その結果、館にほぼ連行されたという事実が最後の引き金となり、妄想を肥大化させていじめっ子達を殺してしまったと考えられます。
罪悪感の象徴として青鬼が生まれた
館でいじめっ子達を殺してしまったヒロシとカズヤはまだ中学生であるため、当然罪悪感に苦しめられます。更にヒロシ達がいじめっ子に連れてこられた館は「青鬼」という化け物が住むと噂される場所でした。
この噂はヒロシとカズヤは精神の逃げ道にされ、その結果に罪悪感の象徴として「青鬼」という怪物が妄想から生み出さたという仮説につながります。
更に、青鬼を最初に発見した人物はいじめっ子グループ唯一の生き残りであるメグミであるため、彼女も2人の妄想に便乗することでヒロシとカズヤから身を守ったとも考えられます。
青鬼の正体に関する考察⑤リメイク版は直樹が正体?
初代青鬼である「青鬼ver1.0」は何度もリメイクされていますが、大まかな流れはほとんど変わらず、登場キャラも青鬼を除けばひろし、たけし、卓郎、美香の4人に絞られます。
しかし、4人以外にも直樹という登場キャラがおり、彼が青鬼ではないかという説が存在します。
ひろしが青鬼から直樹が出てくる夢を見ている
ひろしは銀髪に眼鏡をかけた理知的な顔つきの少年でオカルト類のものは一切信じていない青鬼シリーズ全般の主人公であり、直樹は黒髪黒目の普通の顔立ちの少年です。
どちらも「青鬼ver1.0」に似た人物が登場しますが、全くの別人であり、実質リメイク版の「青鬼ver3.0」が初登場となります。
2人が初登場となる「青鬼ver3.0」ではひろしが館のベッドで寝るというイベントが存在し、ひろしが起きると目の前に青鬼が現れますが中から直樹が現れて青鬼は彼の変装であると明かしたという夢を見ます。
小説版で直樹はトラックに轢かれてしまう
青鬼の小説版やその前日談であるマンガ版では直樹はキーキャラ及び主人公として登場し、性格も気の弱いいじめられっ子であると新しく追加されました。
小説版とマンガ版で直樹は卓郎とたけしに過激ないじめを受けていたことが明らかとなっています。
直樹は2人のいじめっ子にトラックの前を通れと命令されて、その結果トラックに惹かれて死亡するという悲惨な結末を迎えます。
トラックから漏れた青インクが直樹に染み付いた?
小説板及びマンガ版で直樹はたけしと卓郎のいじめの結果、トラックに轢かれて死亡します。その時、トラックも横転して青いインクが外に漏れます。
その時にトラックから漏れた青インクが直樹の死体に染み付いてしまったため、直樹は怨霊へと変貌した後に青鬼となってしまったという仮設が存在します。
青鬼の正体に関する考察⑥変化ウイルスを持った生物兵器?!
とある科学者がウィルス開発の研究をしていました。開発していたウィルスは「人を食べてウィルスを注入して感染させ青鬼という怪物へと変貌させる」というコンセプトのウィルス兵器です。
失敗続きでしたが、遂に青鬼のプロトタイプが完成しました。この青鬼は研究施設の館を守る役割をさせようとしていました。しかし、ウィルスには研究者自身を食べないとプログラムされていませんでした。
結果、研究者は青鬼に感染させられ、青鬼は館を守り続けているというものになりました。これが「青鬼ver6.23」より考察された「青鬼は変化ウィルスを持った生物兵器」説となります。
青鬼の正体は小説版だけ明かされている!
初代のリメイク版やナンバリング作品などの青鬼シリーズにおいて青鬼の正体は謎のまま終わるというパターンが常でした。
しかし、メディアミックスされた小説版の青鬼シリーズに限り、青鬼の正体が明かされます。
少女が病気のため遺伝子治療を施される
小説版の青鬼のあらすじはひろしを始めとした登場キャラが青鬼から逃走しつつジェイルハウスと呼ばれる館を探索するというもので、大まかな流れはゲーム版と同じですが、ところどころオリジナル要素が絡みます。
小説版の青鬼のオリジナル要素として青鬼の住んでいたジェイルハウスと呼ばれる洋館には、とある生物学者と娘が住んでいたという設定があります。
娘は病弱であったため、親である生物学者。は娘の病気を治療しようと彼女に遺伝子治療を試みます。