さらに持ち運びが手軽で、かつ後始末が簡単です。そしてダンボールなので洗わずにそのまま捨てることができます。
ダンボール燻製に必要なもの
ダンボール燻製に必要な道具は、スモーカー本体になるダンボール、中を密閉するための布ガムテープ、金網、金網を乗せる台に使う割り箸などの細い棒、燻煙材です。
ダンボールはあまり大きいものだと時間がかかってしまうので、大きさは一斗缶程度の大きさで十分です。また燻煙材は熱源にもなるスモークウッドが初めての場合はスオススメです。
Contents
ダンボールスモーカー(燻製器)の作り方
道具が準備できたらダンボールでスモーカーを自作していきます。家族でキャンプに行く場合は、子供といっしょにスモーカーを作って、デコレーションするのも楽しいイベントになるのでオススメです。
作り方
まず、ダンボールに持ち手の穴などがあればガムテープで塞ぎます。次にダンボールの四つの角に外側から斜めに割り箸などの棒をそれぞれ水平になるように刺します。
この部分が金網を乗せる台になります。上から食材を取り出す場合は1段の金網で、横から取り出す場合は必要な段数の金網をセットすることができます。
ダンボールスモーカーを使ったキャンプ燻製のやり方
この章ではダンボール燻製の工程の進め方についてご紹介していきます。ダンボール燻製をやる上で考えることはどのぐらいの食材を使うのかです。金網一枚で足りない場合は2段3段と金網を乗せる台が必要にあるので、作成する前に確認が必要です。
以上を踏まえた上で、以下で動画をもとに進め方を紹介していきます。
実際にダンボール燻製をしてみよう!
食材は水気を飛ばすなど下ごしらえをして金網に乗せます。金網はダンボールの中にセットしダンボールは上下を開けておきます。スモークウッドを使う場合はスモークウッドにピートパウダーなどの燻製向けの着火剤を振りかけて着火します。
その上からダンボールを被せ、ダンボールの上の部分を閉じます。
安全第一!設置場所や風向きに注意!
ダンボール燻製で注意しなければならないのが火事です。設置場所のそばに乾燥した枯葉がないか、風でダンボールが飛ばされる危険性はないかを確認します。また、テントや人がそばに多い場合は煙で思わぬ迷惑をかける場合があるので注意です。また、お子さんがいる場合はスモーカーから目を離さないようにしましょう。
キャンプ燻製おすすめスモーカー(燻製器)
スモーカーは大きさから燻製にタイプに至るまでその種類は多岐にわたりますが、この章では燻製を初めてやる方からもう一歩進んだ燻製を目指したい方に向けて、オススメのスモーカーを基本スペックと特徴を踏まえてご紹介していきます。
APELUCA テーブルトップスモーカー
【基本スペック:横23cm、高さ22cm、奥行18cm、重さ約830g】初心者向けとして広く紹介されているスモーカーです。水蒸気量や煙の量を上部のノブを回すことで調節することができ、さらにウッドチップを加熱用のステンレス皿の上で熱するので、過度な燃焼を防ぐ設計になっています。
snow peak コンパクトスモーカー
【基本スペック:横31cm、縦21cm、高さ16cm、重さ2.1kg】本格的な燻製を作りたいという方から燻製は初めてという方まで幅広くカバーできるスモーカーです。横広な大きさによって、燻製にできる食材の幅の広く、釣った魚によっては一匹丸々入れることもできます。また、ハンドルがついているので持ち運びも楽々です。
UNIFLAME フォールディングスモーカー
【基本スペック:使用時:横26cm、縦25cm、高さ60cm、収納時:横25cm、縦60cm、厚さ8cm、重さ約8.5kg】このスモーカーはコンパクトに折りたたむことができるので、キャンプに持ち運ぶ際もスペースをとりません。また、高さがあるので底と上部とで温度変化があり、水分お飛ばし方に変化をつけられます。
キャンプ燻製おすすめ燻煙材
燻煙材は燻製の出来上がりを大きく左右します。食材ごとに適した燻煙材があり、使い分けや場合によっては混ぜたりすることもあります。自分なりのブレンドを見つける、その足がかりとしてこの章では以下3つのオススメ燻煙材をご紹介します。
