【ジェフリー・ダーマー】ミルウォーキーの食人鬼の生い立ちや手口!

ジェフリー・ダーマーに殺害された被害者は実に17人に及びます。同性愛者であったため、被害者全て青年男性や少年たちになります。

彼の犯行はどれも残虐極まりないもので、思わず目を背けたくなるほどの犯行でした。

殺人現場が「ミルウォーキーの食人鬼」の由来に

ジェフリー・ダーマーにこのような名前がついたのは、殺人現場が由来となります。彼が当時住んでいた場所はアメリカのウィスコンシン州にあるミルウォーキーという場所であったことから名づけられました。

当時のミルウォーキーで彼が住んでいた場所は、ストリップ小屋等が密集していたり娼婦が徘徊しているような場所だったそうです。

ジェフリー・ダーマーは被害者を解体し人肉を食べた殺人鬼!

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ジェフリー・ダーマーの殺害手順は一貫して同じ方法でした。飲み物に睡眠薬を混入すると相手は意識が朦朧とし始め次第に眠りにつく。相手が眠ったところで絞殺し遺体をバラバラにするという方法です。時には、肉を酸で溶かした後骨を砕いて自宅の庭にばら撒いて遺体を処理していました。

ジェフリー・ダーマーが初めて人肉を食べたと言われているのは1990年の9月になります。自分が理想とするタイプに出会い、その黒人男性を部屋に誘い、いつもなら絞殺するところですが、この時は喉を切りつけて相手を殺しています。

しかし、これでは欲求が解消されなかったと感じ、あろうことか黒人ダンサーを解体し肉を食べたと言われています。この出来事がきっかけで逮捕までの間、人の肉を食べ続けるという奇行を繰り返していました。

殺害現場の部屋は警察官も吐くようなありさまだった

犯行現場となった部屋は、彼が幼少期から集めていた小動物たちのホルマリン漬けにされたものだけではなく、これまで殺害してきた被害者たちの遺体の一部などが置いてあり腐敗臭が強烈に漂う部屋だったそうです。

家宅捜索で彼の部屋に足を踏み入れた際、あまりの異臭や人間の仕業とは思えない異様な光景が行われており、これまで様々な現場で経験をしてきた警察でさえ吐き気を催してしまうような部屋の状況だったそうです。

この強烈な異臭を放ち凄惨な光景の部屋に彼は普通の人間として寝起きする生活を送っていましたが、死臭等の腐敗臭の臭いは強烈なものです。彼はこの異臭に関してなんとも思わなかったのか、それとも臭い事態に快感を覚えていたのかはわかっていません。

ジェフリー・ダーマーは同性愛者!被害者は主に黒人男性

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ジェフリー・ダーマーが殺害した被害者は、殆どが黒人の青年か少年でした。黒人に嫌悪感を持っていたという説もありますが、彼は同性愛者であり男性の好みにもこだわりがあったとされ、黒人の男性に好みの人間が多かったという見方が強いです。

人種差別が事件の発覚を遅らせた?

この事件は、当時のアメリカにまだ残っていた黒人に対する偏見と差別が事件の発覚を遅らせたのはと言われており、事件の現場の地域のミルウォーキーの警察に対する批難が多く寄せられることになりました。

ジェフリー・ダーマーは終身刑になり獄中で黒人囚人に殺害された

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結果的にアメリカ史上最悪の食人鬼の犯行は露呈することになり、裁判にかけられることになります。ジェフリーは自分が死刑になることを希望していたと言われていますが、ミルウォーキー地域では死刑が廃止されていますので、彼は終身刑の判決となりました。

終身刑となり、監獄の中で過ごしていたジェフリー・ダーマーは1994年同じ刑務所に収監されていた黒人男性にお風呂場を清掃中に撲殺されてしまいました。

ジェフリー・ダーマーの起こした事件の数々!

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ここからは、ジェフリー・ダーマーがアメリカ史上最悪の殺人鬼として名を刻むことになった事件の数々を順に紹介していきます。17人の青年・少年を手にかけていますが、彼の犯行には共通点がありました。どのように被害者を選別し殺害するまでに至ったのかを見ていきます。

ジェフリー・ダーマー第一の殺人の被害者はヒッチハイカー

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最初の事件は彼が車を運転していた際に、偶然ヒッチハイクをしていた青年を自分の車に乗せてあげるところから始まります。

ジェフリー・ダーマーは言葉巧みに青年を自宅へと招き楽しい時間を過ごしますが、父親の誕生日だから早く帰らなければという青年にまだ一緒にいたい一心で背後からダンベルで頭部を殴打します。

