りんぴょうとうしゃには種類がある!
古くに伝わった護身法であるりんぴょうとうしゃは、時代と共に様々な派生が生まれました。また西洋に伝わった際には、護身法よりもおまじないとしてその効果が広められていたようです。
ここでは九字を使用したりんぴょうとうしゃの種類についてご紹介させていただきたいと思います。
早九字護身法
右手一本で行えるりんぴょうとうしゃを使用した護身術として、緊急時に有効である九字切りです。右手は人差し指と中指を揃えて立てて空を切っていきます。
一字唱えるごとに横に5本、縦に4本、空を切ります。その後、呪文を唱えてますが、呪文を唱えないと儀式を途中でやめてしまうことになってしまうのです。
切紙九字護身法
九字それぞれに対応する印を結ぶ方法で、空を切るよりも複雑故に効果が高いとされています。
臨兵闘者皆陣列在前それぞれ1文字ずつに対応する印を結び、その後に呪文を唱えてりんぴょうとうしゃを行う護身方です。
アニメなどに出てくる方法はこちらのやり方の方が多く、広く知れ渡っているのもこちらのやり方です。
印には1つ1つ意味合いがあり、印を通して神様へ意思疎通を行っています。正しい印を結ばないと、神様へも思いは伝わらないのです。
りんぴょうとうしゃの印の結び方
印には精神を統一させる意図があり、現代でもリラックスができると、個人的に行っている方もいらっしゃるようです。
こちらでは、りんぴょうとうしゃに使用する印の結び方についてご紹介させていただきたいと思います。
難しい手の形から簡単に行える印まで様々に存在し、一度かじると興味がわいて他の印も調べてしまうかもしれません。
特に人気の忍者アニメなども最近では増えてきており、子供達の方が印について詳しいという事が発生しています。
アニメなどを見る年ごろのお子さんがいらっしゃる方は、家庭の会話のネタに印をお子さんと一緒に練習したりといった楽しみ方も可能かもしれません。
りんぴょうとうしゃの印:前編
印の手の形をご紹介させていただきます。ややこしい手の形もあるため、イラストなどを参考に練習してみてはいかがでしょうか。
臨では、左右の手を組んで、前方方向に人差し指を立てて揃えます。兵では、左右の人差し指を揃えて立て、中指を絡ませます。
闘では、中指と人差し指を絡ませて握り、薬指と小指2本を立て合わせます。者では、中指と薬指を交互に絡ませて内側に折り、人差し指は立てて揃えます。
りんぴょうとうしゃの印:後編
皆では、右手親指を外側にし全ての指を絡ませて握ります。陣では、左右の指を組み合わせて指を手の平の内側に握りこみ、左の親指を内に入れて握り込みます。
裂の形はニンニンと子供ながらに遊び、知っている方も多いのではないでしょうか、左手人差し指を立て右手で握り、右手の親指は内へ入れておきます。
在では、左右の手を開き、親指と人差し指を触れさせて、三角を作ります。前では、左手の握りこぶしを右手のひらの上に乗せて右手で握ります。
練習を行う際には、呪文は声に出さないようにしましょう。間違えて作動してしまう事がないように、印の練習は無言で手を使ってだけで行う事をお薦めします。