本当にごく普通の人であったのであれば前述した内容は、ただの面倒見の良い人物、子供が好きな人物で済んでいたかもしれませんが、残虐な所業を犯しているとなれば話は別でしょう。
小林遼の性癖④美少女ゲームにはまっていた
『小林遼』の性の嗜好が異常であったことを裏付けるように、彼は更に性的な内容がテーマとなっている『美少女ゲーム』にも熱中していたのです。
勿論それが必ずしも犯罪と結びつくとは限りませんが、彼に限ってはどうやらゲームと現実の区別を付けれないという、現代社会においてありがちな犯罪者心理に陥ってしまったようです。
現実のそれも社会的に認められている年代の女性とではなく、人間によって作られたプログラムされた女性、限りなくピュアな幼気な少女しか、性の対象と見れなかったのかもしれません。
小林遼の性癖⑤気が弱く妄想の世界でしか異性と触れあえなかった?
あくまでも限られた情報の中で『小林遼』という人物をプロファイリングしたにすぎませんが、もしかすると彼は極端に気が弱くて、現実世界の女性とは向き合う事が出来なかったのかもしれません。
その反動で彼はアニメ、ゲームといった2次元の作られた意思、プログラムしか持たない女性に恋をして、また性の対象にした。つまり空想上、妄想上の世界でしか異性とコミュニケーションが取れなかったのです。
現実の世界でも唯一、極端に気の弱い彼が相手する事ができた女性が、幼気でピュアな女児であり、社会的にそれが認めらていないにも関わらず『禁忌』を犯してしまったのでしょう。
小林遼には前科があった!
ここまでをまとめると『小林遼』をよく知る人物、クラスメート、友人、家族などからは少なからず、彼が社会的に問題ありな性の嗜好、すなわち『ロリータコンプレックス』『ペドフェリア』『オタク』
といった印象があった。一方、表面上しか知らない近所、職場の同僚などからは『真面目』『ごく普通の人』という印象があった。わけなんですが警察は彼が要注意人物であることを把握していたのです。
どういうことかというと、小林遼は『事件』から約1か月ほど前に、別件の犯罪で検挙されていたのです。それも下記の罪状を読んでいただければ一目瞭然ですが、彼の歪んだ性癖が大きく関わっていたのです。
小林遼の前科①青少年保護育成条例違反
この罪状がどういうものか簡単に説明すると、青少年の対象になる年齢の児童たちに悪いことをした犯罪です。悪いことと言っても一概には言えず、例えば『深夜に出歩かせる』『R18作品を与える』
『風俗店・水商売店に連れていく』『児童の下着などを購入』などが含まれますが、一番多いのはやはり『わいせつな行為』『淫行』『性交』などです。
そして小林遼はこの罪状で検挙されていたのです。どうやら自分よりも10歳年下の中学生女児を連れまわして何か『いかがわしい事』をしたらしいのですが、詳しくは明らかとなっていません。
小林遼の前科②児童ポルノ禁止法違反
更に『小林遼』は上記の罪状でも検挙されています。恐らくは一番多いケースである、性的な目的で現実の幼気な女児の何らかの『ポルノ』を所持していたと考えられます。
事件が起きる前からこうした前科を持っていたのです。家族はその事実を知っていたはずですが、近所や職場の人間が知っていたかどうかは分かっていません。
過去に、それも事件から僅か1か月前に『性犯罪』を犯していて、性犯罪者は再び犯罪を起こす傾向。再犯の可能性が高いそうなので、『小林遼』という『異常者』は元々要注意人物であったことが伺えます。
小林遼が起こした新潟小2女児殺人事件とは
ここまで淡々と『小林遼』という表向きにはごく普通の1人の男、本当は危ない犯罪者の1人についてクローズアップしてお話ししていきましたが、世に彼の名が知れ渡ることになってしまった凄惨な事件です。
『新潟小2女児殺人事件』がどういったものであったかについても次に詳しく解説していきます。あまりご存じのない方もこの機会に知っていただいて、いかに凄惨で痛ましいものであったかよく理解しましょう。
どのような所業が行われたのか?時系列ごとに要所をまとめて分かり易くお伝えしていきます。当時の状況をイメージしながら読んでみてください。
小林遼が小学2年生の大桃珠生さんを誘拐し殺害
『小林遼』はその日、勤めていた電気工事の仕事を休んでいました。この時既に犯行の計画があったかどうかは定かではありませんが、職場の話によればGW明けで労働意欲が湧かなかったための『欠勤』だった。
彼が午前中にどこで何をしていたかは分かりませんが、午後の小学校、中学校の『下校時刻』になると乗用車で地元周辺をドライブしていたところ、被害者の幼気な少女に目を付けて接触してそのまま連れ去りました。
恐らくは性的行為、わいせつ行為に及ぼうとした瞬間に幼気な少女が嫌がり叫んだため、どうにもならなくなり首を絞めて命を奪いました。(遺体から性的暴行の形跡が見られなかったため)
小林遼と大桃珠生さんとは一切面識がなかった
1つ大きなポイントとして前述でも解説しましたが、加害者であり犯人の『小林遼』と被害者の幼気な少女は近所の関係でありました。
しかしお互いが知っていたわけでもなく、どちらか一方が知っていたわけでもなく、一切面識がない赤の他人であったのです。つまりたまたま彼の目に留まったのが被害者だったということなのです。
同じような年ごろで幼気で可愛らしい少女であれば『誰でも』被害者となり命を奪われかねなかったのです。このことも危険が身近に潜んでおり、誰でも簡単に悍ましい犯罪に巻き込まれる可能性があると言えます。
小林遼は路線に遺体を放置
『小林遼』は自分がしでかしてしまった、人として絶対にやってはいけない行為、その罪から逃れるようと考えて『事故死』に見せかけようと考えたのでしょう。
『小林遼』は遺体をその日の『未明』午後10時過ぎに、電車が走る近くの『線路』の上に幼気な少女の亡骸を置いたのです。
そうして電車の衝突事故が起こったことにより、捜索願が出されていた幼気な少女が見るも無残な姿となって発見されたのです。電車に轢かれてしまったので遺体の損壊は著しかったです。
大桃珠生さんの死因は窒息死で殺人事件と断定された
損壊が著しかったものの現代の医学が進歩しているので『司法解剖』により、轢かれたときには既に絶命していたこと、そして本当の死因は首などの呼吸器官が圧迫されたことによる『窒息死』だと断定。
そこから警察は事故ではなく、何者かによって命を奪われた、つまりは『殺人』の線で捜査が行われました。
ドライブレコーダーから不審車両を特定
この時すでに警察は命が奪われた被害者の幼気な少女の自宅から、非常に近くに住んでいた『小林遼』を重要人物としてマークしていました。
何故マークされていたかは、先ほども解説しましたが、約1か月前にも女児が関連する犯罪を起こしていたためでしょう。
更に事件当時、目撃されていた怪しい乗用車のナンバーが、調査によって入手した一般市民のドライブレコーダーから判明しました。どんな車であるか持ち主までもが特定できたのです。