氏賀y太はグロ漫画家!実はネタ絵も描いている?子供はいるの?

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2003年に小説家の渥美饒児(あつみじょうじ)が出版したノンフィクション小説です。裁判記録をもとに、加害者の生い立ちや、コンクリ事件発生から被害者が死ぬまでを淡々と綴っており、生々しい内容の作品です。

また、本の中で本当の加害者は彼らではないと、複数いた加害者たちに同情するように述べており、出版当時、物議を醸しました。

小説をもとに作られた映画『コンクリート』

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『十七歳、悪の履歴書』を原作とした映画作品。本作もコンクリ事件の悲惨さから、本当に映画化する必要があるのかと、ネット上で数多くの意見が沸き上がり、問題作となった。

最終的に、劇場に公開反対の嘆願書が多数届き、公開中止となりました。しばらくして、アップリンクファクトリーという劇場で1週間のみ公開しました。製作者への脅迫などが度重なったことも要因のようです。

氏賀y太の作風が落ち着いてきてるでって本当?

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これまで、エログロ漫画界を引率し、神経を引き裂くような過激描写により、ネット中で時の人となっていた氏賀y太ですが、現在は時代の流れとともに、その作風は落ち着いてきているといわれています。

氏賀y太の作風変化の理由①グロを許容する商業誌の廃刊

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氏賀y太の作風変化の理由の一つとして、2006年以降に、グロテスクな作品を掲載していた漫画雑誌「フラミンゴ」や「夢雄」が相次いで廃刊になったことが挙げられます。

これは純粋に、氏賀y太の表現する場を奪う形となり、過激な描写ができなくなったという事が背景にあります。この時期から氏賀y太の漫画雑誌での活動は減っていきます。

氏賀y太の作風の変化②同人誌の自主規制の影響

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そして、もうひとつの作風変化の理由は、2007年に同人誌の印刷所が成人向け表現の自主規制を行ったのが大きな要因です。これにより氏賀y太は同人誌作品も執筆することが難しくなり、表現の幅が狭くなりました。

2007年以降も、氏賀y太名義で同人誌を執筆しているが、これまでの過激な性描写や暴力描写はほとんどと言っていいほどなくなり、落ち着いた作風になっています。

氏賀y太の別名義とそれぞれの作風とは?

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氏賀y太は、「デッドフラミンゴ」の他にも数多くの名義で様々な作品を執筆しており、その作風は名義ごとに異なりますので、ご紹介していきたいと思います。

氏賀y太の別名義①ギャグ漫画がメイン「古葉美一」

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氏賀y太は、初期にアーケードゲーム『ファンタジーゾーン』を題材にした作品である『アンダーカバーコップス』や『豪血寺一族2』というギャグ漫画を執筆していました。

この作風は、『まいちゃんの日常』の過激なジャケットからは、想像ができません。

氏賀y太の別名義②成人向け漫画家「御堂ソラヲ」

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1990年代、氏賀y太はギャグ漫画家古葉美一として活動していましたが、契約していた出版社が倒産したため、成人向け漫画家「御堂ソラヲ」に転身することになります。

氏賀y太の別名義③通常成人向け作品を描く「氏賀湧太」

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そして、御堂ソラヲ時代に、で猟奇的な成人向け漫画を執筆することが増えたため、『毒どく猟奇図鑑』という作品を機に、氏賀y太になりました。

ですが、その後にも通常の成人向け漫画を描く機会が増えたために、猟奇的な作品と区別化するため「氏賀湧太」という名義が使用されました。

氏賀y太の別名義④グロなしの成人向け「天童一斗」

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さらに、氏賀湧太の他にも、『新任教師絶頂授業』という作品で知られる、過激な暴力描写一切なしで、ギャグ路線の成人向け漫画を執筆する際に使う「天童一斗」という名義もあります。

氏賀y太の別名義⑤作画ハウツー本にも登場「宇治川犬」

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さらに、2007年に天童一斗の活動と並行して、作画などのハウツー本である『激マンシリーズ9』の中で、「宇治川犬」の名義を語り執筆をしていました。

氏賀y太は現在どんな活動をしている?

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現在、氏賀y太は、「デッドフラミンゴ」の出版やイラスト作画、家庭の日常を題材にした漫画の投稿など、幅広い範囲の人からも注目される活動もしていることがわかっています。

現在もエログロな作品を描き続けている氏賀y太

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そして、氏賀y太はそんな献身的で健全な執筆活動をすると同時に、現在でも変わらずに、グロテスクで猟奇的な描写の成人向け漫画作品も描き続けています。

直近では2018年8月に『デッドフラミンゴ』を執筆し、出版されました。さらに、あとがきでは有名漫画家の藤子F不二雄に感銘を受けた時のことが綴られており、貴重な作品となっています。

 

氏賀y太はpixivの絵師ともしても活躍中

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先ほどネタ絵について述べさせてもらいましたが、最近では、ピクシブというイラストサイトでコミカルなネタ絵や、氏賀y太の日常を漫画化したものを投稿する絵師としての活動が特に有名です。

氏賀y太はpixivの交流企画にも参加している

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また、ピクシブでの投稿を通じて、他の投稿者と交流の場を作り、共同で作品を生み出すなど、他者との創作的な活動も積極的にしています。

氏賀y太がついにVTuberデビュー?

