現在は犬が象皮病の恐れ!
象皮病の素になる「フィラリア」は現在犬を脅かす存在になっています。
人寄生性のフィラリアは居なくなりましたが、イヌ寄生性のフィラリアはまだまだ猛威を奮っているようです。ペットで犬を飼われている人にはかなり深刻な状況です。
そして何より、フィラリアに感染した犬から人に感染することもあるようです。この場合は象皮病には至らないそうですが、不安になりますよね。
予防接種で防ぐ
もちろん、犬を飼う上でこの病気の存在を知らない人はいないくらいで、予防接種を受けるように教えられます。
また、一回ではなく、予防が必要な時期や投薬開始前に必ず血液検査をする必要性を教えてくれる病院もあるようです。
血液検査をしてから予防接種!
予防接種する前に血液検査をしないとどういうことが起きるのか気になります。
すでにフィラリア症にかかっている状態で予防接種を受けてしまうと、予防接種によって死んだ成虫が原因となり血流が悪くなる、血流を止めてしまうこともあり死亡する原因にもなりかねません。
大丈夫と思っても、血液検査をしてから投薬に望みましょう。
治療薬発見しノーベル賞受賞
寄生虫の治療薬として実用化された「イベルメクチン」を完成するのに必要な新種の菌を発見し、貢献したとしてノーベル小を受賞した人が日本にいます。
しかも、見つけたのは青森県伊東市内のゴルフ場だったそうです。
ノーベル賞を受賞したのは大村智さん
輝かしいノーベル賞を2015年に受賞したのは、大村智(おおむらさとし)さんです。現在84歳、受賞した時は、80歳でした。
微生物が生産する天然有機化合物の研究を45年にも渡って続けて約500種類の新規化合物を発見しています。
世界で年間3億人失明から救う
「イベルメクチン」は象皮病にも効果が得られたことが分かっており、その中でも「オンコセルカ症」の効果が注目を浴びました。
別名、河川盲目症とも呼ばれアフリカではブユに刺されることで微生物が目などに侵入し、失明の危険があると深刻な問題になっていました。
そこに「イベルメクチン」が効果を発揮し年間数万人が失明する危険から解放することに成功したのです。
象皮病は身体の一部が肥大化する病気!むくみなどがあれば病院へ
様々な症例とともに、感染経路や、現在の危険性などについて説明しました。現在の日本ではほぼなくても、いつ他の国から運ばれてくるか分かりません。
症状が陰茎部分だと病院に行くのも躊躇していしまいますが、早めの診断と治療で大きく変わってきます。事故や怪我でなる場合もあるため、少しでも以上を感じた時は病院へ受診に行きましょう!