テキサスリグを使いこなそう!特徴&使い方【入門編】

根掛り回避性能に優れていると言われているテキサスリグ。初心者でも使いこなせるものでしょうか?まずはテキサスリグ【入門編】として、テキサスリグの特徴と使い方について確認しましょう。テキサスリグの特徴と使い方がしっかり理解できれば、テキサスリグを使いこなす日も近いと言えるでしょう。

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そもそもテキサスリグとは?

そもそもリグとは、ワームを使用するルアーの仕掛けです。リグの種類は全部で12種類。テキサスリグは、その中の1つです。テキサス州で生まれたリグのため、テキサスリグの名がついたと言われています。砲弾のような形状をしたバレットシンカーと呼ばれるシンカー(重り)をラインに通し、その先にワームとフックをセットしたリグがテキサスリグです。状況に応じて、シンカーを固定したり、ビーズを加えたりします。

テキサスリグの特徴

テキサスリグは、よく使われるリグの1つで、弾丸のようなバレットシンカーを使うこと、針先をワームの中に隠しているのが大きな特徴です。流線形のバレットシンカーは水の抵抗を受けにくく、針が露出していないため、軽く揺すって仕掛けが障害物を乗り越えれば、根掛りしにくいのです。障害物に隠れる習性をもつ魚にうってつけの仕掛けと言えます。

テキサスリグのメリット

テキサスリグのメリットは、根掛りしにくいということです。針先がワームの中に隠れているのですから、針がむき出しのジグヘッドなどと比べれば、圧倒的に根掛り回避性能が高いのは間違いありません。だからといって、全く根掛りしないのか?というと、そうではなく、針が引っ掛からなくても、シンカーが根掛りしてしまうことがあります。いずれにしても、根掛りしにくいのが、テキサスリグの最大のメリットです。この他にも、重いシンカーを使える、シンカーの重さを変更しやすいなどのメリットもあります。

テキサスリグのデメリット

根掛りしにくいというテキサスリグのメリットは、テキサスリグのデメリットにもつながります。テキサスリグは、ワームの中に針先が隠れているため、根掛りしにくいのですが、同時にターゲットの魚の口の中でも引っ掛かりにくいのです。ターゲットの魚が、しっかり口を閉じた状態でフッキングしなければいけません。そう、フッキングが難しいというのが、テキサスリグの大きなデメリットの1つと言えるでしょう。また、銃弾のように先が細いバレットシンカーは、岩と岩の間に先端が入りやすく、岩場のボトムは得意ではないというのもデメリットの1つと言えます。他にも、重めのシンカーを使うため、ゆっくりした動きがしにくい、シンカーが大きいので、小さめのワームは使いずらいなどもデメリットとして挙げられるかもしれません。

テキサスリグを作るには何が必要?

百聞は一見に如かず、まずはテキサスリグを作ってみましょう。テキサスリグを作るには次のものが必要です。

・シンカーストッパー
・バレットシンカー
・フック(オフセットフックorストレートフック)
・ワーム
・ビーズ

テキサスリグの作り方

①シンカーストッパーをラインに通します。
*シンカーが動く範囲を決めるためにつけるものなので、基本的にはつけます。シンカーの動きをフリーで使いたい場合にはつけません。
②次に、バレットシンカーをラインに通します。
*向きに気をつけてください。細い方から通します。バレットシンカーは、高感度のタングステンタイプのものがおすすめです。
③必要に応じて、ビーズもラインに通しましょう。
④ほどけない結び方でフックを結びます。
⑤フックにワームを刺します。
*針先をワームに埋め込むようにすることがポイントです。
どうですか?上手にできましたか?

テキサスリグはどんな場面で使う?

テキサスリグを使う場面とは…テキサスリグの根掛りしにくいシチュエーションである、水草、海藻などの水生植物や枝木が多いウィード、カバーなどを狙う場面が想定されます。また、海釣りでは、根魚・ロックフィッシュ狙いで海藻が多い場所、岩場、テトラポット、防波堤なども定番のシチュエーションです。

テキサスリグの使い方

テキサスリグの使い方はいたってシンプルです。キャストして回収するだけ…とはいえ、コツが必要ではあります。テキサスリグを使うコツも、少しだけ確認しておきましょう。

フォール

カバー周りを狙い、リグが着底するのを待ちます。フォール中のバイトにも神経を使いましょう。フォール中のバイトも結構多いからです。フォール中は下手に動かさないで、ワームの実力に頼りましょう。その方が、自然で魚にとって魅力的な動きになり、ターゲットの魚が食いつく可能性が高まるのです。リグが着底したら、アクションを入れていきます。

リフト&フォール

ワームをリフトしたり、フォールしたりを繰り返します。ボトムに住む魚は、上から落ちてくるものに反応しやすいので、ワームをリフトしてターゲットの魚にアピールし、フォールで食いつかせるのです。コツは、リグが着底したら、ロッドを軽く持ち上げてあおり、テンションを抜く、を繰り返しましょう。

チョンチョンフォール

リフト&フォールを細かく、素早くやるのが、チョンチョンフォールです。その名の通り、ボトムが取れたら、チョンチョンと細かく素早くロッドアクションを入れ、またボトムへ…これを繰り返します。コツは、ワームが生きているかのように、細かく、素早く動かすことです。

ズル引き

読んで字のごとく、ボトムをズルズルと引くだけです。アクションが簡単でバイトも取りやすいので、初心者でもすぐに使えるでしょう。コツは、しっかりボトムに落とし、ワームが生きている虫のように、ボトムを這いつくばっているイメージでゆっくり引きましょう。

スイミング

ワームが泳いでいるかのように引くのがスイミングです。コツは巻き上げるスピードになります。早すぎると、魚が食いつけません。逆に遅すぎれば、ワームの動きが死んでしまい、魚に見向いてもらえないのです。くれぐれもスピードに気をつけましょう。

テキサスリグのフックの選び方

テキサスリグを使用する場合のフックは、基本的にはオフセットフックを使うことが多いです。しかし、ウィードやカバーが多い場合には、ストレートフックを使った方が、ウィードやカバーの間をすり抜けやすく、より根掛りしにくくなります。ウィードやカバーの生え具合により、フックを選んであげるとよいでしょう。

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