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彼は、イラスト投稿や、グログッズのネット販売など、漫画家以外の事に挑戦してきました。しかし2019年になって、彼は全く新しいことに挑戦します。それは「ⅤTuber」です。さすがに過激な映像は配信されませんでした。

グロいジャンルのアーティストが、youtubeに戦の狼煙を上げました。ⅤTuberとは、youtubeにキャラクター化されたアニメにアテレコをして動画投稿をするユーチューバーのことです。

主なキャラクターにはデスパンダが起用されており、アテレコも氏賀y太本人が行っているようです。ただ、残念なことにピクシブの時のような反響は少なく、動画再生数などは思うように伸びいていません。

次なる策は「吸血鬼ツバキ」?

思うように再生数が伸びなかった氏賀y太は、次なる策を打ち出すかように、別のキャラクターを使って動画を投稿します。それが吸血鬼の姿をした可愛い女性キャラの「吸血鬼ツバキ」です。

これが、掲示板などではかなり高評価だったようで、氏賀y太は「吸血鬼ツバキ」個別のチャンネルを開設するそうです。ただ、デスパンダも悔しかったのか、最新のツイートではデスパンダの投稿も続けるとのことです。

ですので、氏賀y太のyoutubeの活動からも目が離せないといった印象です。ゆくゆくは、テレビやラジオなどにも積極的に出演する氏賀y太を、見たり聞いたりする日が来るのではないでしょうか?

氏賀y太はどんな人?妻子持ちの人格者

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これまで、氏賀y太は残虐で過激なジャケットやエロティックな表現をするという風に、異端者のような一面ばかりを紹介してきました。いったい氏賀y太とはどのような人物なのでしょうか?

実は、彼は意外な一面を持ち合わせています。驚くことに、氏賀y太は猟奇的漫画家でありながら、結婚していて、子供もいる人格者だったのです。

氏賀y太は妻子持ちで親子中も良好なようす

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氏賀y太は、私生活を漫画にして投稿しています。その中で、自分の子供との会話を題材にしており、氏賀y太自身がおだやかな性格である事が伺えます。

本来ならば、成人向け猟奇的漫画家と聞いたら、マッドサイエンティストのような異質な人を想像します。しかし実際のところ、かなりの常識人で、漫画からは想像がつきません。

『ピクシブバカ一代』では絵を楽しむ難しさを表現している

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他にも、氏賀y太には、創作の姿勢とは何かを訴えかける『ピクシブバカ一代』という人気投稿があります。そのイラストに関する主張の入った漫画からも、頼りがいのある人格者であることが伺えます。

この事から、氏賀y太は、ただ猟奇的でエロティックなものが大好きな変態漫画家なんだという感覚だけではなく、一人のアーティストとしても表現しています。

氏賀y太はTシャツなどのグッズをWEBで販売中?

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氏賀y太は、WEB上でグロテスクなグッズや、その正反対である健全で可愛らしいグッズなどの販売も行っておりますので、かんたんにご紹介いたします。

氏賀y太はグロテスクなTシャツ・アクリルスタンドなどを販売している

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まずは、グロテスクで猟奇的なグッズですが、氏賀y太の世界観をそのまま服にデザインにした、デスパンダパーカーやTシャツ、アクリルスタンドなどがあります。どれも個性的で強烈なデザインばかりです。

これらの商品は、「デッドフラミンゴ」のような世界観を常に肌で感じることができるものなので、ファンであるなら、喉から手が出るほど、たまらなく贅沢なコンテンツであるといえます。

グログッズの他にも健全なグッズを販売している

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また、グロテスクで過激な「デスパンダパーカー」などのグッズに相反して、子供向けのポップで明るくて可愛らしいデザインをしたグッズも販売されています。

「やる気ないパンダTシャツ」や「やる気ないパンダトートバッグ」など、これまでの猟奇漫画作品を見て、嫌悪感を感じた人でも思わず購入してしまいそうなパワーコンテンツです。

氏賀y太の、熱狂的なファンから、子供向けのライトな層まで買ってもらおうという、ビジネスマンとしての側面も垣間見えるように感じます。

氏賀y太は猟奇マンガ家だが家族との関係は良好で人格者

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これまで、氏賀y太の「デッドフラミンゴ」など猟奇的な一面や、コンクリ事件に関してお伝えしてきましたが、これはほんの一部分に過ぎません。あなたの知らない氏賀y太はまだまだ存在します。

しかし、この記事から、エロティックで残虐表現が満載の過激漫画家は、彼を愛する妻や子供、彼を知らない世間にも、自分を飾らずにありのままを伝え続ける人格者だということがわかります。

そして、何もかもがモラルや倫理に守られている現代社会でこそ、氏賀y太のような尖った表現をする人物が必要な時なのではないでしょうか?ぜひ一度彼の創ったものに一度触れてみていただきたいです。

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