を知る女性は、礼儀正しい普通の子だったと語り、大矢誠の母親は公務員で税理士を勤めている子供を嬉しそうに語っていたそうです。
自慢の息子として聞かされていた様で、大矢誠も実家に何回か自身の子供を連れて遊びに来ていたようです。
大矢誠は事件以前に仕事でトラブルを起こしている
この出来事だけで大矢誠の全ては分かりませんが、税理士の仕事で10年くらい前にトラブルを起こしていました。納税者の留守に勝手に入り、敷地内で税務調査をしていたのです。
納税者からの苦情が入るとその様子を携帯に備わっているカメラで撮影し始めるという始末。結局その動画は上司が削除し、なんとかその場を収めたようです。
大矢誠は本来は横暴で高飛車な性格だったと予想できる
税理士時代の大矢誠を知る職場の人間に彼の印象を聞いた時は必ず出てくる言葉があります。
「上から目線」「横暴」「高飛車」公務員をしている人の印象にあがることもありますが、共通してこの単語が出てくるということは、もともと高飛車で相手によってはガラリと態度を変えることも想像できます。
税理士としての役所勤めが長いのも、このような印象を受けることに要因しているかもしれません。
大矢誠の現在は?改名し社会復帰しているらしい
現在の大矢誠はどうしているのでしょう。事件からすでに2年が経過しています。裁判で執行猶予がついた場合基本はそのまま自由になり、前科はつきますが刑務所には入りません。
様々な噂が飛び交う中、現在は改名してすでに社会復帰しているとの情報もありました。改名した後の行動の情報も探ってみましょう。
大矢誠は税理士を自主廃業している
現在と言うよりは逮捕直後の話になりますが、面会時に税理士の事務所を出ていって欲しいと伝えた所、俺を追い出したいのか!とすごい勢いで怒り始めたそうです。
しかし、保釈後の大矢誠はプライドもあり撤退すると意見を変えたと言います。現在は税理士を廃業しています。
もちろん、執行猶予が課せられているため「カールおじさん」としての行動もしていないはずです。続けていれば、今度は実刑になるでしょう。
大矢誠と家族は逮捕当時の自宅からは引っ越した
大宮に住んでいた大矢誠は事件の後に、家族と引っ越したという情報があります。噂の域を出ませんが、現在は千葉県市川市本行徳に勤務しているとの情報まであります。
車の車種はティーダの金色に乗っているようで、情報社会が災いし、なんでも特定されてしまうのが恐ろしいところです。
どこで勤務しているかも分かっているということは、改名後の名字も特定しているということです。
大矢誠は現在妻の「岩野」に改名しているとの噂が
肝心の名前ですが、さすがに「大矢」の姓は目立つのか、現在では家族である、妻の岩野和子さんの「岩野」姓に改名しているそうです。
改名しても情報が流れていては意味がなくなってしまいますね。家族とは別居しているとの説も流れています。
大矢誠もさすがに、改名しなくてはならない状況であることは理解したのでしょうか。現在の「カールおじさん」は、改名してひっそりと暮らすことを余儀なくされたのです。
裁判の傍聴記録の存在
現在ではそんなに珍しくありませんが、裁判は見ること、聴くことが誰にでもできます。漫画で「裁判長!ここは懲役4年でどうですか?」などもヒットしだんだんと世間の人にも裁判傍聴について浸透してきました。
びっくりすることに傍聴記録の中に、この事件に深く関わった芸能人がいたのです。まずは裁判傍聴について少し説明しましょう。
裁判は一般人でも傍聴できるのか?
