その時にトラックから漏れた青インクが直樹の死体に染み付いてしまったため、直樹は怨霊へと変貌した後に青鬼となってしまったという仮設が存在します。
Contents
青鬼の正体に関する考察⑥変化ウイルスを持った生物兵器?!
とある科学者がウィルス開発の研究をしていました。開発していたウィルスは「人を食べてウィルスを注入して感染させ青鬼という怪物へと変貌させる」というコンセプトのウィルス兵器です。
失敗続きでしたが、遂に青鬼のプロトタイプが完成しました。この青鬼は研究施設の館を守る役割をさせようとしていました。しかし、ウィルスには研究者自身を食べないとプログラムされていませんでした。
結果、研究者は青鬼に感染させられ、青鬼は館を守り続けているというものになりました。これが「青鬼ver6.23」より考察された「青鬼は変化ウィルスを持った生物兵器」説となります。
青鬼の正体は小説版だけ明かされている!
初代のリメイク版やナンバリング作品などの青鬼シリーズにおいて青鬼の正体は謎のまま終わるというパターンが常でした。
しかし、メディアミックスされた小説版の青鬼シリーズに限り、青鬼の正体が明かされます。
少女が病気のため遺伝子治療を施される
小説版の青鬼のあらすじはひろしを始めとした登場キャラが青鬼から逃走しつつジェイルハウスと呼ばれる館を探索するというもので、大まかな流れはゲーム版と同じですが、ところどころオリジナル要素が絡みます。
小説版の青鬼のオリジナル要素として青鬼の住んでいたジェイルハウスと呼ばれる洋館には、とある生物学者と娘が住んでいたという設定があります。
娘は病弱であったため、親である生物学者。は娘の病気を治療しようと彼女に遺伝子治療を試みます。
治療が失敗し青鬼となってしまった
しかし、生物学者が病弱な娘への思いから始めた遺伝子治療は最悪な形で失敗します。遺伝子治療により娘は死ぬことすらできない青鬼という怪物に変貌するという結果に終わりました。
小説版の青鬼の正体は元人間の少女であるという結論は出ました。しかし、小説版の青鬼は原作をリスペクトしているものの登場キャラの性格が違ったりするなどあくまで二次創作という立ち位置です。
小説版の青鬼の正体はゲーム版の青鬼とは全くの別物であると考えられます。そのため、ゲーム版の青鬼の正体は未だ謎に包まれてます。
青鬼の正体を知る?「先生」とは何者?
「青鬼ver1.0」から続いたリメイク版青鬼の続編である「青鬼2」ではひろし達が探索する舞台が洋館から廃校へと移ります。
「青鬼2」ではシリーズを通しての主人公であるひろし以外にも他のキャラを操作するシナリオがあります。その中で「青鬼2」の核心に迫るシナリオが「先生編」です。
青鬼2「先生編」に登場する人物
「青鬼2」の核心に迫る「先生編」にて操作キャラとなる先生とは舞台となる廃校にて登場する教師然とした女性キャラです。
舞台が学校であるならば「先生」というキャラが登場するのは当たり前かもしれません。しかし、舞台は廃校であり、ひろし達に学校の先生と名乗るのには不自然さを感じさせます。
先生は友人と青鬼に襲われた事がある
「青鬼2」にて先生は学生時代、「ニケちゃん」と呼ばれるねずみのようなペットを飼っていた女友達がおり、先生は彼女を含む友人グループと夜の学校へ探索したという過去があります。
その時、女友達の「ニケちゃん」がいなくなってしまい、先生達は探すことになりますが、その最中に青鬼に襲われたということが回想シーンで明らかになります。
先生は学校の内部を知り尽くしている
「青鬼2」において先生は舞台となる廃校の地下に至るまでの構造を知り尽くしていました。過去に廃校となる前の学校を探索していたからといわれればそれまでですが、先生は学校の認証コードすら知っていました。
青鬼になった友人のために生徒を誘いこむ?
「青鬼2」のエンディングにて先生は青鬼に対して「お腹空いたよね」「また来るから」などと語りかけており、何で自分だけ生き残ったのかと後悔の台詞を呟いていました。
そのことから先生の友人は元から学校に住み着いていた青鬼に教われて青鬼へと変貌してしまったことが分かります。
また、学校探索から唯一生き残った先生は噂を流して友人の食事となる子供達をおびき寄せていると推察が可能であり、以上の考察から先生が青鬼サイドであることは間違いありません。
しかし、「青鬼2」は青鬼の正体については謎に包まれたままであり、事件の全貌が語られないずに真相不明でゲームクリアとなります。
校長先生が黒幕?
