ジョンゲイシーは33人殺害の恐怖のピエロ!殺人鬼の壮絶な生い立ち

最期の食事となったのは、自身ともゆかりのあったKFCのチキンと、10本以上のエビフライ、フライドポテトとストロベリー、それに飲み物はダイエットコークでした。

食事後に薬物を注入されて死刑が行われました。しかし、7分程度で死に至るはずの処刑が、薬の不具合によって20分もの間苦しむことになり、最終的には死亡しました。

最期の言葉となったのは、どういう意味でいったのか「消え失せろ」と一言発したそうです。

ジョンゲイシーは画家としても有名!獄中の絵画が高値で取引

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たまに犯罪者の中で獄中で絵を描く者がいますが、その中でも特に有名な人物の一人です。ただ、皮肉なことに彼の絵はとてもマニアの間で人気があり、展覧会まで催されたこともあります。

なんと世界的に有名な俳優であるジョニー・デップまで、ジョンゲイシーの絵を持っていました。ジョニーはどんな目論見で彼の絵画を手に入れたのでしょうか。

ジョンゲイシーが獄中で描いた絵が連続殺人鬼マニアに人気!

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実は大半の絵は、犠牲者たちのご遺族の手によって燃やされました。しかし、皮肉なことに希少性が高くなったことで、マニアの間では現存する彼のの絵画はとても価値が高くなってしまいました。

ただ、これは燃やしていなくても、稀代のシリアルキラーの絵画だけあって、どちらにしてもそれなりに価値がついていたとも言えます。

ジョンゲイシーの絵の展覧会も開かれている

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なんと1980年代から絵画の展示は行われ、公の場では金銭的な営利目的ではなく、人の生活に喜びをもたらす目的で開いていると、堂々と言及していました。

こんなことを平気で言ってのける、彼の精神には恐怖を覚えざるをえません。

人のステータスや上っ面の言動だけでは、本当の人物像を掴むことは非常に困難だということを改めて実感させられます。

ジョンゲイシーの絵画所持者はジョニーデップなどの著名人も

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いろんな道化の役をこなしている俳優ですが、実はピエロ恐怖症を持っていました。アメリカでは、とても深刻な恐怖症の一つで、ジョニーもそれに悩まされている一人でした。

特にピエロのスマイルに対して恐怖を抱いていたようで、笑顔の側面には暗闇が潜んでいるといったような恐ろしさを感じていたようです。

そこで克服するためにジョンゲイシーの絵画を手に入れたそうです。現在では幸いにも、ピエロ恐怖症を克服したそうです。

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どうやら自身に娘ができた時点で、オーバーカムできたみたいです。娘がリアルな真のスマイルを提供してくれたと語っていました。

華やかな芸能の世界に身をおいているデップにとって、本当の笑顔とはなにかというのが見えなくなってしまっていたのかもしれませんね。

ジョンゲイシーがモデル?!ホラー作品「IT」とは

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殺人ピエロが題材になっている映画の代表的なものと言えば「IT」がありますが皆さんはご存知でしょうか。

実は「IT」に出てくる「ペニーワイズ」のモデルになっている人物は、キラークラウンと呼ばれた、恐るべきシリアルキラーであるジョンゲイシーに他なりません。

ジョンゲイシーをモデルとした長編小説「IT」

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(字幕版)

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殺人ピエロに対峙する子供たちの話が「IT」という作品の根幹なのですが、ジョンゲイジーの実際の事件とは違い、少年少女たちの友情シーンも見どころの一つとなっています。

「IT」はスティーブ・キング氏の作品のなかでもかなりの長編ものとなっています。いじめられっ子が集まってできたチーム「負け犬クラブ」を中心に物語が進みます。

このチームが子供の時と、大人の時代に二度「IT」と対決するというストーリーとなっています。

大人になってからは「IT」の呪いのせいで、メンバー全員が子供を有していません。そんな中「IT」の再襲来を恐れてメンバーの内ひとりが自殺をしてしまいます。

そして、再び残されたメンバーは「IT」に立ち向かうことを決意するといった形でストーリーが進みます。ご興味のある方は、是非「IT」をご覧になってみてはいかがでしょうか。

ジョンゲイシーがモデルのピエロ「ペニーワイズ」とは?