気絶した青年をそのまま絞殺した後、ジェフリー・ダーマーはしばらくその部屋で酒を飲みながら青年の遺体を見つめていたそうです。その後腹部を切り裂き青年の血を全身に浴びて興奮を覚えたそうです。

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まだ一緒にいたいと考えることは、恋愛感情としてはごく普通の感情ではありますがその後殺害して血を浴びるという行動は明らかに常軌を逸した考えであると言わざるを得ません。

数日間、遺体を近くに置き一緒に過ごしていましたが次第に死臭が強くなってきたため、渋々遺体を解体し頭部以外を森に埋めることにしましたが、この最初の犯行罪悪感からかトラウマになったと語っています。

犯行後アルコールにますます溺れることに

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最初の被害者は彼が初めて家族の話を一緒にした相手でまだ一緒にいたいとう、その思い一心での突発な殺人でした。しかし、この事が心の中に眠っていた猟奇的な部分が覚醒することになりました。

1人目を殺害した後、以前よりアルコールに依存していましたが、罪悪感からか、彼のアルコール依存は今まで以上にアルコールに溺れるようになります。

ジェフリー・ダーマーにとってこの事件はトラウマとなった

一番最初の犯行は、打ち解けることができた青年ともっと一緒にいたいという思いからの突発的な犯行だった為、この殺人は彼からしてみれば長い間トラウマとなっていたそうです。犯罪が露呈した後の取り調べでも最初の事件は嫌な思い出しかないと語っています。

この事件から人生の歯車を狂わせることに

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父親はある女性と再婚し息子が住んでいた家に戻ってきますが、当然父親は息子が殺人を犯した等と知らずにアルコール依存症のみ打開するべく大学への進学を進めます。

父親の勧めで大学に入ることになりましたが、大学生活は寮であったため、寮の自分の部屋でアルコールを取り続け、血液バンクに自分の血を売って酒代を稼ぐようになりました。まず、アルコール依存の息子を大学の寮で生活させるという目の届かないところに置いたのが失敗でしょう。

酒浸りになり大学の講義もまともに出席だきなかったジェフリー・ダーマーは1学期終了時点で退学勧告となり大学を退学し陸軍へ入隊することになります。憲兵ではなく衛生兵に回された後は順調に昇進を重ねたそうです。

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ところが、ドイツに派遣された際に再び酒浸りとなり任務が遂行できなくなり兵役満了の時に除隊することになります。

なお、このドイツへ派遣されている間5件の殺人事件が発生しており、犯行の方法が類似していることからこの事件も彼の犯行ではと考えられていますが本人が関与を否定知るため真相は解明されていません。

ジェフリー・ダーマーはゲイバーで問題を起こすように

ジェフリー・ダーマーは陸軍を除隊した後に職に就いていますが、居住していたミルウォーキーにはスラム街が多かったためゲイバーに頻繁に通うになりました。

計画的に犯行を行うための下準備なのか、ゲイバーで知り合った男性に睡眠薬を混入した酒を飲ませていたそうです。しかし、ある時一緒に飲んでいた一人が意識を失い病院に運ばれてしまいます。

この事が原因となり、この店への出入りが禁止となってしまいます。しかし、この件に関しては警察の介入はありませんでしたので、出入り禁止となっただけで前科等は何もついてません。

ジェフリー・ダーマー第二の殺人の被害者はゲイバーの青年

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2人目の被害者となったのは、24歳の青年でした。打ち解け、意気投合した2人はホテルで一夜を共にしますが、翌朝目を覚ましたジェフリー・ダーマーは青年の姿を見て驚き焦りました。なぜならその青年は亡くなっていたのです。

自分が殺害したと思いスーツケースに青年を詰めて祖母の家まで運んだあと地下室で解体しゴミとして処分しています。

ジェフリー・ダーマー第三の殺人の被害者はモデルのバイトの青年

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3人目に犠牲となったのはまだ幼い少年でした。バス停にいた少年に声をかけ言葉巧みに家に連れ込んでいます。ジェフリー・ダーマーは相手に声をかけるとき色々なパターンを用意して声をかけています。

そして、睡眠薬を混入した飲み物を飲ませ意識が朦朧とし抵抗できないようになると、首を絞めて殺害しています。その後地下室へと少年の遺体を運んだあと解体し、被害者の体を溶かした後、骨を砕きばら撒いています。

この時の殺害方法がルーティンワークとなる

この3人目のジェフリ・ダーマーの殺害方法は統一されることになりました。そして、警察の目をかいくぐり彼は犯罪を度々繰り返すようになります。

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