ジョンゲイシーとは?33人の少年を殺害した男!

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アメリカ合衆国に生まれたシリアルキラーとして有名な人物です。裕福な名士でもあり、慈善事業などにも積極的に取り組んでいて、周りの人々から模範的な素晴らしい人間として認識されてました。
しかし、その裏の姿は少年たちに性的暴行を加えた上で殺してしまうという、偏執的な同性愛を有する邪悪な悪魔のでした。
ジョンゲイシーの異名は「キラークラウン」

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イベントがある時にピエロの恰好をしていることが多く、かつ連続殺人鬼であったので、そう呼ばれていました。
同性愛者であり、かつ殺人道化師というイメージから皆さんは、同じ人間とは思えないこの人物にどのような印象をお受けになるでしょうか。
ジョンゲイシーが連続殺人犯になった理由!彼の悲惨な生い立ちとは

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恐ろしい二面性を持った性格はどのように出来上がっていったのか、生い立ちや家族構成について迫っていきます。また、同性愛者であったのには何かしらの背景があったようです。
そして、彼の歪んがパーソナリティが構築されたのは、父親の影響が大きく起因しているようです。やはり幼少期の親の与える影響というのはとてつもなく大きいです。
界隈では伝説的な連続殺人鬼とまで呼ばれるピエロのモンスターを誕生させてしまった大きな原因とはなんだったのでしょうか。
ジョンゲイシーには厳格な父親がいた

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大変つらいことに、心臓の疾患を抱えていました。この家系は身体があまり健康でないようで、父も脳の部位でもオペレーションが出来ないところに腫瘍がありました。
その影響からか、父は情緒が安定していなく、時折カッとなりやすく、かつ怒りの矛先はいつも家族に向けられていました。
癇癪持ちの原因には、生い立ちや精神的なものもありますが、実際に物理的に体の問題が影響を及ぼしているケースもあります。
ジョンゲイシーは躾と称した非道な虐待を受けていた

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実際父親は、非常に躾や礼儀などに厳しく、へまをしたらすぐに殴ってきたようで、教育というよりはむしろ虐待していたと言えます。
失神をたびたび引き起こしていたのですが、実は父親に原因があったらしいです。
小さい頃に父から鈍器のようなもので額を強打されたことにより、脳内に血栓ができてしまったことが影響しているそうです。

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このことは、血栓を溶かす薬を処方している記録があったことで、濃厚な説とされています。
父親は、自身の息子にも脳の障害を自らの手で受け継がせてしまいまいました。もしかしたら、父親の腫瘍の原因も、父親の親にあたる人物の影響があったりするのかもしれません。
ジョンゲイシーはそれでも父親を愛していた

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実の親というものを、どんなに邪険にされてても、子供は慕ってしまうものなのでしょうか。
体調が芳しくなく少年から青年にかけて、毎年入院して治療を受けていました。父の虐待の影響が大きいもののそれでも、自身の父親を愛していました。
ところで、虐待事件と言えば結愛ちゃん虐待事件をご存知でしょうか。こちらも衝撃的なインシデントであり、ご興味にある方は是非こちらもあわせてご覧ください。
ジョンゲイシーは20歳の時に家出

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よくあることかもしれませんが、父に車の貸与を求めたところ、父と口論となってしまい、タイヤの空気を入れてくると捨て台詞を吐いて、ジョンゲイシーはベガスまで家出を決行しました。
母親が迎えに来るまでの間、葬儀屋のアルバイトをしてやりくりしていました。昼は死体の防腐処理を行い、夜は遺体の処理室のベットで遺体と一緒に寝て過ごしたそうです。

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ジョンゲイシーが世の中で後程騒がれることになった時に、マスコミはこの仕事をしていた時に死体と性交していたと報道し話題になりました。
しかし、ジョンゲイシーはくだらない話だとまるで相手にしませんでした。
ジョンゲイシーは仕事のできる優秀な人物に成長した

