致すの意味とは?謙譲語や丁寧語としての使い方や例文に下ネタの意味も

例えば、自らの不手際の為に何かしらのトラブル、目標達成に至らなかった場合に「自らの不徳の致すところです」とか、「致し方ないでしょう」等で仕様が無い状態を表す事も出来ます。

至らせる使い方③至らせることを示す時は漢字で表記

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大抵の使用方法に関しては前述の通りですが、もし何かを至らせる、実行に移す等を表したい場合には、必ず「致す」と感じで表さねばならず、ひらがな表記ではいけないのです。

その理由は、ひらがな表記だと例えば「失礼いたします」とか「精進いたします」等の自らに対しての使い方となり、前述の内容とは意味合いが異なってしまう為です。

致すの使い方と例文②謙譲語・丁寧語としての使い方

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前述の動詞の時の「致す」は何かを達成させる、至らせる等の為に使うものでしたが、続いては自らの立場を落として使う謙譲語、または丁寧な言葉に変換した丁寧語での使用のされ方に関してです。

この場合も前述した通り、「~する」を遜らせた、又は丁寧な言葉に変えたいときに使われます。尊敬と謙譲では使い方が異なりますし、2つのパターンで少し変化がありますから、それぞれの例文を見てみましょう。

致すの謙譲語・丁寧語①謙譲語としての例文

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まず自らの立ち位置を自主的に落とす方での例文は「スタッフが順次ご案内いたします」とか「ただ今から機材の調整をいたします」といった風に自分達が何か行動を起こす場面で使用されます。

こういった自ら、或いは自分の所属する側の立ち位置を落として使うのは、例えばお店の中でお客を相手にする時や、不特定多数の客に対しての呼びかけ等の場面での使用が見られます。

致すの謙譲語・丁寧語②丁寧語としての例文

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自らを遜らせる場合の使用法の次は、丁寧な言葉に変換した時の例文です。例えば「10分後にアナウンスをいたしますので、少々お待ちください」「機材トラブルを確認いたしました」等があります。

これらは「する」とか「しました」を丁寧な言葉に変換しただけで、立場の変換をさせる為に使っている訳では無いのです。少しばかり改めた言葉の使われ方であるという捉え方で間違いは無い筈です。

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