氷食症とは?氷を食べてしまう病気?
暑い時期に氷をそのまま食したり、氷が入った水筒の飲み物を氷と一緒に食べる程度なら誰でもした事はあるでしょう。それ自体は特段問題に直結する様な行動にはなり得ません。
ところが、その氷を異常に食べ過ぎる病気、氷食症と呼称されるものが存在する模様です。どれ位異常に食すかと言うと、冷蔵庫等で氷を生成する際に使用する製氷皿の氷を丸ごと食べる位です。
貧血から来ている?
後に詳しく後述しますが、その原因としては血中に含まれる鉄分が不足した状態である為等様々囁かれていますが、その胸に関しては後ほど詳しく見る事としましょう。
氷食症の症状とは?
原因に関してはこの後に詳しく見るとして、本当に氷食症の人が居た場合、具体的には如何な症状が見られるでしょう。これには常人にもあり得る事もあれば、あり得ないであろう症状もある模様です。
氷食症の症状①製氷皿1枚分の氷を食べてしまう
1つ目は前述した通り、氷食症の時には製氷皿一枚分すべての氷を一変に食べる事です。一枚分きっちりで食べたい衝動が終わることもあれば、それ以上の氷を求めるケースもあります。
氷食症の症状②氷を食べることを止められない
普通水の凍った氷をそれ程大量に摂取すれば、かき氷を食べた時に感じる様に頭がキーンとして食べ過ぎたと感じるか、若しくは冷たい食べ物の摂取により体温が低下し、これ以上は要らないと知覚する筈です。
ところが氷食症の人は、どれだけ沢山の氷を摂取し、客観的に見れば充分食べ過ぎな量を食べたとしても、まだ氷を食べる衝動を抑えられない、やめられない症状もあります。
氷食症の症状③なかなか眠れない・疲れが取れにくい
就寝の際に中々眠りにつけない事も症状の1つに数えられています。単に眠れないのは楽しみな事が明日あるとか、その他の要因も沢山考えられる為、症状としては分かりにくい部類に入ります。
その寝付きの悪さ、睡眠の質の悪さが祟ってか、ようやく眠りについてから朝起床した時にどうにも疲れが取れておらずその日の生活に身が入らない場合もあります。大抵は同時期に発症するでしょう。
氷食症の症状④胃腸が不調・あごが痛い
最後に、胃腸が冷えて不調を感じる、顎に痛みを覚える際にも疑いがあります。この2つ共は考察される原因はある程度予測でき、単純に大量の氷を食べ続けてしまった故です。
要らない程の沢山の氷を摂取すれば当然胃腸は冷えすぎて不調を訴えてきますし、顎に関しても氷は水と違って当然固く、顎でかみ砕く必要があります。結果胃腸の不調や顎の痛みが発生する訳です。
氷食症の原因とは?
氷食症患者の症状に関してをいくつか見ました。続いて何故大漁に氷を摂取したい欲を持つかの原因ですが、実の所明確な原因に関しては現段階でもハッキリとは分からないようです。
残念ながら前述した通り明確な原因の特定には至っていませんが、諸説ある原因に関してなら色々と挙げられます。今回は2つの原因と思しき事に関してを見ましょう。
氷食症は「鉄欠乏性貧血」が原因?
1つ目は、鉄欠乏性貧血が挙がります。些か仰々しい名前ですがつまるところは鉄分の不足から来る貧血であり、体内の鉄分が足りない状態になると、体温を調節する機能に支障が生じます。
貧血で口内炎ができても氷食症になる
前述の異常により口内の温度を高く感じる様になり、結果冷たい氷を求める模様です。また貧血になると口内に口内炎が生じるのもよくある症状の1つですが、この炎症を抑える為に氷を摂取するとも考察されています。
氷食症は「精神的なストレス」が原因?
もう1つは、精神にストレスを抱え込んだが故に氷食症を患う原因です。人間ストレスを抱え込めば様々な形で内部、若しくは外部へその症状が表れます。
人間のストレスは幾度も同一の行動を取りたがる、一種の脅迫観念じみたモノが生じます。結果身近にあり何度でも生成可能な氷を食べる事を辞められなくなるとも考えらえています。
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氷食症によって起きる体への影響とは?
鉄分の欠乏から来る貧血、並びにストレスの2つが要因とありました。その前には症状も幾つも存在する事を記述しましたが、氷食症により体へ生じるトラブルも様々あります。
氷食症で太ることがある?
まず1点目は、太る事です。氷に限らず冷たい食べ物、飲み物を食べれば当然体の温度は低下します。夏であれば嬉しい事ですが、体温の低下は同時に代謝機能の低下も促します。
代謝とはつまり体内の不要な物を排除する働きとも言い換えらえます。それには脂肪も含まれ、余分な脂肪が代謝により排除出来なくなった結果、体重の増加へ繋がります。
氷食症で免疫力が低下することがある?
人間には免疫力が備わっています。一度発症した病気に対しては抗体が出来、同一の病気にならない為の免疫力がありますが、簡単な風邪にかかりがち、感染症に感染しやすい等免疫力低下も考慮されます。
氷食症で歯が欠けることがある?
更に歯も欠けるケースがあります。人間の体の中で最も硬いのが歯ですが、何度も同一の歯で硬い何かを噛み続ければ必然的に弱体化します。何度も氷を食べ続ける氷食症の直接の影響と言えます。