デュクシとは?意味や元ネタ、使い方を紹介!話題の小学校あるある動画も

デュクシとは殴打などの攻撃時の効果音を表したもので、とんねるずの木梨憲武が頻繁に口にしたことで普及したといわれています。また格闘ゲームの打撃効果音が「デュクシ」と聞こえたことから広まったという説も。今回は意味や元ネタ、使い方や話題の小学校あるある動画など紹介。

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デュクシの意味は?打撃効果音として表す不思議な言葉

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「デュクシ!デュクシ!」どこかで聞いたことはありませんか?子供の頃、友達同士でじゃれ合う際に、このデュクシを連発するお友達が周りにいたという方は多いのではないでしょうか。

はたまた、自分がよくデュクシと言っていた!と心当たりのある方もいるかもしれません。この「デュクシ」、ふざけて相手を軽く攻撃する際に、使われる言葉で、子供たちの間で流行りました。

デュクシの語源とは?ネットで囁かれる3つの説を紹介!

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それにしても、デュクシって不思議な響きですよね。日本語には様々な擬態語がありますが、そのうちの一つと言っていいのではないでしょうか。

一体どこからやってきたのか、元ネタとなったと言われる説がありますので、それをご紹介いたします。

デュクシの語源①:お笑いコンビ“とんねるず”の木梨憲武による説

お笑い芸人“とんねるず”の冠バラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ)を見たことはありますか?この番組、1988年から放送されており、当時は「とんねるずのみなさんのおかげです」

という番組名でした。その中の企画で木梨憲武さんが「仮面ノリダー」という戦隊ヒーロー物のドラマを担当していました。1990年まで連続放送され、その後は1997年までにスペシャル版が放送されました。

戦隊ヒーロードラマなので、木梨憲武さんが仮面ノリダーとなり格闘するシーンがあり、そこで木梨憲武さんの攻撃時にデュクシの元ネタとなる効果音が登場しました。

デュクシの語源②:格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」説

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「ストリートファイターⅡ」はカプコンが1991年に稼働した対戦型格闘ゲームです。ゲームセンターにアーケードゲームとして設置されたことや、1990年代の家庭用ゲーム機の普及で爆発的人気を博しました。

また近頃はプロゲーマーと呼ばれる上級プレイヤー達も現れ、様々なゲームの世界大会が開催されています。ストリートファイターⅡの続編である「ストリートファイターV」の世界大会も開かれており、

世界各国から参加者が集まっています。ストリートファイターⅡ時代からゲーム人口の多い人気ゲームです。

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そんな人気ゲーム「ストリートファイターⅡ」中に、元ネタとなる音が登場しています。対戦相手と戦う際、パンチやキックなどの攻撃を繰り出すとストリートファイターⅡでは攻撃に合わせ効果音が出ます。

そのストリートファイターⅡでの攻撃がデュクシに聞こえます。ストリートファイターⅡは繰り出す攻撃数が多いゲームですので、連続でデュクシを聞くことが多く、頭に残りますよね。

デュクシの語源③:アニメ『ドラゴンボール』の効果音説

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大人気アニメ「ドラゴンボール」にも戦闘シーンがありますよね。ドラゴンボールは1986年にアニメが始まりました。1989年まで放送され、その後も続編のドラゴンボールZが1996年まで放送されました。

アニメの〈サイヤ人編〉からは戦闘シーンの効果音が激しくなり、元ネタとなる様々な効果音が使われます。消える時にヒュンヒュンなどという効果音、爆発時にはドカーンという効果音、

殴打にドカッ・バキッという効果音等が使用され、そのうちの一つに、元ネタとなるデュクシがありました。

デュクシが使われるようになった経緯とは?

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デュクシには3つほど元ネタがあることが分かりましたが、一体その元ネタたちはどのようにして全国的に多くの人に知られるようになったのでしょうか。

木梨憲武が頻繁に口にしたことから普及した?

