海藻についてるあの生物!ワレカラの生態、特徴まとめ!

よく海藻に付いてくるワレカラという生物をご存知でしょうか?見た目が少し気持ち悪いと感じる方もいるかもしれません。一見エビのような草のような不思議な風貌をしておりますが、実はマニアックなファンもたくさんいるんです!今回はワレカラの生態についてご紹介します!

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ワレカラってどんな生物?

宇宙からの生物か?!

海藻の中に隠れているワレカラ、見つけられましたか?宇宙人を思わせるような不思議な風貌で注意して見ないとなかなか見つけられません。カマキリにも似ているので、虫の仲間と勘違いされることもありますが、実は甲殻類に分類されていてエビの仲間でもあるんです。

ワレカラの生態に迫る!

甲殻類だけど柔らかい?!

海藻にいることが多いのですが、深海低にも生息しています。腹節および尾節は進化するどころか退化していて、身体のほとんどは頭と胸で構成されているのです。ワレカラの中には自分で水中を移動することはなく、身体を屈伸させるだけです。甲殻類なのに柔らかいので「割れ殻」という名前になったそうです。

ワレカラは何を食べる?

ワレカラの見た目はカマキリのようで、まるで生き物を捕食していそうですが、藻類や微生物の死骸や生物由来の物質の破片であるデトリタスを食べて生活しています。海のお掃除屋さんなんですね。そうして考えると、少し可愛く見えてきませんか?

ワレカラはごこにいるの?ワレカラの生息域!

ワレカラは世界中にお目にかかれます!

ワレカラの生息域は限定されることなく世界中で目撃されています。ほとんどの種類は海藻やヒドロ虫に依存しているので、それらがあればどこにでも生息しているのでしょう。また、一部の種類は付着基準もなく砂泥底に生息しているようです。色んな生物に付着しているのが目撃されているのですが、過去にはアカウミガメの背甲から見つかったこともあるんだとか…実はワレカラの歴史は古く、日本でも昔から馴染みのある生物だったようです。有名な古今集などにも登場しており、現在では100種類以上存在することが分かっています。

ワレカラの特徴は?

手の平サイズのワレカラ

画像でも分かるようにワレカラは手の平サイズです。1cmに満たない個体から5cmぐらいの個体までいます。ワレカラの赤ちゃんはプランクトン幼生期を経ないので、生まれた時からこの形なんです。いわば、ミニチュア版をお目にかかれる可能性もあるという事です。

ワレカラはワカメやメカブにも付着している?!

ワカメの裏に付いてくることも!

ワレカラはワカメの裏に付着していることも多いです。浅瀬や岩礁あるワカメの裏側をチェックしてみてください。もしかしたら見つけることが出来るかもしれません。さらに、メカブに混入してしまいクレームに繋がる事もあるようで、チリメンモンスターとしても知られています。

チリメンモンスター略してチリモンとは?

なんだかゲームのキャラクターのような名前ですが、チリモンとはちりめんじゃこやシラスなどの加工物に混ざった他の種類の生物のことを指します。よく探してみると意外といるものです。さらに以前から、夏休みのイベントなどでチリモンを探すイベントなども行われていました。夏休みの子供の課題にしても面白いかもしれませんね。

ワレカラって食べれるの?

いつの間にか食べてるかも?!

チリメンモンスターということは、ちりめんじゃこやシラスと一緒に食べているんじゃないかとゾッとした人もいるでしょう。安心してください。ワレカラは食べても問題ありません。一般的な食材としては知られていませんが、江戸時代の文献には四国で食用にしていたという記述も残っているんです。

ワレカラの味はどんな味?美味って本当?

ワレカラはエビの仲間なので、味はエビやカニに近いそうです。と言っても現在食用として流通していないということは、特別美味しいわけでもなさそうですね。甲殻類に分類されますので、甲殻アレルギーをお持ちの方は気を付けてください。1匹のサイズが小さいので、まとめて素揚げにしてみてはいかがでしょうか?ふりかけにしてみてご飯にかけて食べてみた人もいるようですが、味はエビの皮を食べているような中途半端な味。食感はジャリジャリしていて砂を噛んでいるような感覚だそうです。残念ながら、好んで食べるほどの味ではないみたいですね。

ワレカラを見てみたい!見つけ方は?

意識しないと見つけにくいワレカラ

画像で見てもよく分からないのに、海藻や藻に混ざっていてはそう簡単に見つけることは出来ません。個体によって色が違いますので、特に茶色っぽい種類は木の枝と間違って捨てられる事が多いようです。単体でいることはほとんどないため、海藻や藻に付着しているかどうかを入念に調べていくといいでしょう。

ダイバーにも人気のワレカラ

ワレカラは種類が豊富なので色んな色の種類に出会うことが出来ます。見つけたらついつい写真を撮りたくなる変わった形。ダイバー人気も高いようです。さらに自分で移動することがほとんどないので、泳ぎも苦手。シャクトリムシのように身体を曲げながら泳いでいる姿が微笑ましくも思えます。

ワレカラを飼育してみよう!

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