アオリイカ釣りは釣りをするなら必ずやりたい釣り
「イカに詰めるのはイカめしだけにしておけ!」と言われそうですが、アオリイカ釣りにもたくさんの魅力が詰まっております。その特徴を四つ紹介していきたいと思います。多くのアングラーを魅了するアオリイカ釣りの正体やイカに?
アオリイカ釣りの魅力
それではイカめしよろしくそのボディに魅力が詰まっているアオリイカ釣りの魅力を挙げていきましょう! その特徴を四つに分けて説明していきます。先ずはアオリイカ釣り好きの人口を増やしてくれる、第一の特徴に触れて参りましょう。
アオリイカ釣りの特徴①初心者にもやさしい
生物としての特性上、アオリイカを河川では狙うことができませんが、アオリイカ釣りは初心者にもやさしいです。まず、環境の整ったアオリイカの釣りスポットが確立されているため、下調べしておけばトイレなどの施設にまず困らず、足場の悪い場所へ行かずにすむこと。
そして、初心者でも楽しめるエギングという釣り方に、初心者がぶつかるハードルの一つである生き餌がいらないこと。また、エギングは人気のためアイテムの選択にも困りません。安価なエギでもそれなりの効果が見こめ、ロストをおそれず使えるのも嬉しい点です。
アオリイカ釣りの特徴②環境が整ったスポットが多い
アオリイカ釣りは人気のためか「ここは釣れる!」と評判が確立された有名スポットが多いです。有名スポットは競合が激しい反面、環境が整っており、複合レジャー施設として稼働している所が多く「ファミリー向け」とうたう場所もあります。
家族みんなでアオリイカ釣りを楽しめるのが一番ですが、複合レジャー施設であれば「アングラーがアオリイカに夢中になっている間に他の家族もおのおの別のことで楽しむ」ことも可能です。「あなたばっかり楽しんで!」と背中に冷たい視線を浴びながら(浴びるのはイカスミだけで十分です!)ロッドをシャクる可能性がいくらか減るんですね。
アオリイカ釣りの特徴③春と秋で二種類の手応えを味わえる
アオリイカは主に、春と秋に釣れるのですが、同じアオリイカでもそれぞれターゲットが違うんですね。春のアオリイカは産卵に向けて、栄養をたくわえる、ずっしりと重い大人のイカ、対して秋のアオリイカはその年に産まれた小さい子イカであるものの、その数や釣りやすさから初心者でも挑みやすいターゲットです。
サイズが違うため、春と秋ではタックルが異なり、ヒットした時の手応えも異なります。それぞれタックルを用意しなければならないものの、一年に二回、味わいの異なる引きを楽しめちゃいます。
アオリイカ釣りの特徴④うまいは正義!
特徴③でアオリイカを釣る際の味わいについて書きましたが、料理素材としての純粋な味わいも相当のもの。特に手慣れた方がその場で刺身にしようものなら、その甘みとうまみで釣れるまでの苦労もふきとぶことでしょう。
実益を兼ねる趣味というものはなかなか得難いものですが、アオリイカ釣りなら同行した家族や知人をそのうまみで楽しませることが可能です。とはいえ「アオリイカよろしくね!」と翌日の献立にイカ料理の予定を組みこまれるとなかなかのプレッシャーですが…。
アオリイカの気になる生態
その引きではアングラーを、そのうまさでは日本人の舌を楽しませてくれるアオリイカの生態について迫っていきましょう。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と孫子の言葉にあります。まずはターゲットであるアオリイカについてチェックなのです。
胴長は約40-45cm。大きいものでは50cm以上、重さは6kg以上に達する。沿岸域に生息するイカとしては大型の部類に入る。
胴が丸みを帯び、胴の縁に渡って半円形のひれを持つ。外見はコウイカに似るが、甲は薄くて透明な軟甲である。雄の背中には白色の短い横線模様が散在するが、雌は横線模様が不明瞭である。標準和名のアオリイカは漢字では障泥烏賊と書くが、この名前はひれの色や形が障泥(あおり)と呼ばれる馬の胴体に巻く泥よけの馬具に似ることによる。ハワイ以西の西太平洋からインド洋の熱帯・温帯域に広く分布する。日本では北海道以南の沿岸に分布し、特に太平洋側では鹿島灘以南、日本海側では福井県の西側以南に多い。
引用:ウィキペディア
ええ、アオリイカの『アオリ』は伝統のある言葉にもとづくものであって「だってお前いうほどアミノ酸ないからうまくないじゃん」と他のイカや魚をあおったり「みんなおなか空いてただけだから、お前の腕じゃないから」と釣り上げたアングラーをあおったりするわけじゃありません。(とはいえイカスミをぶっかけてはきますが…)
産卵のため戻ってくるアオリイカを狙うのが春のアオリイカ釣り、その年に産みつけられた卵からかえった子イカを狙うのが秋のアオリイカ釣りです。