「劣等殲滅」とは?元ネタは『テコンダー朴』?数々の皮肉シーンも紹介

この起源説、よく日本の文化が標的にされます。桜(ソメイヨシノ)や侍、刀、相撲等は有名な例ですが、ひどいものになると皇室の起源や日本の起源、言語等まで韓国発祥であると謳っているケースもあるようです。

ちなみに余談ではありますが、テコンドーは5000年の歴史を誇る武道であると謳う韓国の方もいらっしゃいますが、実は日本の空手を原型に1940年~50年に生まれたものだったりします。

こういった韓国特有のナショナリズムを誇張し皮肉的に描いているのがテコンダー朴となります。その他の韓国起源説については以下の記事も参照ください。

「劣等殲滅」同様に皮肉たっぷりなシーン

テコンダー朴には、劣等殲滅意外にも皮肉の効いたシーンが多数あります。どのシーンも強烈で、中には問題となったケースもあります。今回はその中から5つほど紹介します。

「劣等殲滅」に並ぶ皮肉シーン①韓国を尊敬する男の腕を折る

テコンダー朴では、タイや東南アジア諸国はすべからく韓国を崇拝しています。特にタイ人のムエタイ選手 ソムチャイは、江南スタイルで入場し、毎日キムチを食べる少女時代の熱狂的ファンというキャラクターです。

そんなソムチャイが対峙したのは、チョッパリの和泉柔一郎。時の首相小泉純一郎氏をモチーフにしたであろうこのキャラクターは、ソムチャイの腕を極めると、クールジャパンは最高と言えと迫ります。

韓国を崇拝しているソムチャイは、それに抗い、「韓国最高(マンセー)」と叫びながら腕を折られてしまいます。

「劣等殲滅」に並ぶ皮肉シーン②盧武鉉の死をパロディ化

当時の韓国大統領 廬武鉉も武道大会に出場する選手 呉武鉉というキャラクターで登場しました。呉はソムチャイを下した和泉と対戦し、壮絶な戦いを繰り広げます。

立ったまま絶命するのですが、その姿が廬武鉉大統領が、ポケットに手を入れたまま演説するシーンそのままです。

この時の廬武鉉大統領は民主平和統一諮問会議で、ポケットに手を入れた不遜な態度で軍の幹部を批判し、韓国国内で大きな問題になりました。それを絶命シーンにしてしまうとは、皮肉たっぷりなパロディですね。

「劣等殲滅」に並ぶ皮肉シーン③朴槿恵を殴る問題シーン

また、朴槿恵大統領も標的となりました。朴大統領をモチーフにしたが登場するのですが、このキャラクターは、覇皇に殴られてしまいます。このシーンが韓国でも問題となり、後述する批判へとつながりました。

NEXT 「劣等殲滅」に並ぶ皮肉シーン④チョッパリの暴言はヘイトスピーチ