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「IT」の作中で殺人鬼として登場するペニーワイズですが、ジョンゲイシーと同じように子供たちを誘惑し、襲っていきます。

「IT」の設定では、ペニーワイズという存在は、子供たちにしか見えない存在です。これは、事なかれ主義のような大人には見えないということを示唆しているように「IT」の中では演出されています。

言い換えると、何か起こっても見て見ぬふりをしている大人たちを表現しているようにも見えます。

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ジョンゲイシーの件も連続殺人が行われているにも関わらず、地元の有力者ということもありなかなか捜査が進まないことにも遠からず似ているような展開とも言えます。

恐ろしい存在がいるにも関わらず、誰もその存在を押さえつけることができないという点では、両者は似たような位置づけにある怪物にも見えます。

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「IT」では、「負け犬クラブ」の面々が大人になってもペニーワイズが見えるという、展開が待っています。

どうやら「IT」では、子供を持っていない人々は大人になりきれていないという形で解釈されているようです。ただ、90年版の「IT」ではそのあたりはしっかりとした法則に則っているわけでないようです。

ジョンゲイシーが遺した言葉

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死の際以外にも、衝撃的なフレーズを残し世を後にしました。

みなさんはこの言葉を聞いて何を思うでしょうか。殺人鬼の心理や言動なんて理解したくないという方もいるとは思いますが、この言動には殺人鬼の心理や考え方がとても表れているようにも見えます。

ジョンゲイシーの言葉「ピエロになれば人殺しなんて簡単さ」

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多重人格を主張したアイディアも、ここから生み出されたのかもしれません。犯行を行う上でピエロになりきることによって、日常と非日常の心のコントロールを保っていたとも考えられます。

表の顔は評判の良い地元の名士、裏の顔はたくさんの死体と一緒に暮らす残酷なシリアルキラー、この二つのキャラクターを器用に共存させるにはピエロというスイッチが必要だったのかもしれません。

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また、ピエロになりきっている時が、自身の一番の安らぎとなっているとも発言しております。

ピエロに変身することは、しがらみとは関係ない、何にも囚われない世界を自己に作り出し、殺人を犯すことを容易にしていたとも言えます。

ジョンゲイシーから伺えるシリアルキラーの共通点

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殺人を連続して犯すものには、何らかの共通点のようなものが潜んでいるのでしょうか。

実際シリアルキラーにも多種多様なタイプがいますが、キラークラウンと同じように、主に快楽的な殺人者にクローズアップして迫っていきます。

ジョンゲイジーの半生から鑑みて、怪物になってしまった人間たちの原因にはどのような点があるか、ここでは4点に絞って考察していきます。

シリアルキラー共通点①親からの虐待

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特に連続殺人犯に見られる傾向の一つに小さい頃に親から虐待を受けていたケースは非常に多いです。虐待の種類は、物理的な攻撃、ネグレクトなどの精神的な攻撃などが多いです。

親からのシツケという名目の気まぐれで、理不尽な暴力を受けています。しかも、家族という小さいコミュニティの中で、逃れようのない暴力にたびたびさらされることによって精神が蝕まれていきます。

子供の場合ただ無視されただけでも、大きな発育不全が起こる可能性があるので、さらにひどい虐待を受けた場合の影響は計り知れないです。

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そして、このような環境が正常だと思い込むようにもなり、成人してからも周りと気持ちを共感しあうことができにくくなります。

虐待は社会への適応能力を奪い、成長し仕事に従事するようになっても続かいないケースも多いです。

ただ、中にはジョンゲイジーのように表向きは仕事でも成功を収めていて、見本のような人間になっているモンスターのような人間も存在します。

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