バケットホイールエクスカベーターとは?ロマン溢れる車両
- hansbenn / Pixabay
鉱石を採掘する手法の一つである、露天採掘に用いられている大型の建設機械をバケットホイールエクスカベーターといいます。バケットホイールエクスカベーターは移動に加え連続的な鉱石の採掘が可能となっています。
バケットホイールエクスカベーターは世界最大の車両!
- nettetal10 / Pixabay
その大きさから重機マニアに限らず、男性を中心として国内外で人気を集めています。
TwitterなどのSNSでは、バケットホイールエクスカベーターに憧れるコメントが多く寄せられています。その圧倒的な大きさを画像と併せて見ていきましょう。
大きさを画像で確認!
- DarkWorkX / Pixabay
- herbert2512 / Pixabay
画像から分かるように圧倒的なサイズが特徴で、他の重機がまるで米粒のような大きさになります。その巨大さはまるで要塞のようで、重機マニアだけでなく工場マニアのハートも鷲掴みにしてしまいそうです。
- DarkWorkX / Pixabay
- YanceTAY / Pixabay
長いアームの先には回転式の巨大なホイールが、さらにその外側には複数の掘削バケットがついています。ホイールの直径は約21.6メートルにもなり、写真に写り込む木々が小さく感じますね。
巨大すぎてGoogleマップでも確認できる!
あまりの大きさに、Googleマップからも確認ができます。残念ながら日本では確認することができませんでしたが、ドイツを中心にGoogleマップ上で見ることができるようなので、是非探してみてください。
大きさはギネス認定!ブルドーザーを掬い上げることも?
- MichaelGaida / Pixabay
製造年や採掘設置場所などでいくつか種類が分かれているのですが、そのうち「Bagger 293」は最も大きな自走する機械として世界一を認定する「ギネス世界記録」に登録されています。
その大きさは全長225メートル・全高96メートル・総重量14,200トンにも及びます。重量14,200トンは平均体重が約6トンのオスのアフリカゾウ2345頭分に相当します。
- charcoal278 / Pixabay
その大きさ故に足元のブルドーザーを掬い上げてしまうこともあるそうですよ。日本ではギネス世界記録認定の「Bagger293」を見ることができないのが残念です。
バケットホイールエクスカベーターは消費電力も大きい
- xusenru / Pixabay
定常運転時には16メガワットもの電力が必要とするバケットホイールエクスカベーターですが、近年では開発担当者は自動化と使用電力へその焦点を当てているそうです。
1メガワットは1,000キロワット、一般家庭の年間消費電力が5,500キロワット程度であることを考えると、その電力の大きさがわかります。他にもギネス認定に興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
バケットホイールエクスカベーターの用途と桁外れの能力
- herbert2512 / Pixabay
ここからはギネス世界記録にも登録されているバケットホイールエクスカベーターの用途と、その驚きの能力をご紹介します。
用途と能力①採掘
- herbert2512 / Pixabay
大量の土を掘ることを目的に設計され、粉砕など他機器との組み合わせによって運用されています。また、マイナス45度という寒冷地でも稼動できるように設計されています。
ホイールには6.6立方メートルの容積がある掘削のためのバケットが18個もついており、このホイールで地面をガリガリと削っていきます。なんと、1日に24万トンの採掘が可能となっています。
- RoDobby / Pixabay
削った土砂はベルトコンベアーに流され、貨物列車で運び出されます。ギネス世界記録に登録されるほどの大きさですから、その能力も桁外れですね。
用途と能力②自走
- Photographer2575 / Pixabay
バケットホイールエクスカベーターは巨大なキャタピラーが何個も装備されているため、自走が可能です。移動しながら連続的に採掘をすることができます。踏み潰されたらひとたまりもありませんね。