また、辛くも逃げ切ったAによって、警察も動くことになったのですが、侵入した警察は常軌を逸した光景に巡り合うことになります。
元不動産業者の娘Aが脱走したが失敗
一度目の逃走では、おじいちゃんとおばあちゃんの家までたどり着くことができ、なんと半月の間はそこで生活することもできました。
しかし、Aの父の姉にあたる人物に見つかってしまって、太に知られてしまい、祖父母を言葉巧みに説得して連れ戻してしまいました。
この時、Aは父が死亡したことや、おじいちゃんとおばあちゃんに拷問を受けている事実を告げていませんでした。
さらに不動産の姉がなんで太に知らせることになったかというと、驚くべきことに太の愛人の一人になっていたからです。
娘Aは連れ戻されたが再度逃亡した
ある日、自身の足の爪を剥がせという命令が下されました。始終惨劇を見ているAは次は自分が殺されると思ったのか、再び逃げる決意をします。
今回の逃亡では、さすがに祖父母もことの異様さに気づくことになりました。
娘Aは祖父母宅に逃げ込み真実を公表した
ついに父が殺されたことと監禁されていたことを二人に告げます。そして、A爪の以上に気づき、問いただして事の危険さに気づき、祖父母らは警察に通報することになりました。
ようやく、北九州監禁殺人事件の惨劇に終止符が打たれることになりました。
松永太と緒方純子が逮捕された
太は逮捕の時にも、逮捕を違法だと喚き散らして、大変見苦しい感じでした。一方の純子は、人ではないような表情のまるでない顔していました。
ついにお縄頂戴となりましたが、太は黙って何も話し状態で、純子に関しても同様でした。
警察が踏み込んだ「監禁部屋」の異様さとは
当初Aから起因して、警察が突入する前までは、北九州監禁殺人事件がここまで常軌を逸しているものだとは捜査陣は思っていなかったようです。
しかし、家に侵入すると、血の匂いが感じられて、家から醸し出される尋常ない雰囲気に息を飲んだそうです。
さらに、いろいろな部屋に南京錠が掛けられていて、外との世界をシャットアウトするかのように、家の数々のウィンドウにはつっかえ棒を釘で打って開かないようにしていました。
北九州監禁殺人事件のその後や裁判の判決
実際、非常に複雑怪奇な出来事である北九州監禁殺人事件ですが、どのようなジャッジが下ったのでしょうか。
北九州監禁殺人事件は元凶となるものが、直接殺人をしていないので、判決は困難をきわめたのでしょうか。さらにあまりに残酷な内容だけに、報道が規制されるほどでした。
また、Aの現在、太の両親の現在、現場の現在について迫っていきます。
北九州監禁殺人事件の犯人の松永太は死刑判決に
反省をする様子はまるでなく、更生させることも困難だと決断されました。
洗脳などをして頭の回る人間だけに自身の今後については、死刑から逃れようがないことを自覚しているから、足掻いて無駄だと悟って反省の色をおくびにも出さないのかもしれませんね。
それと、かなり高い確率でサイコパスのようにも見えるので、そもそもがそんな感情すら全くないとも言えます。
北九州監禁殺人事件の犯人の妻の緒方純子は無期懲役に
永山基準に基づくと(4人以上殺したら死刑)と純子も死刑に値するのですが、太の強力な支配を受けていたということが考慮されて無期懲役という決断が下されました。
異例の判決を受けた北九州監禁殺人事件から洗脳や虐待を受けたものが殺人まで犯してしまうというた怖さがかなりうかがえます。
北九州監禁殺人事件の発覚のきっかけになった娘Aのその後とは
児童施設に入って、その後はアパートで独り暮らしをしていたそうです。その当時は、自身が世話になった児童施設でバイトもしていたそうです。
そして、県外に移り、現在では施設にいる時に出逢った方と縁組をし、二児をもうけることになりました。
北九州監禁殺人事件の松永太の両親は沈黙を続けている
実は現在も親は沈黙を続行中で、完全に取材などを拒んでいて、現在の状況についてマスメディアなどからは全くうかがい知ることはできません。
以前、太は両親を自宅から弾いた過去があり、その時も似たような蛮行を実のペアレンツに対しても行っていたのでしょうか。
北九州監禁殺人事件の現場は今も残っている
現在では、いまだにそのままの形で残っていて、かつ空き家のままという話が入ってきてます。
また、太が営んでいた会社のビルディングは、現在はまっさらになっているそうです。緒方家については、現在は競売によって、ゆかりのない方々がすんでいるという話です。
北九州監禁殺人事件の犯人松永太の生い立ちとは?