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先ほどの元ネタでご紹介した、木梨憲武さん主演「仮面ノリダー」の戦闘シーン中に、デュクシが使用されたという木梨憲武説ですが、この視聴率の高い番組のおかげでデュクシが一気に認知され、

当時番組を見ていた視聴者が木梨憲武の真似し始め、そしてデュクシは広く普及したのではないかと思われます。

当時の娯楽はテレビが主流だった為、木梨憲武さんが出演する番組など同じテレビを見ている人も多く、笑える世間話として盛り上がることが多かったのでしょう。

2ちゃんねるで「デュクシ」と「オウフ」が広まった?

影響力のあるツールとして、2000年代あたりからインターネットが普及し始めましたね。中でも匿名掲示板は身元を隠して様々な情報を得たり発信することができるという点で、この頃から市民権を得ました。

その一つ、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)では、ネットスラングと呼ばれる様々な言葉が誕生し、その中でデュクシが使用されました。ここでのデュクシは単体ではなく「オウフ」等と共に広がりました。

「オウフ」は何か質問を受けたときにオタクがつい発してしまう言葉、というネットスラングで、2008年頃に広がりました。「デュフフ」や「コポォ」も同じ意味として使われます。

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単語だけでは中々使い方がよくわからないですよね。以下に使用例を挙げましたので参考にしてみてください。デュクシはこのようにネットスラングとしても使用され、広がりをみせました。

肩がぶつかった時

Fラン
男A「あ?おいコラ。どこ見てあるいてんだよ」
男B「なんだと?てめぇだろ。ぶち殺すぞ」

東大
男A「デュクシwwwフヒwwすいませんww」
男B「オウフww大丈夫ww大丈夫ですww」

(引用:5ちゃんねる)

またネットスラングに興味のある方はこちらの記事もどうぞ

デュクシには顔文字も?Twitterでも話題に

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そして多くの人に知られるようになったデュクシは顔文字も作られました。今ではスマホのキーボードでデュクシと入力すると、デュクシの顔文字が候補に挙がるようですよ。

(,, ՞ਊ ՞)=☞)՞ਊ ՞)デュクシ

(引用:顔文字屋)

またTwitterの顔文字マシーンが作ったものもあります。デュクシが友達同士の遊びの場で流行った当時のように、今ではSNS上で多くの人に使われています。

時代が変わり、コミュニケーションの場がSNS上になっても、デュクシは友達同士でふざけあう言葉として多くの人に使われているのですね。

語感が良いことから小学生の間でも流行?

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小学生くらいの年代の子供たちは、語感や語呂がいい言葉を好むことが多いですよね。また、まだ語彙が少ないこともあり、自分の知らない言葉をなんとか表現しようと擬態語・擬声語をよく使います。

それらの条件に、デュクシはぴったりとあてはまる効果音なのです。言葉の響きというものは、今までの経験やイメージと深く関係している為、擬態語や擬声語も一音一音イメージに合ったものが取り入れられています。

「デュ」は強さ・重さ、「ク」は硬さ・鋭さ、「シ」はスピード感・爽快感などをそれぞれ連想させますので、デュクシは彼らにとって、攻撃する時の効果音イメージにぴったりの言葉だったのです。

デュクシの使い方を紹介!日常でも使える?

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デュクシの元ネタや広がりについて分かってきたところで、実際に日常でも使われている例を見てみましょう。一度はまったらデュクシから抜けられなくなるかもしれません。

デュクシの使い方①敵を攻撃するとき

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元ネタの木梨憲武説、ストリートファイターⅡ説、ドラゴンボール説に出てきたように、攻撃する際に使うのが代表的な使い方です。

主に殴る攻撃の時に使われますが、それ以外の蹴る攻撃、切り付ける攻撃の時などにも使用可能です。とにかく勢いのある攻撃に使えます。

デュクシの使い方②楽しく殴りあうとき

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日常で使うとなるとこちらの使い方のほうが多くなるかもしれませんね。ストリートファイターⅡなどのゲームやアニメのように本気で闘う場面でなくても、仲の良いふざけあえる関係で楽しく殴り合うときに使用します。

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