二口女は本当に存在したのか?
人間の理解を超える怪奇現象や不可思議な存在のことを、昔は妖怪や妖の仕業としてきました。
後頭部に口があるという恐ろしい見た目の二口女は、果たして存在したのでしょうか?
『絵本百物語』の著者・桃山人の創作話の可能性
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下総国の話として、絵本百物語に描かれています。
しかし実際に同地には伝承されておらず、絵本百物語の著者、桃山人(桃花山人)によって創作された話であると言われています。
二口女は昔の人の言い伝えの可能性も
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実在してた人物がいたのかは定かではありません。
しかし道に外れた行いをして妖怪となってしまった後妻や、「食わず女房」の男のように、欲深く他人にケチであると恐ろしい妖怪が嫁いできたりと、自分の行いは返ってくるという戒めが込められているのでしょう。
二口女は危険な妖怪なのか?
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ここまでで二口女とは、後頭部にある大きな口から、食べ物を摂取することがわかりました。
果たして害のある妖怪なのでしょうか?
『絵本百物語』の二口女は人道を解いている?
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人を食べるわけでもなく、人に危害は加えないとされるので危険性が少ない妖怪と言えます。
しかし人の食事を盗み食いするため迷惑な妖怪とは言えそうです。
『食わず女房』の二口女は危険である可能性も
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しかし、食わず女房で出てくる二口女は、山姥や蜘蛛が化けた妖怪とされ、自分の住処に夫を連れ去っています。
この場合においては、危険な妖怪だったと言わざるを得ないでしょう。
二口女の人形が怪しい少年少女博物館に存在している?
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見た目が恐ろしい二口女の人形が、日本のある場所に存在しており、飾られているそうです。
それはいったいどこなのでしょうか?
静岡県にあるレトロテーマパーク・怪しい少年少女博物館
それは、静岡県にある「怪しい少年少女博物館」です。
ここには明治~昭和までの日本人のファッションやレトロなおもちゃ、怪奇な妖怪の像などが飾ってあります。
怪しい少年少女博物館にあるお化け屋敷に二口女の人形が
表の顔は普通なのですが、後ろには大きく開いた口が特徴的な二口女の人形がここには飾ってあります。
建物の奥にあるお化け屋敷にありますので、足を運んだ方は探してみてはいかがでしょうか?
二口女が登場する作品を紹介!
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二口女は、さまざまな映像作品に出演しています。その一部をご紹介します。
二口女が登場する作品①『GANTZ』
人間に化けた星人との戦闘を描いたGANTZにも二口女が登場しています。
筋肉質な色男である「桑原和男」は、セックス依存症で、「女」であれば星人でも見境なくレイプするド変態です。
妖怪ぬらりひょんが女体変化した二口女もその餌食になってしまいます。
二口女が登場する作品②『ゲゲゲの鬼太郎』
妖怪城に住む妖怪の一人として、ゲゲゲの鬼太郎にも二口女は登場します。
後頭部に巨大な口を持った二口女は、蛇になっている髪を使い、獲物を捕らえ食べてしまいます。
二百メートルも伸びるその髪に、鬼太郎も捕らえられてしまいますが、口に胡椒を撒きます。
二口女が怯んだところで、鬼太郎が城から投げ落とし、墜落死するのです。
アニメのシーズンによっては、砂かけ婆に砂を撒かれ視界がきかなくて転落したり、転落後の生きてたりと変更されています。