「小賢しい」を英語で伝えたいときはどのように表現すればいいのでしょうか。英語圏でも「小賢しい」タイプの人はもちろんいますし、形容する英語も沢山あります。
では、似たような意味を持つ英語の中からいくつかの単語を紹介してみたいと思います。
小賢しいを英語で言うと「impertinent」「shrewd」
英語で「小賢しい」という意味を伝えたいときは「impertinent」「shrewd」という英語で表現することが可能です。
英語の「impertinent」は「出しゃばっていて生意気」という意味で、英語の「shrewd」は「抜け目ない、狡猾な」という意味を示します。
ちなみに山口百恵のアルバム曲に「シュルード・フェロー」という曲があり、英語で書くと「Shrewd Fellow」で「抜け目がない人」という意味になります。
他にも「smart」「wise」「sharp」なども
英語の「smart」は「賢明、高性能、洗練された」という褒め言葉としての意味でもよく使われますが、「(人の言動が)生意気、こしゃく」という意味も併せのが特徴的です。
英語の「smart」は日本語のカタカナで「スマート」と書いて使うことも多くみられます。
英語の「wise」はsmartと同様に「賢明、思慮深い」という褒め言葉の意味でも使われますが、「偉ぶった、思いあがった」といった意味も持っています。
英語の「sharp」は「鋭い、激しい、利口、聡明」と幅広い意味を持っていますが、「抜け目のない、狡猾な、ずるい」といった意味でも使われます。
英語の「sharp」は日本語でも企業名に使われたり、「シャープ」とカタカナ語でも使いますね。
英語は一つの単語がプラスからマイナスまで幅広い意味を持つことがよくあります。そのため、文脈でどのような意味で使われているのか判断する必要があります。
褒め言葉と思ったら実は皮肉を言われていた、何てことは英語の会話ではよくあります。
「小賢しい人」の特徴は?どんな人が小賢しい人なの?
この記事を読んでいて、ついつい思い浮かべてしまった人はいませんでしたか。性格的な特徴や言動などから、どんなタイプの人が小賢しいと言われてしまうのか詳しくみていきましょう。
小賢しい人の性格的な特徴とは?
性格的にはどういう特徴を持っているのか一つずつみていきましょう。あなたの身近にも特徴が当てはまる人がいるかもしれません。
頭の回転が速い
物事を先まで見通して考えることができる点が特徴の一つです。賢いという文字が示す通り、頭の回転速度が速く、自分に有利な展開に物事を運ぶ思考力に優れています。
こういった思考力を別の方面に使えば人の気も害さずに済むのかもしれません。
損得勘定で判断する
何より自分に利益があることを重視するのが小賢しい人の特徴です。そのため、周囲や全体のためになることよりも、自分にとっていかに有利か損をしないかという点を大切にします。
こういった考え方は合理的と言える一方、時として自己中心的にみえてしまいます。特に、日本では自己中心的な行動は時として批判の対象になってしまいます。
肩書で人を判断する
人を肩書で判断するのも特徴の一つです。小賢しい人は肩書が持つパワーを好むのです。例えば、相手が上司であれば媚を売ったり、手伝いを申し出たりします。
肩書は人をみる一つの基準にはなりますが、肩書よりその人の内面や言動に重きを置く人が多いため、肩書基準でみることは周りから浮いてしまう原因となるのです。
嘘つき・知ったかぶる
自分の目的のためであれば、嘘をつくことも厭わないという特徴があります。また、頭の回転が速いので、すぐに見破られるような嘘はつきません。
また、話の要点を押さえることがうまいので、知らないことでも知っているかのように話すことも上手です。
見栄っ張り・プライドが高い・自意識過剰
とにかく自分が優れていると認められたい特徴があります。そのため、見栄をはることもしばしばあります。
また、プライドが高いので、相手より自分が優れていることをアピールしたがります。それが見栄や嘘にも繋がってきます。
また、自意識が強い傾向が認められます。人からどう見られているのかがとにかく気になるのです。そのため自然体とは無縁で、とにかく自分をつくろいます。