1尾1万円超えのひと味違う高級魚「シマアジ」の生態やレシピをチェックしよう

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これまでは、シマアジの釣り方や特徴、及びシマアジの調理法等について触れてきましたが、ここからはシマアジがどういった魚なのか、どういった習性があるのかといったシマアジの生態についてご紹介していきます。

シマアジの習性

シマアジは群れで海中を遊泳する魚です。食性は肉食性で、遊泳中に捕食することはもちろんのこと、口で海底の砂を掘り、甲殻類や小魚を吸い込んで食べています。ただ消化器官が短いので、一度に大量の餌は食べられず、少しずつ餌を食べる修正があります。

シマアジの生息域

ほぼ全世界の海域に生息しており、日本では日本海側では新潟県より南に、太平洋側では岩手県より南に主に生息しており、水深200mより浅い海域に生息しています。ただ、東部太平洋や赤道付近の海域には生息していません。

シマアジの産卵

シマアジの繁殖期は冬で、12月~3月に産卵します。メスが卵を産んだところに、オスが精子をかけて受精させる体外受精方式で、分離浮遊卵です。尚、孵化してから3~4年ほどで2~3kgにまで成長すると言われています。

市場で出回っているほとんどが養殖されたシマアジ

天然のシマアジがとても希少なことから、養殖業が盛んに行われるようになりました。平成27年度の養殖による漁獲量は年間3352tで、そのうちの約1/3に当たる1377tは愛媛県で捕れたものです。(次いで熊本、大分、長崎)。市場で出回っているほとんどのシマアジが、この養殖によるものです。ちなみに最近では、生育が不十分な成魚を捕獲し、蓄養する「半養殖」という手法も取られてきており、近年市場に出回っているシマアジの99%は、この半養殖のものか、養殖物で占められていると言われています。

シマアジは水族館でも人気者

シマアジは釣りや食材として根強い人気がありますが、その流線型の体や綺麗な黄色いラインが特徴の外見も人気があり、様々な水族館で展示されている魚でもあります。意外と泳いでいる姿を見たことがある人は少ないと思いますので、是非一度、シマアジ目当てに水族館に足を運んでみるのも面白いのではないでしょうか。

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