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ラスベガスから戻されたジョンゲイシーは、ノースウェスタン・ビジネスカレッジをグラデュエートし、大手の靴会社であるノーン・バッシュ・シュー・カンパニーでマネジメントの職の候補生として就業しました。
そこで、自身の能力を発揮し、営業成績でも結果をだし、仕事もできるいう評価を受け、年齢が若いにも関わらずエリアマネージャーに抜擢されてました。
「眠らない男ゲイシー」は父に認められたかったから

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その地域の青年会議所でも意欲的に活動をし、第一部長になりました。当時結婚をすることになり、ジョンゲイシーの妻方の両親からあることを任されます。
フライドチキンで有名なKFCのフランチャイズのお店を妻の両親は持っていて、3店舗もの管理をジョンゲイシーは委託されることになり、ますます調子をあげていきました。
ジョンゲイシーは、まさに仕事や事業でメキメキと頭角を現していきのし上がっていきました。これも父親から認められたい気持ちが大きな原動力にもなっていたようです。
ジョンゲイシーはピエロの「ポゴ」として人気者だった

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リホームの事業を手掛けて、その地域のソサイエティに貢献をしており、誰もが手本にしたいような人格者として周りの人からの信頼も厚くなっていました。
さらにホリデーにはホスピタルや福祉施設に、ピエロの恰好をして赴いて、少年や少女のヒーローとなっていました。
ただ、皮肉にものちにこのピエロの男性は「キラークラウン」と呼ばれる犯罪者として世の中を震撼させることになります。
大統領夫人と握手も!

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民主党のメンバーともなって、あるパーティでは大統領夫人と握手をしている画像まであります。しかし、この頃明るみにはでていませんが、連続殺人犯として犯行をすでに行っていました。
後にファーストレディが同性愛の性犯罪者と手を握っている画像として、世間を騒がせました。ちなみにその時の大統領は、ジミー・カーターで、その妻であるロザリンが一緒に写真に写りました。
もちろん、大統領夫人に何の非もありませんが、殺人を犯しのうのうと生きているものと、握手をしてしまったことは彼女自身にとってとてもショッキングだったことでしょう。

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当時は、ファーストレディと握手したことで、さらに見本となる人物として、皮肉にもその地域の人々からの信頼はうなぎのぼりとなってしまったことでしょう。
そして、ピエロの殺しは、以前よりずっとしやすくなってしまったのは言うまでもないです。
ジョンゲイシーは結婚と子持ちの経歴あり

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表面的な体裁を整えるためか、先ほど述べました靴の会社で、同性愛者にも関わらず同僚の女性と結婚することになり、2人の子供をもうけることになりました。
その後離婚することになり、再び今度はハイスクールの同級生だった女性と再婚します。その時、ジョンゲイシーは2人の子供を連れて新しい妻との共同生活を始めました。

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しかし、同級生だった女性とも離婚することになり、その後はさらに殺人を重ねるペースは速くなっていったと言われています。
やはり、一人暮らしになったことで犯行を行いやすくなったことが要因なのでしょうか。それとも離婚により心が不安定になったということも考えられるかもしれません。
異常な行動に出てしまった者の心は常人からでは想像するのは難しいです。
ジョンゲイシー変貌のきっかけ?男色に目覚めた要因とは?

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父親はたえず、さまざまな汚い言葉を発するだけでなく、「オカマ」「おまえはホモになる」などの同性愛者を示唆する罵りを続けていました。
そのたびにジョンゲイシーは、ストレスを受けてパニック障害や心臓発作を引き起こしてしまい、失神を繰り返しました。
失神するたびに、残酷にも父親は追い打ちをかけるように罵声を浴びせました。しかも、父親は親の気を引きたくて失神しているだけだと考えていて、真剣に向き合おうとはしませんでした。

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父親は男らしさを特に気にしている人物だったらしく、ジョンゲイシーが兵役につくことになったのを聞いてとても喜んでいました。しかし、病歴により兵役免除となってしまい、父親は再び落胆しました。
若い頃にジョンゲイシーは、当時の彼女を性交をしようとしたのですが、失神をしてしまいました。それを知った父親は、やはり同性愛者なんだなというニュアンスのことを言いジョンゲイシーを傷つけました。

