発光するマツカサウオって知ってる?硬い鱗を纏った魚が絶品だった

またマツサカウオは夜行性であり、日中は岩の影に隠れています。夜になると餌を求めて外に出てきます。餌としてはエビなどの甲殻類を好みます。体が硬いうろこに覆われているためか動きは鈍く、なかなかすばしこい魚を捕まえるのは難しいのでしょう。動きが他の魚に比べてのろい分、防御性は高いです。うろこは固く、尾に向かって棘があり、さらに尾ひれも体の大きさの割に長くとがっているのです。そのため人間は素手で触れるとケガをしてしまうおそれがあります。

マツカサウオの生息地と分布

温暖な地域に幅広く生息

マツカサウオは北海道より南の日本、そして太平洋やオーストラリア付近の海に生息しています。マツカサウオは寒すぎる地域においては生息しておらず、比較的に温暖な地域に生息していることがわかります。日本の水族館では全国的に展示されています。

伊勢でダイビングをすれば出会えるかも

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実際にマツカサウオを見てみたい方も大丈夫です。三重県伊勢のあたりのダイビングスポットでマツカサウオを見ることができます。マツカサウオは比較的ゆっくりと動くので、じっくりと観察することができそうです。幼魚は10mほどの深さのところで見れますが、成魚を見たい方はもっと深くまで潜る必要があります。

マツカサウオは幼魚と成魚ではその体の色が変化します。幼魚の間は黒色の部分が多くそして残りは濃い黄色ですが、成長するにつれて黒色の部分が減少し、また黄色みも薄れてきます。さきほど、成魚のマツカサウオは水中深くにいるといいましたが、それは昼間の話で夜になると餌を求めて比較的浅い場所にも姿を現します。

マツカサウオは発光するの?

あごの部分が発光する

マツカサウオが発光するということを皆様ご存知でしょうか。マツカサウオが発光するというのが発見されたというのは最近のことであり、それも富山県の水族館で発見されました。たまたま富山県の水族館が停電した際に、マツカサウオのあごの部分が発光されているのが見つけられました。

NEXT マツカサウオ自体ではなく、あごの下の発光プランクトンが発光している