海外で人とは違った経験を重ねて自信もついていた武尊(たける)は、ついにK-1に殴り込みをかけます。
しかし、関西予選の二回戦で負けてしまうという、後の三階級王者からは考えられないような結果に終わっています。悔しさのあまりその場で泣きくずれているとある人物が目につきます。
チームドラゴンに入門
一つの武尊のターニングポイントとも言える瞬間だったかもしれません。武尊の目に映った人物というのは前田憲作氏(K-1のプロデュサー)でした。
武尊はすかさず、本当はこの試合でみせたような弱いファイターではなく、強くなりたいと旨を彼に伝えました。
そして憲作氏の勧めによって、チームドラゴンを教えてもらいます。ハイスクールを卒業して、すぐにチームの門を叩きました。
2011年にプロデビューを果たす
武尊は満を持してKrushで晴れて、プロとしての開戦の狼煙をあげることになります。そこからの快進撃は凄まじく、甲子園での悔しさをバネにしてか連戦連勝を重ねます。
2016年に「Krest」へ移籍
転機が訪れることになる、慣れ親しんだチームドラゴンを後にすることになります。その時、他の多くの選手もチームを去っていきました。
それから、「K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST」というところに属し、精力的に活動をしています。
2018年K-1史上初の三階級制覇を果たす
後程詳しいことを述べていきますが、結果から言うと、「K-1 WORLD GP」の現在のスーパーフェザー級、元フェザー級、元スーパーバンタム級と3階級を跨いだ王者として君臨しています。
2018年度の最優秀選手に選ばれる
栄えある実績もあり、最優秀選手という名誉ある賞を獲得もしました。
武尊とマギーの熱愛報道も
学生時代は、たくさんの浮名をながしていた武尊でしたが、格闘家して有名になっていった頃は、特に女性の噂がなかったそうです。
しまいには、あまりに情報がないので女性というより男性に興味があるのではということまで囁かれるようになりました。確かに、小さいころモテ過ぎた人物が、同性に走るという話も珍しくはないとは言えます。
しかし、そんな矢先にハーフタレントの中で特に目立っていたマギーさんとの交際の情報が世の中をにぎわせるようになりました。
2018年には破局した
武尊(たける)のファイトスタイル
より詳しく武尊の格闘の感じについて伝えていきたいと思います。
一重にスタイルと言っても、一撃必殺攻撃、カウンターを得意としたり、強固なディフェンス、トリッキーな攻防をするなど多種多様ですが、武尊の場合はどうでしょうか。
武尊は闘争本能むき出しの攻撃型
大概の選手は戦う時は、かかとを上げて動きやすいように構えます。しかし、武尊はまるで機動性を無視しているかのように足の裏しっかり地についてけ、がんがん前へ前へプレッシャーをかけていきます。
こんな戦い方をされたら、観る者の心が揺さぶられないわけはありません。そしてただの蛮勇というわけではなく、巧みに手と足での攻撃を使い分けて圧倒いう間に相手を窮地に立たせてしまいます。
ディフェンスに重きは置いていないが打たれ強い
一見すると防御は苦手なのかと思われがちですが、フットワークで巧みに相手の攻撃をかわすわけではないですが、ディフェンス能力には定評があります。
そして、それだけでなく、非常にタフで攻撃を受けても倒れません。まさに名前の「たける」の通り、男らしい戦い方を展開します。
最近は冷静に落ち着いた戦い方もできるスタイルに
60キロの階級にチェンジしたわですか、もともと早かったパンチはさらに速度が増し、間合いをコントロールしながら相手を料理するという頭脳的で冷静な戦い方をする傾向にシフトを変えてきているようです。
武尊(たける)の戦績とK-1史上初の3階級制覇
先ほど、軽くキャリアについて述べましたが、ここではさらに詳しく武尊の戦績について触れていきます。
武尊の戦績と獲得タイトル
今までで一度しか負けたことがなく、37回も勝っていて、その中でノックアウトで決めたのは22度もあります。ちなみに引き分けはありません。
タイトルは、全中国のアマのバンダム級、西日本プロアマのライト級のキックで優勝をしています。空手道の交流大会であるK-2のトーナメントでは何度も優勝しています。
そして、Krush、K-1でも栄えある成績を残しています。この部分についてはさらに詳しく、セクションに分けてご紹介します。
武尊の入場行進曲とバク宙
「Touchin On My」という曲で、歌詞も武尊にあっているし、雰囲気もコンセントレーションをキープしやすいようにも感じます
何と言っても名物と言えば、試合終了後にやるバク宙です。基本的に戦うと言う行為はハードですが、それにも関わらずこんなアクションをやってのけることは驚愕の一言しかありません。
2013年Krush-58kg初代王者の座を獲得
対戦相手を3対0の判定で下し、初めての王者として一躍スターとして頭角を現しました。
3度の王座防衛
ちなみに、3回とも3対0の判定勝ちで、ベルトを守り抜きました。