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結婚をする前にジョンゲイシーはある男性とセクシャルな行為に及んだこともありました。一緒に飲みに行った時に、いつの間にかジョンゲイシーはブロージョブをしてしまっていたようです。
父から同性愛者の可能性があると言われ続けたことが、露骨に現実となって直面することになり、なんらかの激しい嫌悪感を抱きました。
男らしさを強要する父親の接し方が、皮肉にも意図するベクトルとは全く反対にジョンゲイシーを同性愛へと向かわせてしまった大きな原因を作ってしまっていると言っても過言ではありません。
ジョンゲイシーの犯罪歴とは?きっかけの事件も紹介

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ここでは、実際にどのような犯罪を犯したのかについて迫っていきます。数々の痛ましい犯行を重ねていく前の、最初の入り口となる犯行はどのようなものだったのでしょうか。
なんの前触れもなく、普通に暮らしていた人が殺人鬼に豹変するなんてことは珍しく、やはりこの恐るべき道化にも引き金となったことがあったようです。
そこには歪んだ性格に拍車をかけるような出来事が隠されていました。また、シリアルキラーとなっていった、きっかけとも思われていることについても詳しく述べていきます。
ジョンゲイシー最初の犯行は「性的虐待」!

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男の子に性行為を行ったとして訴えられて、逮捕されました。これが戦慄の道化師の犯罪歴での一番最初の逮捕歴となりました。果たして、どのような経緯で捕まることになったのでしょうか。
まだ、この頃は殺人鬼として活動しているわけではありませんでしたが、父親が存命の状態で性犯罪で捕まったジョンゲイシーの心はどうだったのでしょうか。
ましてや、同性愛的なものをひどく嫌っていた父親の耳にこの事実が知らされた時の、双方のショックの度合いは計り知れないと言えます。

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さらに、被害者の訴えの裏側には陰謀めいたものが潜んでいて、貶められたという噂もあります。
若年の男性ばかりを狙う犯行がエスカレートしたのは、ここで味わった苦渋に対する恨みからくるものでしょうか。それとも、何の関係もなくただひたすら、毎度若い身体を追い求めては、人を殺めていたのでしょうか。
ジョンゲイシーの逮捕は彼を嵌めるため?

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訴えられたのは、もうすぐ青年会議所の会頭選挙が始まる時期だったので、会頭になるのを阻止するためだったのかもしれません。
ただ、嵌められた可能性はあったとしても、法的にはまぎれもない犯罪をしたことにかわりはありませんでした。
結論からいうと、同意の上とは言え、未成年での性交はここでは性的虐待として成立してしまうからです。ドナルドという子と、ポルノのムービーを見ようとジョンゲイジーは地下室に誘い込みセックスをしました。

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その後も、お金を与えながらその都度何度も同性愛的なセックスをしました。しかし、ある日訴える行動にでたため、ジョンは捕まることになりました。
実は起訴したものは、青年会議所のメンバーの中の子息にあたるもので、さらに訴えたのが会議所の選挙の前で、意図的に失脚させるために行われたのではないと噂されています。
ジョンゲイシーは模範的な囚人として16か月で出所

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監獄内で、おおよそ半年足らずで高校卒業のライセンスを所得しました。しかも、それだけでなく通信教育を利用して、心理学の単位などをとると、ついには大学卒業のライセンスまでゲットしてしまいました。
またジェイルの中の青年会議所で法律に関する相談員として活動し、待遇を改善するための法案を2つも州議会に通すという、優秀な実績を積んでいきます。
さらに模範囚としても周囲に認知されていて、しまいにはたったの16ヶ月で出所することになりました。もともとは懲役10年だったのに、ジョンゲイシーは短期間で監獄から解放されるほどの行いをしていました。
収監中に父親が死亡して目標を失った

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そして、イリノイ州に戻ると、ジョンゲイシーの人生においてとてもショッキングな出来事に遭遇します。
それは、常に自身が特に意識していた人物である父親が亡くなっていました。いつも父に認められたくて、頑張ってきたジョンゲイシーにとって、心にぽっかり穴が空いてしまいました。

