「青鬼」シリーズにおいて青鬼の住み着いた洋館は無人であることにも関わらず、清潔に保たれています。
更に青鬼の初期バージョンではとあるアイテムを入手することで青鬼の動きが変わることから元は人間ではなかったかという考察があります。
青鬼の館が綺麗なのは掃除しているから?
主人公のひろし達が洋館を訪れた際、卓郎が「中は思ったより綺麗だな」と発言しており、洋館の探索を進めると生活観は薄いものの内部は清潔に保たれています。
更にゲーム版の主人公ひろしが図書館を初めて訪れた時、室内は机の上を除いて綺麗に片付いているほか、キッチンも一部の床に割れた皿が散らばっている以外ホコリ一つすらなく片付けられています。
以上のことから、青鬼は定期的に洋館を掃除しているということが分かります。以上から青鬼は元人間であったという説が挙げられます。
家族の写真を大切にしている
青鬼が元人間であったという仮説が有力なものであるという証拠は青鬼の初期バージョンにあります。
洋館を探索していると家族写真と思われる写真が入手でき、青鬼は写真が落ちていた場所を探す動作をします。
その後、写真を入手した主人公を追いかける動きがスピードアップします。このことから青鬼は病気などの何らかの原因で「青鬼」となってしまった元人間で家族思いの人物であったことが考察されています。
青鬼の正体に関する考察②青鬼は幻覚?
青鬼は主人公のひろし達が肝試しに忍び込んだ洋館に閉じ込められるところから始まり、青鬼化け物から逃げつつ、謎を解いて脱出を目指すというものが主な流れとなっています。
何の前触れもなく現れる「青鬼」という存在があまりにも不自然なため、青鬼はひろし達が見た幻覚ではないのかという仮説も存在します。
恐怖のあまり青鬼の幻覚を見ていた?
青鬼が主人公達が恐怖のあまり判断力を失って見た幻覚であるという仮説は「青鬼ver5.2」の登場キャラの誰一人犠牲にならないグッドエンディングによって考察されています。
このエンディングでは館に忍び込んだひろし達が誰一人青鬼に殺されていないというポイントが仮説として成り立たせています。
その場合、恐慌状態に陥った登場キャラの中でオカルトを全く信じていない主人公のひろしの精神力が強靭であったということが証明できます。
青鬼の正体に関する考察③妖怪の類である
作品中の青鬼の特徴は明らかにサイズの違う人間に擬態する、何の前触れもなく登場する、他の怪異と同化するなど人の理解を超えた存在として認知されています。
これらの青鬼の特徴はヴァンパイヤや座敷童子といった妖怪と一致しています。
サウスパーク編の意味深な台詞
青鬼のゲーム開始時に「サウスパーク」と入力するとサウスパーク風にキャラが変化した裏シナリオのサウスパーク編が始まります。シナリオ中、青鬼は以下の台詞を話します。
「キミ達は何なんだ なぜ現地の生物なんだ? 誰に頼まれた? キミ達には何にも迷惑かけてなかったのに とうとう僕一人になってしまった… 何言っても無視か それじゃバイバイだ」(引用:暇つぶし情報サイト)
この台詞で注目すべき点は「現地の生物」という言葉です。この言葉から青鬼は地球上には存在しない生物ではないかという見解があります。
実体を持つ生命体?
サウスパーク編の最後でひろしを追いかけてきた青鬼はサウスパークのゲストキャラのジンボにより射殺されてしまいます。このことから青鬼は実体のある生物であることが分かります。
更に、青鬼はたけしの捕食した後に言葉を話すようになり、ひろしを追跡している最中に「お前の脳も僕に食われるんだ!」という台詞を言うため、青鬼は人間の脳を捕食することで知性を得ているとも考察されています。
脳を捕食して知性を得る生き物は地球上で現在確認されていません。更に吸血鬼などの妖怪は銃によって絶命することもあるため、青鬼は地球外生命体及び妖怪の類であるという考察も立証できます。
青鬼の正体に関する考察④罪悪感の象徴であるという説
これまで青鬼は正体不明の怪物や超常現象、主人公達が見た幻覚として考察されており、作品中でも登場キャラは青鬼によって殺されるパターンのみ存在していました。
しかし、その仮説を覆す考察が「青鬼は妄想による罪悪感の象徴」というものです。