続いても児童相談所の職員を主人公に据えたコミックで、虐待の当事者や児童相談所の職員等、子育てに関する人たちのあり方がリアルに描かれています。
ネグレスト関連書籍④『児童養護施設の子どもたち』
最後は虐待の中で生きてきた子供たちが主人公のコミックです。第一話からはそんな虐待から逃れて児童養護施設での生活をする子供を描いています。
ネグレクトの意味は育児放棄だけではない
自分の子供に対しての育児を放棄する事がネグレクトであるとここまでで記述してきましたが、実はそれ以外の意味を含んでいることが分かりました。
無視や蔑ろにする事
勿論虐待に関しての事柄も含まれていますが、もう1つ他人などの事を無視したり、蔑ろにする等邪険に扱う事もネグレクトと呼称する事ができるのです。
英単語での意味
ネグレクト自体は英語の単語であり、前述の無視や蔑ろの他にも怠慢や見過ごす等も含まれます。これをカタカナにした方が記述してきた児童虐待と見られています。
高齢者の虐待もネグレスト?
含まれる意味について見ましたが、実は児童、つまり自らの子供だけでなく、高齢者に対しての虐待を行った場合にも同様にネグレストと呼称されているのです。
世話の放棄
本来自らがするべき世話を放棄する事は高齢者への虐待と同義であり、放任や介護の放棄等があった時にも同じ様な意味合いでネグレストと呼称されているのです。
セルフネグレストもある
この高齢者の事に関しては世話をする側の事もありますが、高齢者自身が自らのケアを怠るケースもあり、そういった場合はセルフネグレストと呼ばれています。
ネグレストはすぐに相談することが大切
ネグレストは間違いなくあってはならない事です。子供も親も幸せな事など何一つありませんから、周囲の人も当人も、疑いがあるならすぐに相談する事が最も大切です。