発端は桃井望とその交際相手のAが乗る車が燃え、乗っていた2人が亡くなるというものでした。警察はその現場を見て早々に無理心中と断定しますが、そうは思えない証拠がたくさんありました。
交際相手Aの刺し傷
警察側の話では桃井望がAを刺し殺したのち、心中のため火を放ったとなっていますが、その刺し傷が桃井望の利き手とは逆の手で握られたナイフによる傷だったり、現場に血痕1つ残ってなかったりしています。
これを見て心中と断定するのはあまりにも早計と言えるでしょう。その警察の決定に遺族が異を唱えました。
食い違う警察と裁判所
桃井望の親族知人は結託して署名活動を行い警察への再捜査を求めます。しかし、その訴えは受け入れられず警察は無理心中という見解を覆すことはありませんでした。
しかし、桃井望の保険金を巡っての裁判において裁判所はこの事件を他殺による殺人事件として扱っており、この2者の決定的な食い違いが解決しきっていないようなもやもや感を残しているのでしょう。
数々の不信な点を残し警察は捜査を打ち切った
署名活動や行政訴訟等ありとあらゆる手を尽くし真相究明のための再捜査を打診していた遺族一同でしたが、結局警察が動くことは無く捜査は打ち切られてしまいます。
金を貸した人物が実在しない人物であったり桃井望が知人と事件後の日付に会う約束を取り付けていたりとおよそ心中と決める前に解明すべき点が多々あるにも関わらず闇に無理矢理葬られてしまいました。
さらに詳しくこの未解決事件について知りたい方は下の記事をご覧になってみてください。
日本の未解決事件
日本にはまだまだたくさんの未解決事件があります。ここではその中の1つをピックアップしてご紹介します。
便槽内怪死事件
未解決事件、怪事件と言えば真っ先にこの事件が出てくるくらい未解決事件界隈では有名な事件でしょう。
2月の福島といえば東北の厳しい冬真っただ中で雪も厚く積もる時期です。この事件はそんな中あり得ない状況でおきました。
25歳の男性が、女性用のぼっとん便所の便槽(排せつ物がたまる場所)にもぐりこんだ状態で亡くなっているという怪事件です。
どう考えても入れない
警察は覗き目的で男性が自らもぐりこんで出れなくなり亡くなったのだろうということで事件性無しと処理をしました。
しかし、亡くなった男性の会社同僚が侵入口と思われる便槽の汲み取り口と便槽を再現して検証を行った結果、亡くなった男性では全裸になろうとも何をしようとも便槽内には入れないという結論に至ります。
再捜査の署名
検証結果を踏まえて、同僚たちを中心に4000人の署名を集め警察への真相解明を求めますが、警察がそれを受け入れることはありませんでした。
暴力団からの圧力による警察の隠蔽説や政治絡みの暗殺説も囁かれており、事件の経緯、真相共々全てが謎に包まれた未解決事件です。
世界の未解決事件
日本以外にも数多くの未解決事件がありますが、未解決事件でこれは外せないというレベルで有名なものが海外には存在します。切り裂きジャックはその筆頭株と言えるでしょう。
ここでは、それ以外にもある外国の日本の事件とは少し違うミステリアスな雰囲気すらある未解決事件を1つピックアップしてご紹介します。
メアリー・セレスト号事件
船でセレストと言えば有名ソーシャルゲームにも敵として出ており知名度が案外高いかもしれません。かの敵のモデルがこの事件の幽霊船です。ポルトガル沖を無人の船が漂流していたのが事の発端です。
大きな損傷はなく積荷も食糧もあり、救命ボートと乗組員だけが忽然と姿を消しているという怪事件です。争ったような形跡はありませんが、方位磁針が壊されたり故意的に運行出来ない状況にされた形跡がありました。
失踪理由を考えた様々な説
この奇妙な事件には様々な学者たちが仮説を立て彼らの失踪の謎を解き明かそうとしました。しかしイマイチスッキリ解決してくれそうな説が無く、バミューダトライアングルなどのオカルト的な見解も多くあります。
中でも有名な説が、積荷のアルコールが気化しボヤが起こりそれを火事と勘違いした船員らが逃げだしたとされる説です。これならば手付かずの積荷と無くなった救命ボート等の説明が付きます。
ここで紹介させていただいた便槽内怪死事件とメアリー・セレスト号事件は、紹介させていただく別記事でさらに詳しく取り上げられてますので皿に理解を深めたい方はこちらをご覧ください。