裁判傍聴に行ったことのない人からすれば裁判を見られるの?と疑問が浮かんできます。裁判は原則的には、誰でも見られる様に公開されています。
現在でも話は聞いたことあるけど、実際に行ったことがない人がほとんどではないでしょうか。
裁判所の手続き
流れとしては、裁判所に入って荷物チェックを済ませ、ファイルからその日に行われる裁判を確認し、法廷番号をメモい控えることから始まります。
運が悪いと傍聴席が埋まってしまって入れなくなることもあるので注意しましょう。複数チェックするのと「初」と記載あるのが初公判を指します。
初心者の人には事件の流れが分かりやすいのでおすすめです。
杉本彩の存在
さて、傍聴記録で見つけたのはセクシーで女性らしい事で有名な「杉本彩」さんでした。どう関係しているの?と思った人もいるでしょう。
杉本彩さんはさんは、現在「公益財団法人動物環境・福祉協会EVA」の代表であり、事件にも深く関心を寄せていました。
事件の傍聴記録をしていた
なんと、杉本彩さんは初公判から判決が下るまでしっかりと事件を見届けています。その様子を余すことなくしっかりと自分のブログや、現在の会社で報告もしております。
なかなか結びつかなくてびっくりしましたが、意外なところで活躍していらっしゃいました。現在では動物愛護に向けて精力的に活動しています。
動物虐待から起きた殺人事件
今回の事件で、一番懸念されるのはエスカレートして「殺人事件に発展する可能性があるか?」です。現在だけでも動物虐待から始まり、殺人事件に発展したケースは少なくありません。
未成年の事件もあり、すでに出所して改名をして、生活しているという話も聞きます。
そのときに防げていたらこんなにも、無残な事件が起こることはなかった事件はたくさんあります。忘れられない事件を何個か紹介しましょう。
福岡猫虐待事件
2002年にも同様にターゲットを猫に虐待事件が起きています。「こげんたちゃん事件」とも呼ばれ、今回の事件でも裁判中にこの事件の判決に習って欲しいと弁護側から請求がでました。
犯行はリストラによるストレス解消とも見られていますが、最初は猫ではなくハムスターが対象だったことが2ちゃんねるの住人の調べでわかっています。
猫の虐待に関しては、ハサミや針金で耳や尾を切ったデジカメで撮影、「生き物嫌い板」に投稿したものです。詳しく知りたい人にはこちらの記事もこちらもご覧ください。
佐世保女子高生殺人事件
15歳女子高生殺人事件としても有名で、犯人の年齢の若さに驚いた人も少なくないでしょう。また動機が「人を殺してみたかった」となんとも稚拙で悪気のない言葉に、狂気を感じた人もいるはずです。
被害者は頭部と左手首が切断している状況で発見されています。小学生時代から小動物の解剖を繰り返していた彼女を、家族や友人が止めることはできなかったのでしょうか。
神戸連続児童殺傷事件
別名「酒鬼薔薇聖斗事件」とも呼ばれ、世間を恐怖のどん底に突き落とした事件です。1997年に中学校の正門前に置いてあった被害者の頭部が発見されたのが始まりでした。
被害者は小学生2名が死亡、3名が重軽傷を負っています。殺人に至るまでに何十匹もの猫を殺し、首を切断するなどの行為をしていたものが、とうとう自分よりも弱い人間にターゲットを変えたのです。
犯人は当時、普通の中学生でした。普通の中学生だったからこそ大きな波紋を呼び、彼の考え方は到底理解できません。現在はどうしているのか気になる人は事件の経緯も含めてこちらをご覧ください。
大矢誠は猫を残酷に殺害した元税理士
猫の虐待をしたことで世間から注目され、「駆除した」と主張する彼の意見は批判されました。しかし、最初に申し上げた通り、人は同じ価値観ではありません。難しいのは「人を殺めていない」と言うところです。
動物だと該当しませんが、例えばこれが虫だったらどうでしょう?大矢誠が主張する駆除とは本来「害虫」にあたるものに用いられます。やっていることは残酷でも、世間の目は注目しなかったでしょう。
いずれにしても、大矢誠は元税理士で善悪の区別がつかずに犯行に及びました。このような被害を無くすためにも、インターネットの取締りや動物愛護についての理解を深める場所がたくさん欲しいものです。
こげんたちゃん事件に関する記事はこちら
神戸連続児童殺傷事件に関する記事はこちら