LOGOSの森林 特選薫製チップ300g (サクラ)
原木からこだわったスモークチップです。種類はサクラやヒッコリー、ナラ、クルミ、リンゴ、ブナ、そしてロゴスのロゴにもなっているメイプルのフレーバーと、種類多く用意されています。ロゴスのスモークチップは、原木から選び抜かれた高品質のスモークチップを種類多く取り揃えているのが特徴です。
Weber ウッドチップ-ヒッコリー
weberのスモークチップはアメリカんテイストなのが特徴で、チェリーやヒッコリーなどのオーソドックスなものから、ステーキなどの牛肉料理にうってつけのメスキートなども取り揃えています。オールマイティーな品揃えというよりアメリカン、牛肉に強い品揃えになっているのでお肉の燻製を考えている場合はオススメです。
cotta スモーク用チップ リンゴ
高品質で販売しているチップの内包量が多いのが特徴です。白身魚や鶏肉など食材の匂いの弱いものにはオススメです。りんごの芳醇な風味を付け足せるので、燻製が苦手な方やお子さんでも抵抗なく食べれる燻製を作ることができます。
キャンプ燻製おすすめ周辺アイテム
乾燥にオススメ、干しかご
干しかごは洗った皿を乾かしておいたり、食材をストックしたり、キャンプにおいて省スペースのために重宝します。また、燻製の下ごしらえとして食材の乾燥のためにも使えます。肉や魚など、虫が寄ってくるものを乾燥させるためにオススメです。相場はさまざまあるので、食材の量や人数に応じて選びましょう。
温度管理が重要、温度計またはサーモスタット
熱燻法ではスモーカーの内部の温度を50度〜80度で保つ必要があります。しかし、温度を確認するためにスモーカーの開閉をしていては温度が下がってしまいます。スモーカーを開けずに内部の温度を知るために温度計やサーモスタットを使うと便利です。※サーモスタットを使う場合は100度以上に耐えられるものにします。
キッチンでできちゃうお手軽燻製器、GLUDIA 燻製器
本体は幅3.7cm、縦3.7cm、長さ15.2cm、重さ220gとかなりコンパクトです。使い方は、食材を密閉性の高い器に入れ、本体ノズルの付け根に燻煙材をセットし火をつけ、チューブの先から器の中に煙を注ぎます。燻煙時間は3〜10分ほどです。ただし、熱は発生しないので、香りづけとして使うことをオススメします。
キャンプ燻製で使える食材
この章では燻製ではあまり見られない、いわゆる「変わり種」をご紹介します。変わり種がスモーカーに入っているだけで、「どんな味になるんだろう」と半信半疑ながらワクワクしながら待つのもキャンプ燻製の醍醐味です。
たこ
比較的安価に手に入るタコを燻製にすると、水分が程よく飛び、噛めば噛むほど味が出て、スモークの風味が加わり最高のおつまみに大変身します。出来上がった燻製タコを刻んでパスタに加えたり、おつまみから食材まで幅広く使えます。
トマト
ミニトマトは燻製にすることで中の水分が飛び、旨味が凝縮します。また、プチトマトの酸味が熱によってかどが取れ、まろやかになります。この燻製トマトはそのままおつまみでも美味しいですし、クラッカーに乗せたりパスタにも使えます。
コンビーフ
コンビーフは燻製にすることで旨味が濃縮し、ご飯やサンドイッチ、パスタ、そのままおつまみにもなる万能食材になります。また、コンビーフは開けた状態で缶ごと燻製にすることで、網が汚れず、また油が下に落ちないので掃除がしやすいメリットがあります。
厚揚げ
この章一番の変わり種がこの厚揚げです。豆腐を燻製にする場合は、下ごしらえの水切りがとても大変ですが、厚揚げの場合は揚げてあるのである程度水が切れています。そして出来上がった食感はスモークチーズで、でもチーズほどクセがありません。熱々を黒胡椒で食べると絶品です。
作って楽しい、食べてドキドキ、キャンプで燻製をしよう!
燻製は一旦始めてからスモーカーを開けるまで、出来栄えは未知数です。開けるまでのドキドキ感と思わぬ美味しさに出会えるのは燻製ならではです。作る楽しさと食べるドキドキ感はキャンプの良い思い出になること間違いなしです。