サターンワームってどんなルアーなの?
「釣れすぎてつまらない」?
サターンワームは、とにかく「よく釣れる」ことで有名なソフトワームです。ベテランのアングラーの中には「釣れすぎてつまらない」と感じる人もいて、あえてサターンワームを使わないようにしているほどの威力を誇ります。なかなかヒットに恵まれず心が折れそうになっている初心者の方にとっては、まさに救いの神となるワームです。初心者の方はまずサターンワームを試してみることで、経験値を積むことができるはずです。
サターンワームってどんな特徴があるの?
一見すると作りは雑
サターンワームは、ソフトワームの中でも「リングワーム」に分類される種類のワームです。ボディは細身で、ぷるぷるした材質から作られています。ぱっと見では案外作りが雑で、とても爆釣アイテムとは思えない外見です。しかし、水中に入れると非常によく動きます。ロッドを動かさなくても、水の流れだけでよく動きます。
ハードルアーとの違い
サターンワームはソフトワームなので、ハードルアーのように「フックに結んで即キャスト」というわけにはいきません。リグ(仕掛け)を作る必要があります。そのため一般的には、ソフトワームよりもハードルアーの方が初心者には扱いやすいと言われています。しかしサターンワームに限っては、「リグを作らなければならない」というハードルを越えてでも使う価値があります。それほどまでに「よく釣れる」のです。
サターンワームの特徴① リング状のボディ
「ストローの曲がる部分」のような形状
では、サターンワームの特徴について詳しく見ていきましょう。まず、リングワームの一種であるサターンワームは、リング状のボディを持っています。ボディ全体にリング状の溝がたくさん並んでいます。「ストローの曲がる部分」の蛇腹になった形状を想像してみてください。表面にたくさんの凹凸が刻まれているので、水の抵抗を受けやすくなっています。
サターンワームの特徴② カーリーテール形状
尻尾が大きくカーブしている
また、尻尾の部分が大きくカーブしているカーリーテール形状も大きな特徴です。水流を受けると、曲がった尻尾がくねくねと動きます。この動きが、バスに対してとてもよくアピールすると考えられています。実際に水槽の中で動かしてみると、まるで本当に生きているかのような動きをします。
サターンワームの特徴③ 強力なアピール性能
リングボディとカーリーテール形状の相乗効果
リング状のボディによって水流からの抵抗が増えることで、サターンワームの動きは不規則なものになります。機械的な動きではないので、本当に生きているように見えます。このことが、大きくカーブした尻尾の動きのアピール性能を高いものにしています。リング状のボディとカーリーテールの相乗効果により、サターンワームは非常に強力なアピール性能を獲得しているのです。
サターンワームの特徴④ カラーが豊富でコスパもいい
豊富なカラーは水質に合わせて使い分けよう
サターンワームには、非常に豊富なカラーバリエーションがあります。どの色でもよく釣れるので、単純に好きな色を選べばOKです。ただ、水質に合わせたカラー傾向を意識しておく必要はあります。というのも、透き通った色のサターンワームは、濁った水質の場所では魚から見えにくくなってしまうからです。そのためクリア系・非クリア系の両方のカラーを用意しておき、水質に合わせて使い分けられるようにしておくと理想的です。
値段が安いのでロストも怖くない
サターンワームは、非常に安価でもあります。そのため、釣りの途中に何らかのトラブルによりロストしてしまっても、それほど困ることはありません。特に初心者にとって、ロストに対して神経質にならなくてもいいというのは、大きな安心材料になります。失敗を恐れずに工夫を重ねて、少しずつ経験値を積んでいきましょう。
サターンワームってどうやって使うの?
ワームを使うにはリグ(仕掛け)が必要
それでは、サターンワームの使い方について見ていきましょう。サターンワームを使うには、リグ(仕掛け)を作る必要があります。そこで、どんなリグがサターンワームに向いているのか解説します。また、サターンワームをどのように動かしていけば効果的なのかについても詳しく説明していきます。
サターンワームの使い方① ダウンショットリグ
おすすめの仕掛けはダウンショットリグ
サターンワームにもっとも向いているのは、「ダウンショットリグ」という仕掛けです。ダウンショットリグを作るときのポイントは、フック及びワームの位置です。ラインの先端ではなく、先端から20~30㎝ほど上の辺りに結び付けます。ラインの先端にセットするのはシンカーのみです。ラインの先端にシンカーがあり、その20~30cm上にフックとワームが位置することになります。