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これから先何を目指して生きていけば良いのかわからないような虚無感がジョンゲイシーにふりかかってしまったと言えます。
もともとはけなげに父を思う、頑張り屋の息子だったのかもしれません。ただ、父親の応じ方は、虐待というあるまじきコミュニケーション方法を随時行っていました。
仮に虐待の無い、通常の叱咤激励をして育てているだけだったら、こんなにもこの息子は社会のレールから外れた化け物になることもなかったのかもしれません。
ジョンゲイシーが殺人鬼として目覚めたのは逮捕から半年後

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実は殺人行為が習慣化してしまうようなきっかけがありました。
釈放されたから自暴自棄になっていたジョンゲイシーは、パーティなどで面識を持った少年と同性愛的なセックスをしまくっていました。
いつものように、ある少年と性交をして眠りについたのですが、モンスターを覚醒させることになってしまいます。

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ジョンゲイシーの前には、鋭利な武器のようなものを持った少年が写っていました。動揺したジョンゲイシーは、自身を守るためか対象者を制圧し、一人の少年の命を奪ってしまいました。
しかし、不幸なことにジョンゲイシーの勘違いで、後ろを振り返ると料理途中のサンドイッチがあり、そのために少年はナイフを使用しようとしていただけでした。
これをきっかけに、ジョンゲイシーは殺人を繰り返すようになっていったと言われています。

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しかし、不幸なことにジョンゲイシーの勘違いで、後ろを振り返ると料理途中のサンドイッチがあり、そのために少年はナイフを使用しようとしていただけでした。
これをきっかけに、ジョンゲイシーは殺人を繰り返すようになっていったと言われています。
ジョンゲイシーの犯行の手口!犠牲者33名の共通点とは?

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総勢で命を奪われた人命は33にも及びましたが、どのような人々が毒牙にかかったのでしょうか。そして、犯行のやり口がどのようなものだったのかについても述べていきます。
また、殺害するにあたってどのような行為を行っていたのかについてもご説明していきます。
権力や財力を生かして、まだ判断力のと乏しい者たちを罠に嵌めていった卑怯な怪物は、おぞましい笑みを浮かべていたのでしょうか。
ジョンゲイシーのターゲットは全て少年だった

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15~25歳くらいの年齢の男性たちが、特にジョンゲイシーの好みだったようです。特定のタイプを狙う傾向のあるシリアルキラーの中で、彼は同性愛的な方向でターゲットを物色していました。
人気や信頼のある会社の社長でもあり、ピエロに扮して子供たちから慕われてもいたので、ターゲットをおびき寄せるのはそれほど困難なことではありませんでした。
父親に認められるためにと切磋琢磨したおかげで、その地域で良いポジションに鎮座することになったのですが、皮肉にもその地位は殺人の為の餌として利用されることになっていました。
ジョンゲイシー少年たちを言葉巧みに騙し、地下室に連れ込んだ

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自身の会社の面接に来た少年に対して、面接後に契約の話をしながら、お酒を勧めたそうです。
相手の酔いが回ってきたタイミングで、ピエロに返送して手錠のマジックを見せます。
ここからが少年たちの分岐点になるポイントで、もし手錠のマジックを出来るなら100ドルをあげるとジョンゲイシーは持ちかけるそうです。ここでこの話に乗ってしまうと、最終的に帰らぬ人にされてしまいます。

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子供たちは、手錠を外そうと試みますが、外れることはありません。すべからく、ジョンゲイシーは紐状の物でネックをチョークし、相手が苦しむ姿を楽しみます。
意識なくなる寸前まで首を絞めると、ロープを緩めてリセットさせて、何度もこれを繰り返すことでジョンゲイシーは快楽を得ていたそうです。
ジョンゲイシーは決まって少年に性的暴行を加えた後殺害していた

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ある少年を殺害した時の経過について述べていきます。手錠には小さなボタンがあってそれを押すと種明かしした上で、ある少年に手錠を掛け、ゲームのスタートとなりました。
少年はボタンを探すことが出来なく、ボタンの場所について尋ねますが、踵をかえしたようにボタンはないと言い放ち、少年を絶望的な立場に追いやります。
そうして、陰茎をブロージョブすることを強要し、性行為が終わったら解放すると持ち掛けます。

