結び方は泥棒結び(シーフノット)にすると結び目がきれいに見えます。図の通り、両端の紐(赤)は編んだ本体(青)に対してこのように通してください。すべて結び終わってから両端の紐を通した方が適度な長さに調節できます。編み終わったら両端もくくり完成です。
つるす部分の強度が心配であれば動画のようにリングを使って編むことで使用の幅が広がります。
応用編
こちらの動画ではイスとしてや犬が使えるサイズのハンモックを100均の材料で作っています。人が寝られるサイズとなると作業スペースがかなり必要になってきますが、自分好みのカラーリングで編み込むことができるためオリジナリティあふれるハンモックを作ることができます。こちらの編み方であれば多少細めのロープでの作成が可能です。
布タイプのハンモックの作り方
ロープの編み込みが難しいという方はこちらの布タイプでの作成がおすすめです。今回は屋内用でコットン素材や、厚手のタオル地、カーテン素材を使った作り方を説明します。
布タイプのハンモックの材料
①お好みの布
お好みの丈夫な布を最低でも2m×1mのものを2枚、二枚重ねになるように使います。作りたい大きさに合わせて布を用意してください。布を重ねて作るため、裏表違うデザインの生地を使ってもおしゃれです。
②ロープ
続いて木やハンモックスタンドへ固定するためのロープ、太めのものであれば大体2.5m程度のものを1本か2本、細めのものであれば長さは同様に2.5mのものを準備し、6本程度使います。
後者を利用するのであれば、パラコードと呼ばれるロープがおすすめです。ロープは作りたいデザインやカラーリングに合わせて選んでください。完成したハンモックを実際に使う時、ロープをそのまま括り付けて使用も可能ですが、木やスタンドに固定しやすいように登山などで使うカラビナを2つ用意しておくととても便利です。
ハンモックの縫い方
基本的にミシンでの作業がおすすめです。ミシンを使うのが難しい場合、手縫いでもできないことはないですがかなり時間を要します。手縫いのときはかなり頑丈に縫い付けてください。
まず寝床部分の布は表面が内側にくるように周りをぐるっと縫い付けます。このとき裏返すための穴まで縫い付けないよう気を付けてください。布を裏返し、表面を外側にもってきたら紐を通す穴を作っていきます。
両端をそれぞれ10cm幅の紐通しになるように折り曲げ縫っていきます。布へ一番負担がかかる場所になるため、少なくとも3回は縫い付けていきます。紐通しができたらロープを通してギュッと絞って結んだら完成です!
ハンモックの取り付け方
実際に完成したハンモックの取り付け方を紹介していきます。樹木に括り付ける場合、ハンモックを木に括り付けて使用しても問題ないか事前にキャンプ場などの管理担当へ確認しておくとトラブルを未然に防ぎアウトドアが楽しめます!
木に括り付ける
頑丈な木と木の間隔が3mぐらいの場所を選んでください。実際に括り付けるときは木の幹に傷がつかないように布やタオルなどを巻きましょう。実際に括り付ける位置は地上から大体150cmの高さがベストです。
実際の括り付け方はこちらの動画を参考にしてください。上手く結び目が固定できない場合はS字フックやカラビナを用意しておくと簡単です。
自立式ハンモックスタンド
ハンモックを作っていざ使おうにも括り付けられる場所や物がない!という方もご安心ください。ハンモックをどこでも使えるようにスタンドだけ準備することもできます。自立式のスタンドであれば屋内外問わず使用することができます。折りたたみ式のものもあるので収納や持ち運びに困りません。
ハンモックスタンドの作り方
先ほど紹介したハンモックスタンドを買ってしまうのもいいですが、ここまできたらスタンドも自作して自分好みのハンモックを楽しみましょう。今回紹介するのはアウトドア用のスタンドになります。片側だけ作れば、木が一本しかないシチュエーションでもハンモックを使うことができます。
材料
今回は木材を利用します。スタンドの片側を作る分の材料になるため、両側分作りたい方は材料が倍必要になります。木材は4cm×3cm×150cmの大きさのものを2本用意します。木材のカットや固定するためのボルトをはめる穴の加工はホームセンターで購入時に店員さんにやってもらいましょう。木材を長持ちするべくニスなどの加工料も忘れずに用意してください。続いて金具の紹介です。
マルカンボルト
固定にはまず、マルカンボルトと呼ばれるものを利用します。こちらは色々な大きさがあり、大体長さ8cm、太さ1cmのものを利用します。
アイナット
マルカンボルトを固定するためのアイナットです。こちらも色々な大きさがありますが、上記のマルカンボルトのネジ部分と同じ穴のサイズのものを選んでください。
座金
最後に座金です。先ほどのボルトとナットを締め付ける時に、そのまま穴に刺すのではなく座金を挟むことで固定具と木材のなじみがよくなったり、ナットのゆるみ防止のために利用します、こちらはボルト側とナット側と真ん中に挟む要の3つ用意します。
組み立て方
組み立て方はとても簡単です。日本の木材を穴が重なる様にV字にし、ボルト・座金・木材・座金・ナットという順番になる様に固定するだけです!
設置方法はこちらの動画を参考にしてください。間隔としては、スタンドの高さに対して二倍の距離をとると丁度良いです。
ご自宅でよくDIYされる方でしたらこのように細かくパーツを削ったりしてより良いスタンドを研究するももいかがでしょうか?
自分好みのハンモックでくつろごう
自作でハンモックを作るとなると時間と労力がかなりかかってしまいます。しかし、これこそDIYの醍醐味ではないでしょうか。自分好みのハンモックで気持ちのいい休日をすごせるよう、皆さんもぜひチャレンジしてみてください!