海外で起きた未解決事件20選!未だに解決されない恐怖の事件の数々

結局、グスタフソンは無罪であり犯人説として色々な人物が登場しましたが3人の人間を殺害し1人に重傷を負わせた犯人が一体誰なのかわからないまま真実は謎のままとなっています。

遺体は真っ二つに「ブラック・ダリア事件」

海外の事件において、切り裂きジャック事件の次に人々の関心の高い未解決事件とも言えます。1947年、1人の若い女性の遺体が異様な状態で見つかりました。海外の猟奇殺人事件として名が知られている未解決事件になります。

上半身と下半身で2つに分断された遺体、血を全て抜き取られた状態で全身は真っ白で遺体が洗浄されていたことから発見者は初めはマネキンではと思ったほどだったそうです。

遺体は犯人の痕跡が残らないように洗浄されていましたが、被害者の顔は両端の口がそれぞれ耳元まで切り裂かれているという凄惨な状態でした。被害者は女優になることを夢見たハリウッドに出てきたエリザベスという22歳の若い女性でした。

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被害者のエリザベスは普段黒服を着ていることが多かったため、ブラック・ダリアと呼ばれており事件の名称もここからつけられることになりました。

検死の結果、被害者の女性の膣と肛門には被害者の大腿部の一部であることが判明し、また首を絞められた跡はありましたが死因は絞殺ではなく、身体を切断されたことにより失血死が直接の死因であることが判明しました。

遺体は丁寧に洗われていたため犯人の指紋等の手掛かりは一切残っておらず、捜査は難航します。事件から1週間後に被害者のエリザベスの出生証明書やアドレス帳・写真などの所持品が入れられていた小包が郵便ポストから回収されました。

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全ての遺留品にガソリンがかけられており指紋が検出できずかなり、用意周到な犯人であることが伺えました。

警察側に犯人しか知らない男の会話を録音したという情報が舞い込んできました。エリザベスが殺害されたときの状況やエリザベスの発育の事などについて詳細に話している内容になっていました。

この男はアーノルドと名乗っていたそうですが、偽名であることが判明し本名はジャックという男性でした。しかし、取り調べを行おうとしていた矢先、彼は寝たばこが原因で焼死してしまうことになります。

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ジャックが犯人であるという確固たる証拠はありませんでした。多くの情報が寄せられたり500名以上の容疑者がリストアップされましたが、事件は迷宮入りすることになり2019年現在も未解決事件として人々の記憶の中に謎のまま存在しています。

海外、特にアメリカでは多くの猟奇的な事件が日々起きておりその中でも未解決事件のまま捜査が終了してしまうケースも多く存在していると言われています。

手のひらにはハートマーク「ジョンベネ殺人事件」

海外で起きた事件の中で人々の関心が高く痛ましい未解決事件として世間の記憶に残されているのがジョンベネちゃん殺害事件でしょう。

わずか6歳の少女が誘拐されたと通報がありましたが、その後自宅地下から遺体が発見されることになります。ジョンベネちゃんは美少女であり、美少女コンテストの常連であるほど可愛らしく美しい綺麗な女の子でした。

このように、可愛らしい女の子であったことからアメリカのみならず海外でも大きなニュースとして取り上げられることになり、多くの犯人説が取り上げられてきましたが、2019年現在未解決事件となっており犯人の手掛かりはつかめていません。

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1996年のクリスマスの夜、ジョンベネちゃんの一家は知人の家でクリスパスパーティーをしていましたが、帰宅途中にジョンベネちゃんは寝てしまったため、父親がベッドに連れていきそのまま寝かせています。

翌26日の朝に母親が娘が誘拐されたと警察へ通報し脅迫状があることを伝えています。警察が到着し犯人からの要求を待っていましたが、連絡は一向に来ず、再度自宅を捜索した結果地下室から口を塞がれ首を絞められたジョンベネちゃんの遺体が発見されました。

事件当時雪により敷地内は積雪していましたが、足跡が残っておらず外部から犯人が侵入した可能性はないとしてまず両親が容疑にかけられましたが、DNA鑑定の結果両親の無罪は証明されました。

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2006年タイで元教師のアメリカ人男性がジョンベネちゃん殺害事件の容疑者として逮捕されることになりましたがこの男性もDNA鑑定の結果不一致となり事件は再度振り出しに戻ることになりました。

様々な犯人説が流れる中で、メディアや世間はジョンベネちゃんの兄が犯人で両親は息子の犯行を隠すために隠ぺいしたのではと言われることになりましたが2008年新たな技術のDNA鑑定によりジョンベネちゃんの一家は確実にシロであると決定されました。

楽しいクリスマスの日に僅か6歳で命を落としてしまったジョンベネちゃんですが、犯人は海外へ逃亡したのではという説や家の事を熟知している人間が犯人等様々な憶測が飛び交いました。

しかし、憶測は憶測であり真相解明の糸口とはならずジョンベネちゃんを殺害した犯人は未だに見つかっておらず痛ましい未解決事件となっています。

海外で発生した事件でこれほどまでに多くの関心を集めた未解決事件はないでしょう。アメリカや日本からだけでなく他の海外メディアも現地に赴き取材を行うほどでした。

楽しいクリスマスを迎えたはずのジョンベネちゃん一家にもう二度と楽しいクリスマスを迎えることができないこと、犯人が不明で未解決事件のままとなっていることは遺族からすれば悲しみ以外何もないでしょう。

海外で起きた未解決事件20選【謎の死編】

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海外で発生した事件の中には殺人現場の様子が異様な光景だった事件や、失踪して数年後に急に遺体が発見される等謎に包まれた事件も発生しています。ここでは、謎に包まれている不可解な事件を5つ紹介していきます。

遺体の周りには紙幣が散らばっていた「ブレア・アダムス事件」

日本のように島国は別として海外は陸続きになっている国が多くあります、国をまたいでの未解決事件となっているのが1996年、ブレア・アダムスという男性がこの世を去りました。彼の死は謎が多く未解決事件となっておりまた、今後も解決する可能性は低いと言われている事件となります。

テネシー州の工業都市にある駐車場でブレア・アダムスの遺体は発見されますが、現場は異様な状況で遺体はズボンが脱がされており体中に暴行を受けたような痣がありました。また周囲にはアメリカ紙幣だけでなく他の海外の紙幣が大量に散乱している状態でした。

捜査を担当した人物も多方面で謎が多く、全ての謎を解明することはできないと話しており、また被害者のブレアも亡くなる前に謎の行動を繰り返していたことが明らかになっています。

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被害者の母親は事件の少し前から息子の様子が急変したと語っています。睡眠時間が極端に減りいつも悩んでいるような怯えているような感じがしたと話しています。

被害者は会社に退職願を出し退職金を受け取った後ドイツ行きの航空券を購入していますが、アメリカに向かいノックスビルのホテルへ宿泊しています。彼の遺体の周辺に海外の紙幣が散乱していたのは飛行機の行先だったドイツ、地元のカナダ、アメリカに割ったときに両替したアメリカ紙幣だったのです。

被害者には殴打されたような跡が無数にあることから、当初は強盗目的の線も浮上していましたが、紙幣が大量に散乱していたことから強盗目的とは考えにくく、また彼の数日前からの謎な行動が事件を迷宮入りへと導き事件解決の路は絶望的な状況になっています。

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