「青鬼2」にて先生が操作キャラとして登場する「先生編」まででは学校に青鬼の銅像が飾られた祭壇があったことから先生は単なる手先で黒幕は校長ではないかと疑われてました。
しかし、「校長編」にて校長を操作していくと、校長は廃校になった学校を調べに来たところ青鬼に捕食されてしまうという結末を迎えたことから、彼は単なる被害者であったことが明らかになります。
更に、「校長編」では学生時代の先生が登場し、前の項目の台詞を青鬼に呟くため、現時点では「青鬼2」の黒幕は先生であるという仮説が強いです。
青鬼をプレイして正体を考察してみよう
青鬼は2008年後期よりフリーゲーム版がリリースされており、現在はリメイク版や続編がRPGツクール版だけでなくスマホアプリとしても配信されています。
ここでは今までリリースされてきた青鬼シリーズのゲームの概要を紹介します。
青鬼のインパクトが反響を読んだ初代
初代青鬼と呼ばれるフリーホラーゲーム「青鬼」シリーズ2008年後期以降、何度もバージョンアップされて配信されています。
ストーリーは青鬼が住み着いている洋館を探索して脱出するという点が全てのシリーズで共通しており、名前を変更することで違った遊びができます。
しかし、ギミックや登場する青鬼の種類が違っており、バージョンによっては別館が登場したり、全員が生存可能であるマルチエンディングが採用されています。
初代のステージはそのまま楽しめるリメイク版
フリーゲーム版以外でも青鬼をプレイできます。それがスマホアプリ版の青鬼です。スマホアプリ版の青鬼は初代青鬼の完全リメイク版であり、フリーゲーム版の操作性をそのままに青鬼を楽しめます。
難易度の選択や主人公のひろし以外を操作できるシナリオもあるほか、ネットワーク機能により世界中の相手とクリアタイムを競える機能も存在します。
舞台が学校に移動「青鬼2」
同じくスマホアプリ版である青鬼のナンバリング作品である「青鬼2」では探索する舞台は今までの洋館ではなく廃校になります。
「青鬼2」では主人公であるひろし以外にもたけし、卓郎、美香の視点でシナリオを進めることができ、それぞれのシナリオで青鬼の実体について迫ることができます。
更に、「先生編」「校長編」が存在しており、これらのシナリオは廃校の過去や黒幕の存在について詳しく知ることができます。
無人島での謎解き「青鬼3」
青鬼ナンバリングシリーズ第三弾となる「青鬼3」は無人島を舞台にした青鬼との追跡ゲームとなります。「青鬼3」は今までのシリーズと違い、広いマップでの探索となります。
更に無人島の各地に移動できる「地図機能」が存在するため、操作が大きく短縮されています。謎解きも炭鉱を中心とした広いフィールドの探索となるため、やり応えのあるゲームになりました。
ひたすら逃げるだけの「青鬼オンライン」
青鬼との追跡を楽しみたい人向けのゲームが「青鬼オンライン」です。このゲームのコンセプトは青鬼から逃げるというシンプルなものであり、謎解きは一切存在しません。
「青鬼オンライン」は100人同時プレイであり、最後の生き残りをかけたサバイバルゲームとなります。また、通常の青鬼を始め、フワッティなどの青鬼の亜種も登場します。
謎解きに特化した「ガチ怖」
青鬼からの逃走を重みにおいた「青鬼オンライン」と対を成す青鬼シリーズの謎解きに特化した作品が「ガチ怖」の第一弾になります。
「ガチ怖」はチャットノベル形式のゲーム画面となっており、謎解きには制限時間があるほか、選択を間違えると青鬼に殺されるというスリルのあるアドベンチャーゲームになっています。
青鬼の「ガチ怖」は全4章まであるためボリュームのあるシナリオを楽しめます。
ジュニアノベル版青鬼では誰も死なない?
青鬼のメディアミックスにはジュニアノベル版の青鬼シリーズが現在4巻まで発行されています。
ジュニアノベル版の青鬼にはひろし達4人のほかにオリジナルキャラクターが登場し、内容もホラーテイストを残しながら誰も殺されないマイルドなものとなっています。
青鬼の正体は元人間ではない?
ジュニアノベル版青鬼では、ひろし、たけし、卓郎、美香の4人がゲーム版や小説版とは違い、小学5年生となっており、そのメンバーの中に本作オリジナルキャラクターの犬のタケルが追加されます。
ジュニアノベル版の青鬼は人間には敵意を見せるものの、犬のタケルには異常な怯えを見せており、また、作品が進むと同じオリジナルキャラであるクロさんが青鬼の正体を仄めかします。
クロさんによれば、青鬼は人間にいじめられていたウサギに青鬼のウィルスが混じって青鬼になったと言い、タケル達を非難します。
青鬼ウィルスは人間以外にも作用する?
ジュニアノベル版青鬼の最新刊「青鬼ドクロ島からの脱出」では通常形態の青鬼以外にもシーマンを彷彿されるような魚型青鬼が登場します。
更に、小説の最後には青鬼はウィルス兵器であり、青鬼ウィルスによって世界を支配しようとする組織の存在が示唆されています。
青鬼は人為的なものによる災害であるという仮説がジュニアノベル版で成り立ちました。
映画版青鬼はゲームの世界での出来事だった?
青鬼は2014年にパニックホラーとして映画化されています。映画版青鬼にはひろし達のほかに小説版の登場人物であるシュンと杏奈が登場するため、ゲーム版と小説版をミックスさせたようなシナリオになっています。
映画版青鬼の中盤でシュンは杏奈に青鬼の住み着いたジェイルハウスは自分の作ったゲームにそっくりであると告げます。シュンのアドバイスどおり進んで杏奈はジェイルハウスを脱出できました。
脱出した杏奈はシュンと河川敷でゲームをしている場面で気がつき、夢オチのような結末を迎えます。
青鬼の正体は不明!わからないから面白い?!
青鬼の正体はゲーム版のナンバリング作品やバージョンアップ作品、小説版などのメディアミックスされた作品においてそれぞれ仄めかされているものは違い、正体はいまだ謎に包まれています。
しかし、青鬼はUMAのように正体を考察するのが一つの楽しみ方であるため、正体は明かされないほうが想像の余地があり面白いでしょう。
ホラー作品に関する記事はこちら
ホラーゲームの敵キャラの考察に関連する記事はこちら