北九州監禁殺人事件を起こしたモンスターどのような少年で、周りからの評はいったいどんな感じだったのでしょうか。この頃から他者を掌握するタイプだったのでしょうか。
ここでは、彼の小さいころや学生時代について迫っていきます。
松永太の幼少期は裕福な家庭に生まれ甘やかされて育った
両親は畳に関する仕事をしていて、成績もオール5でとても優秀で何度も学級院長をやったりしていたそうです。先生を打ち負かしてしまうほどの口達者だったという話も出ています。
先生の件からもわかるように打ち負かして幅を利かせている要素がすでにあり、自身の拠り所なる根幹がすでにこの頃から芽生えていたのかもしれません。
松永太は学生時代成績優秀で弁論大会での優勝経験もある
1年生の時点で弁論大会で優勝してしまうほどで、体も大きい方だったらしくバレー部に入っていました。
順風満帆に見えますが、どうしてこんなに歪んでしまったのでしょうか。弁論大会で目立ってしまい、先輩たちからシメられたりしたのでしょうか。
しかし、幼少期から屈折しているところが見受けられたので、シメられて歪んだというより、もしそんな事実があっても、促進させたといった感じかもしれません。
すでにウィークな者に対して冷徹だったという評があがっており、北九州監禁殺人事件が露見してから、あいつならやりかねないという話がささやかれていました。
松永太は高校時代は異性交遊が問題となり転校処分に
口達者で成績も良く表向きは優秀なのです、太のパーソナリティではストレートに慕われることはなかったのでしょう。
そこで、自身の存在を肯定するために、口を生かして女性を口説く、もしくは心身などを使った力で制圧して、自身のプライドや自信を維持していたのかもしれません。
かなり女癖が悪かったのようで、高校の時に男女の都合で、転校させられるまでに至っています。
松永太は子供の頃からサイコパスの特徴が出ていた?
幼少期から、口がうまいだけでなく、一見当りも良く、さらに虚言壁があるという、まさに精神病質の特徴ともいえる性質を有していました。
次の章では、精神病質とはいったい、どんな特徴があるかについて太と照らし合わせ見ていきます。
北九州監禁殺人事件の松永太の異常性・サイコパス的な行為とは
ここまでご覧になっても、なぜこんなにも他社を操縦することができるのか疑問が拭い去れない方も多いかもしれません。
「マインドコントロール」とよくセットで語られることが多いですが、ここでは精神病質について太の具体的な事象を交えながら解説していきます。
松永太のマインドコントロールの手口とは
疑心暗鬼にさせて敵対心を増幅させて、太以外を信用させないようにします。
さらに衣食住を制限させ、暴力を振るったり、言葉により精神的に追い詰めていき、心身共に疲弊させて、思考を停止させて隷属化させていきます。
バイオレンスと、アクションの制限、コントロール者だけを信望させることで支配するという、ブレインウォッシングの基本的な部分にそって進行していきました。
松永太は通電装置で被害者たちを脅した
電気による攻撃を受けると、目の前が真っ白になってしまったり、場合によって失神したりもします。
また、思考することすら次第に奪われていくという恐ろしい効果もあり、恐怖だけでなく、痛みを植え付けながら考えることを相手にできなくしていきます。