無水鍋とはどんな調理器具?
文字を見てもわかるように、水なしの状態で使うことができる鍋です。使い方も万能で、鍋といっても煮るだけでなく茹でる・蒸す・炒める・揚げる・炊く・焼く調理もでき、オーブン変わりとしても使うことができる、万能調理器具です。そのため、水に制限があるシーンでも活躍してくれます。
食材中の水分を生かして調理するお鍋
重みのあるフタや鍋の構造から、調理中に素材から出た水分と鍋の中の蒸気が圧力を一定にし、食材均一に熱が伝わりじっくり、ふっくらと旨みを閉じ込めて仕上げてくれます。鍋の中の温度も均等に保て、食材からでる水分だけで調理ができてしまいます。
無水鍋と圧力鍋の違い
無水鍋は重みのあるフタと鍋内の水分により、鍋とフタの隙間に膜を作り圧力を一定に保ちますが圧力が高くなりすぎると圧力は抜けてしまいます。圧力鍋はゴムパッキンの力でフタと鍋を密封し、蒸気が逃げにくい環境で鍋内の圧力を高くしてきます。無水鍋は低圧で、圧力鍋は高圧で調理します。
無水鍋の調理はメリットがたくさん!
無水で調理ができることで、水がいらないだけでなく他にもメリットはたくさんあります。使う前にメリットもきちんと確認しておきましょう。
水を使わないから素材の旨みと栄養を逃がさない!
素材からの水分や油だけで調理ができるので、素材自体の味が楽しめます。また水に弱いといわれているビタミンやミネラルなどが、無水の状態で調理ができるので水に溶けてしまうことなく逃げてしまわず栄養分もバッチリ閉じ込めた調理をすることができます。
時短でも調理ができるエコな鍋
無水での調理のため、沸騰させる手間などがないので時短で調理をすることができます。さらに、フタの重みで鍋内の圧力や熱を安定し一定に保てるので、食材に火が完全に通るまで待たなくても火を早めにとめ放置した状態での余熱で調理していくことも可能なエコ鍋でもあります。
煮る・蒸すから焼く・揚げるまで使い方いろいろ!
素材だけの水分で、素材自体の旨みを楽しめるので少ない調味料での煮る調理ができます。蒸気を閉じ込める構造から、蒸す料理もふっくらと美味しく仕上げることができます。さらに揚げる調理も、少量の油でも鍋全体に熱が伝わってくれるのでカラッと揚げてくれます。
鍋全体に熱が伝わることから、焼く・炒める調理も均一に火がまわりふっくら焼けたり、べチャッとならずに炒めることができます。その他にも、オーブン調理としてパンやケーキなども作ることができる万能な鍋でいろいろな使い方を楽しむことができます。