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しかし、終了しても解放されることはなく、新たな拷問が始まります。少年の顔をバスタブに沈めてみたり、少年のペニスに火のついたたばこを押し付けたりと、残虐で気色の悪い行為に及びました。
少年が命乞いをしていても意に介さず、最終的にじわりじわりと首を絞めてその少年を殺しました。

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単純にフェラチオをさせたり、相手のアナルにペニスを挿入するようなだけでなく、もちろんそれだけでもかなり酷ですが、相手の陰部を傷つけたりと、かなり常軌を逸した行為に及んでいました。
また、解放するための要求を出しておきながら、要求を満たしても解放せず新たな絶望へ突入させて楽しむという、非常に鬼畜な行いを何人もの少年たちに行いました。
ジョンゲイシーの逮捕までの経緯とは

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ここではそんな悪魔のような人物であるジョンゲイシーが、捕まるまでどういった流れがあったのかについて述べていきます。
そして、こんなに殺人を犯していたのに、なぜすぐに捕まらなかったかについても触れていきます。
また犯行を行っていた現場の詳細についても述べていきます。家宅捜査員たちが探索するにあたって、想像を超える危険極まりない環境が待ち受けていました。
ジョンゲイシーに少年の捜索願いから疑われることに

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ある警部補がバイトが面接に行ったきり帰ってこなかった、ロバートという少年の件について調査をしていました。犯人の候補として、ジョンゲイシーがあがりました。
そこで、ついにジョンゲイシーの家を訪れたのですが、さまざまな異変が潜んでいました。
ジョンゲイシー宅へ警察が家宅捜査に踏み切る

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家からはゲイ関係の娯楽物がたくさん出てきました。中には肛門に使用するバイブレーターまで発見されました。それ以上に警部補が違和感を感じたのは、異様な臭いが部屋いっぱいに立ちこめていたことでした。
ただ、その警部補が訪れる前から監視捜査は行われてはいましたが、エリアでも力のある民主党員として強力な権力を持っていたため、なかなかうまく事が運びませんでした。

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時には、人権侵害を理由に民事訴訟を起こしたりして、捜査陣は家の中を調べるまでにはなかなか持っていけませんでした。
当時、ゲイシーは交通ルールを無視した運転をしたりと、微罪の犯罪を起こしていましたが、あえて警察は泳がせるためにとがめていませんでした。
その末に、ある人物にマリファナを渡していたという情報を手に入れることによって、ついに家宅捜査のゴーサインを出すことができました。
ジョンゲイシー宅の床下から少年の腐乱死体が発見!即逮捕

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強制的な捜査が実行された結果、家の床下から30人近いご遺体が、綺麗に整頓された形で発見されることになりました。しかし、すでにスペースがなくなっていたので、川に流して遺棄していたことも発覚しました。
逃れら用の無い証拠が出てきたことで、ついにマークされていたジョンゲイシーを逮捕することが可能となりました。
ここまで辿り着くのに多くの犠牲者が続出してしまいましたが、このまま逮捕されていなければ、この倍の被害が出てさらに犯行はエスカレートしていたことでしょう。
遺体の発掘作業は地獄絵図だった

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家の死体の捜索は、強烈な悪臭との戦いだけでなく、生命の危険に関わるほどの感染に侵される危険を伴いました。死体たちは腐りきっており、強力なメタンガスに部屋の中は支配されていました。
服が臭いに触れただけでも大変なことになり、洗っても臭いが取れないぐらいの強烈さでした。また、衛生面を考え進入時に来ていた服は焼却して処分しなければならないほどでした。

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土の中に埋められた死体を掘り起こすと、再度腐食が進行し、危険な物質や毒性の細菌まで検出されました。なんと話によると、放射能で汚染されている環境よりも危険度は上だったとまで伝えられています。
捜査する人々には、使い捨てることのできるジャンプスーツを着用させ、傷の有無を申告させ、ヒゲを剃ることを徹底させました。もちろん、傷があるものは捜査から外して危険の管理をしていました。