ワインド釣法って？釣れる魚とコツをご紹介

ワインド釣法ってどんな釣り方？

ワインド釣法とは、専用ジグヘッドとワームを使って、ロッドをシャクりながらダートさせる釣法です。「ワインド」とは「うねり」や「曲がり」という意味で、上下左右にダートさせる独特なアクションになりますが、大きく弧を描き活性が低い魚も狙いやすいという特徴があります。

ワインド釣法は、元々はシーバスを釣るために開発されましたが、タチウオをはじめとする横からの食い付きがある魚に特に効果が高いとして注目されおり、慣れれば初心者でも様々な魚を釣り上げることができます。

ワインド釣法専用のジグヘッドと、対応したワームを組み合わせたものになります。ダートのアクションをしやすいように、ジグヘッドはフックが付いたものを使い、ワームはステックタイプ・ビームタイプ・シャッドタイプのものがあります。

重さや形状は様々なものがあり、アタックしたい魚やシチュエーションによって組み合わせを変えていきます。夜間でも使いやすいように蛍光をあしらったものもあるので、まずは自分の釣りのスタイルや環境に合った組み合わせからチャレンジしてみましょう。

元々シーバスを釣るためのワインド釣法だけあって、昼夜、サイズ問わず対応できます。特に日中はワインド釣法で釣りやすく、夜間でも蛍光の仕掛けであれば釣りやすくなるので、初心者のターゲットとしてオススメです。

ワインド釣法で釣りたい魚の人気ナンバー1と言っても過言ではないのが、このタチウオ。鋭い歯が特徴で、美味なことでも知られます。こちらもまた、ワインド釣法初心者の方にはオススメなターゲットです。

防波堤やサーフから狙いやすい、若干テクニックが必要なターゲットです。ワインド釣法で攻略するときは激しくシャクるのではなく、海底からあまり仕掛けが離れないように這うようなアクションを意識しましょう。

サバ、ワラサをはじめとする青物にも、ワインド釣法は有効です。素早い小型のものから大型のものまで、幅広く対応できます。ハイテンポ・ローテンポを繰り返し、不規則な動きでターゲットを誘い出してみましょう。

必須ではないものの、アシストフックをつけることを非常にオススメします。特にタチウオは横からの食い付きが強いため針が外れやすく、確実さを上げるために用意しておきましょう。できれば、ダブルフックのものの方がオススメです。

ワインド釣法が近年注目されてきたこともあり、各メーカーがワインド釣法専用のアイテムを数多く出し始めています。では、ワインド釣法に適した釣り具とはどのようなものか、以下で一つずつご紹介していきます。

ワームは、腹面が平らになっていて、背面に丸みがあるものをオススメします。ハリが強い「オンスタックル」のマナティーシリーズがワインド釣法には好相性です。ツートンやパールのカラーであれば、夜間も使用しやすいです。

また、同じオンスタックルのものからは、ワインドシャッドもオススメ。シャッドタイプになっているので、マナティーシリーズとセットで持っておき、環境により使い分けていくのがいいでしょう。

ジグヘッドは、できるだけワインド釣法専用のものを使うようにしましょう。オススメのワームと同じメーカーですが、重さやカラーも豊富な「オンスタックル」のZZヘッドが特にオススメです。通常のジグヘッドと異なり三角形の形状で、ワームキーパーとフックの位置がそれぞれ別に配置されています。

ワインド釣法は長時間に渡ってシャクりをするので、ハリがありダートしやすいロッドがオススメです。また、グリップが長めで手首への負担が少ないものが良いでしょう。

「メジャークラフト」のソルパラやクロステージにもワインド釣法用のモデルが販売されており、価格も安めのものが多いので、ワインド釣法の初めてのロッドに向いています。

リールは、2000～3000番のものを使いましょう。特にオススメなのは、「シマノ」のナスキーの2500番のリールです。初心者には若干高めかもしれませんが、ワインドについていける性能がある、しっかりしたものでないとリールの寿命が短くなってしまいます。