キッチンドランカーとは?原因・症状・予防法まとめ!チェックリストも

このような禁断症状のストレスを専門機関に相談しないまま一人で抱えているとリバウンドで余計に飲んでしまうことがあります。

セルフチェック④飲んでいる時や飲んだ後の記憶はあるか

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飲酒中や飲酒後に、記憶を失うことをブラックアウトと言います。例えば「お酒を飲んだ後、片付けをしたか覚えていない」や「どうやって寝室に行ったか記憶にない」はブラックアウトです。

この状態は、血中アルコール濃度が0.15%を超えると起きると言われています。ビールなら中瓶5本程度、日本酒なら4合程度の飲酒量に相当し、これは適量飲酒の4倍にあたります。

たまに羽目を外すのとは違い、度々お酒で記憶がなくなるようなら、適量をはるかに越えた飲酒をしていることになります。

セルフチェック⑤朝から飲んでいないか

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朝から夜にかけて、専業主婦は買い物に出たり育児をしたりなど何かと用事を済ませます。その際にお酒を飲んでいては物事がはかどりません。

それなのに、朝から衝動を抑えられずストレスを感じて飲む場合は、依存症の傾向があります。飲んでいたらその後の効率が悪くなるとわかっていながらの朝からの飲酒は、理性より欲求が勝っている状態です。 

セルフチェック⑥暴力的になっていないか

お酒を飲み、適量であれば気分が晴れたり、ほろ酔い気分で心地よくなったりします。これは、普段理性を司っている脳の新皮質が麻痺し、喜怒哀楽の感情がストレートに出てくるからです。

気分が良くなる程度であればストレス解消になり楽しいお酒ですが、それ以上になると次は暴力的になります。もしくは大声で怒鳴ったり、ふらついたりといった症状が出ます。

ここまでになると度を越した飲酒量です。もし、日々の飲酒で暴力や大声、ふらつきが出ていれば、それは飲み過ぎです。その量を辞められないなら、キッチンドランカーの可能性が高まります。

セルフチェック⑦お酒飲んだ後に罪悪感を感じていないか

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飲酒後に「本当はお酒を辞めたいのにまた飲んてましまった」「飲まないと約束したのに隠れ飲みし、申し訳ない」と深く後悔し、罪悪感を抱く場合もキッチンドランカーの可能性があります。

「辞めたくても辞められない」は依存症の典型で脳が病的変異を起こしていることも考えられます。もしこの状況が続いているようであれば、早めの治療がおすすめです。

あてはまるようであれば早めに病院へ!

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セルフチェックをしてみて、不安な点があれば早めに病院へ行き、相談しましょう。診断できるのはお医者さんだけですし、もしキッチンドランカーであっても専門家の手を借りて回復できます。

キッチンドランカーの原因は?

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キッチンドランカーになりやすいのは40代の女性です。なぜこの年代に固まるのかその原因をご紹介します。

寂しさからキッチンドランカーへ

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女性は結婚や育児などで、社会との交流が疎遠になりがちです。話相手は旦那以外にはありません。しかし、旦那も日々仕事で忙しく、奥さんの話をゆっくり聞くゆとりをほとんど持てません。

このような環境で女性が理解されないストレスや寂しさを募らせ、それを紛らわすためにお酒を飲みはじめます。それが常態化すると依存症となります。

ストレスからキッチンドランカーへ

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ちょうど40代くらいは、育児、家事、パートなどの仕事が重なる時期です。まだ子供が小さいと一緒にいなければならない時も多く、一人でゆっくりする時間が持てません。

子供の相手をしつつ家事もしなければならず、大変です。これにパートなど外の仕事も加わると、家の外でも中でも女性は目一杯働くことになり、ストレスを抱えます。

しかし、そのストレスを外で発散できないため、手軽に始められ家事をしながらの、ながら飲酒を始めてしまうのです。

夫婦関係の破綻からキッチンドランカーへ

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パートナーとの関係の破綻から飲酒にのめり込む人もいます。本当はパートナーとの関係を修復するのがベストですが、それができないため代償行動として飲酒を始めてしまいます。

孤独になるとキッチンドランカーになりやすい?

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育児が終わり、子供の手が離れると女性には急に時間ができます。

その時間を何か趣味などに充てれると良いのですが、育児や家庭を守ることだけをしてきた女性にとって急に趣味を見つけろというのも無理な話です。

そして、つい暇潰し感覚で空いている時間に一人で飲み始めてしまいます。一人飲みは制止する人が周りにがいないため徐々に増量し、キッチンドランカーになってしまいます。

酒に強い人はキッチンドランカーになりやすい

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キッチンドランカーになる傾向は、お酒に強い人の方が高いです。お酒に弱い人は酔ったら人に迷惑をかけるとの思いから、お酒を自粛したがります。

しかし、お酒に強い場合は「少々飲んでも酔わない」「人に迷惑をかけなければ大丈夫」といった思いから気軽に飲酒します。

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それが繰り返されると、ますますお酒に強くなり適量を超えた飲酒を毎日するようになります。

しかし、お酒にいくら強く酔わなくても、人間が生涯に代謝できるアルコール量は決まっています。これを越えると体を損ねる原因となります。

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