ギンピーギンピーとは?
そもそもこんな植物の名前など聞いたことがないという人も多いでしょう。まずは基本的な情報からお朝得ていきましょう。
どのような植物なのか、サイズや種類を紹介していきます。また、聞いたことのある人ならば知っている刺す物の意味にも触れていきましょう。
イラクサ科イラノキ属の植物
そもそもこの植物は、イラクサ科イラノキ属という聴き慣れない植物グループに属しています。なんと大きさは2メートルほどにもなり、20センチも巨大な歯を持つといわれています。
これで植物というのだから驚くものですが、これ以外はいたって普通の植物です。とはいえ、他のイサクラ科の植物同様に刺毛を持っており、この毛に毒が含まれているのです。
さらに言えば、毒を持つのは葉だけではありません。枝にも毒がありいたるところにあるので少しでもふれると毒に感染することとなります。強烈な痛みと共にすさまじい辛い思いをすることになります。
「刺す物」という意味
植物名を聞いたことのある人であれば、「刺す物」という意味深な言葉を聞いたことのある人もいるでしょう。その意味とは、この植物は英語でスティンガーと呼ばれており、この別名が由来になります。
古くからこの植物はその存在を認められ、スティンガーと呼ばれていました。棘によって刺される危険植物と認められこの名で呼ばれるようになったのでしょう。
ギンピーギンピーの毒はとっても危険!
この植物の恐ろしいところは何といってもその毒性です。古くから危険な植物と評価されている理由はこの僕にあるのです。どのような毒なのか調べていきましょう。
触れるとトゲが刺さる
この植物は少し触れただけでも棘刺さることでも有名です。葉っぱにおびただしい数のトゲが生えており、少し触れただけでもそのとげが皮膚に刺さるようになっているのです。
そのおびただしいトゲはまるでグラスファイバーのようだといわれており、ざらざらとしている表面を少しでもふれると細かなとげが皮膚に刺さるのです。このトゲが刺さると人体とっては有害な毒が体に回り始めます。
毒が激痛をもたらす
この植物に含まれる毒は非常に強く一度刺さると激痛を伴うといわれています。この神経毒は一度刺さると最後で、微細なトゲが皮膚に食い込んでなかなか取り除くことはできないといわれています。
その後、刺さったトゲにより神経毒が体を回り激痛を伴うのですが、実は激痛は一時的なものではありません。実際に2年にもわたり激痛にさいなまれてきた過去を持つ人もいます。
これは、刺さった後のトゲを処理する際に誤った方法を取ってしまったためです。刺さったトゲを取り除こうと、刺毛を破壊し体内にその破片が残ることになり、長期間にわたり激痛を伴うこととなるのです。
刺さったら薄めた塩酸の塗布ワックス脱毛で処置
ここまで危険な毒なのですが、では処理方法はどうすれないいのでしょうか。万が一刺毛を破壊してしまうととてつもない激痛を長期間の間味わうこととなります。そうならないためにも適切な処理を知らなければなりません。
処理方法は、薄めた塩酸を塗布する、あるいはワックス脱毛などで刺毛を抜き取ることが効果的です。しかし、たとえこの方法でも刺毛を破壊しない保証はないので、慎重に対処する必要があります。
200年以上前の葉っぱでも危険!
危険性が分かり、万が一この植物に出会った場合は注意しようと考えている人は多いでしょう。しかし、注意をするのは今ある植物に限りません。実は過去には200年以も前の葉っぱで怪我をした例があります。
これは大英博物館に保管されているギンピーギンピーの葉のことですが、以前保管中の200年以上の前の葉で怪我をした人がいるようなのです。仮に博物館や昔の葉っぱを見る機会があっても侮ってはいけません。
致死性の毒を持つスベスベマンジュウガニに関する記事はこちら
ギンピーギンピーの痛みを発生させるのはどの部分?
植物に含まれている毒がどのような影響を与えるのか、また適切な処理について把握することができましたが、もう少し植物の毒についてメカニズムや特徴を抑えていきましょう。
根っこから葉っぱまで!
この植物はトゲが刺さることで体に毒が回るわけですが、そんな毒はどこから作られているのでしょうか。実は、根から葉っぱまで至る所で毒は作られ痛みを発生させます。
一目見ただけではトゲなのか分からないような根や幹の部分でも微細なとげは存在し、どれだけ優しい力で触ってもそのトゲは牙をむくといわれています。油断できない植物なのです。
ギンピーギンピーの痛みを例えるとしたら?
そんな植物から毒を受けると最悪の場合、2年もの長い間痛みにさいなまれるとご紹介しましたが、どのような痛みなのでしょうか。大したことないのではと感じている人にも注意してもらえるように具体的痛みを調べていきます。
酸をスプレーされたような痛み
その痛みは一説によるとサンをスプレーされたような痛みが走るといわれています。たかがトゲが刺さっただけと間委jル人も多いようですが、棘の毒性は強く触れた肌は一瞬の内に帯状疱疹のようになるそうです。
そして毒は全身を駆け巡り痛みは一瞬で終わらず長時間持続します。肌にあるトゲをきちんと取り除かない限りこの肌の表面上の痛みは取れず、酸を浴びたように激しい痛みにさいなまれるというわけです。
すぐ戻ってくる痛み
また、痛みは治まったように見えてもすぐに舞い戻ってくるそうなのです。トゲによる痛みは取り除かれた後もかなり長時間にわたり続くことになります。
最初の痛みから一度落ち着いても、20分から30分程度経過するとさらにひどい痛みとなり襲い掛かってきます。戻ってきた痛みは増最初よりも大きく、どんどん増していくといわれます。
ギンピーギンピーの痛みで自殺した人も!?
激しい痛みで長期間辛い覆いをすることになる厄介な植物であるギンピーギンピー。そんな毒を受け、長期間痛みにさいなまれ続けた人のかなには、つらさに耐えかねて自殺を図った人もいるといわれています。
トイレットペーパーとして使った人や顔に触れた人の末路
過去の実例の中にはこんな人がいます。以前、とある茂みの中でギンピーギンピーを誤ってトイレットペーパー代わりに使用した人がいるのです。その人はその植物がこのような毒を持っていることも知りませんでした。
その結果、激しい痛みに襲われることになります。当然処置を行いトゲを取り除いたのですが、痛みは一瞬では終わりません。先ほど紹介したように、体に回った毒でいつまでも激しい痛みにさいなまれたのです。
いつまでも続く激しい痛みは、次第にその人の精神を破壊していき痛みに耐えかねた結果、銃で自殺したといわれています。そこまで耐えれない日度の痛みが伴い、自殺を考えるほどだということです。
また、別の被害者の例では、偶然顔に触れてしまったがために痛みを発症し、その痛みに耐えかねて崖から飛び降り自殺を図った人もいるというのです。その怖さがますます現実味を帯びてきたでしょう。