アオリイカの釣果を徹底紹介!和歌山や関西と関東の釣果

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まるでアオリイカの露払いのようなタイミングでコウイカが釣れ始めますが、コウイカも露払いにしておくには勿体ない味なので、きっちりいただいておきましょう。アオリイカの好物となるアジも同じ時期に釣れます。

京都のアオリイカのスポット

釣果で紹介した通り、京都は宮津をおすすめスポットとして取り上げます。アオリイカ釣りのほか、日本三景の一つである天橋立と宮津市ではB級グルメのカレー焼きそばが味わえます。

カレー焼きそばをおなかにおさめるのであれば、宮津天橋立ICで降り、天橋立の景色と自分の釣果でおなかいっぱい(になる予定)であれば、与謝天橋立ICで降りるの良いかも。

アオリイカの釣果を徹底紹介|東京都

人口の一割以上が集中する東京都も、昔は商業以上に漁業が有名でした。近年では水質もだいぶ改善され、様々な釣りを楽しむことができます。(スポーツとして楽しむだけではなく、釣果も味わえる)アオリイカ釣りもその一翼を担っています。

東京都のアオリイカ釣果

東京都のアオリイカ釣果、陸っぱりによるものはなかなか見つかりませんでした。ただ、オフショアによるアオリイカ釣りは盛んで、釣果投稿サイトによる釣果の投稿も上がっております。他の地域にあるような釣り公園も見られるのですが、その中にアオリイカ釣りを中心に狙えるところはありませんでした。

東京都のアオリイカの特徴

時期的にかぶるヒイカ、コウイカもアオリイカを狙う際に釣れます。春の大物であれば4~6月、秋の小物であれば9~11月に狙いやすいです。もちろんイカの好物であるアジもアオリイカのシーズンに掛かります。

東京都のアオリイカのスポット

陸っぱりによるアオリイカはなかなか難しい印象。同じ東京湾でも神奈川県側だとかなり釣れているのですが…。オフショアですとまた様子が異なり、釣果が期待できます。

乗合船がターゲットごとにまとめられているサイトがあるので、その中にアオリイカが含まれているものを選ぶと良いでしょう。新小岩駅から送迎してくれる船からはアオリイカのほか、タチウオやシロギス、マダコが狙えるようです。もちろんアオリイカの好物アジもその中に含まれています。

アオリイカの釣果を徹底紹介|千葉県

某なんとかランドがなくたって、アングラーにとって千葉県は魅力的。その魅力の一端を担うアオリイカ釣りを楽しめる場所が千葉にはいくつか存在します。アオリイカ釣りだって(アングラーにとっては)立派なエンターテインメントなのです。

千葉県のアオリイカ釣果

写真は館山港での釣果です。さらなる釣果を望むならば、ボートを使ったアオリイカ釣りも選択肢に加わります。もちろん、ショアエギングによるランガンも楽しめますし、紹介する館山港堤防のように大きな敷地内でのんびりアオリイカ釣りにいそしむこともできます。

千葉県の他のアオリイカの特徴

時期と狙う水深が近いコウイカも釣れます。春の大物は4~6月。秋の小物は9~11月に狙えます。もちろん同じ時期にアジも釣れます。紹介する館山港では、イカ以外にもクロダイ、キス、シーバスなどもいてアングラーを楽しませてくれます。

千葉県の他のアオリイカのスポット

アオリイカ狙いの堤防としてはかなり有名な館山港のご登場。隣の館山自衛隊堤防とあわせると広範囲で快適な堤防釣りを楽しむことができます。アクセスは富浦ICで降りてから車で15分ほど。

車で乗り付けられる上、近くにコンビニや飲食店がありファミリーでも行きやすいです。猫がうろうろしていて、ほのぼのとした写真を撮りやすいのもファミリー向けですね。

アオリイカの釣果を徹底紹介|神奈川県

漁港としての活躍もさることながら、商業と観光を支える港が多数ある神奈川県でもアオリイカ釣りを楽しむことができます。海水浴で有名な海岸も多いですが、アオリイカ釣りとは時期がモロかぶりというわけではないので、混雑期に海水浴目的の人とかちあうケースは少ないかと。

神奈川県のアオリイカ釣果

こちらは西湘の江之浦港でも釣果。湘南地域は海水浴で有名ですが、前述した通り、アオリイカ釣りのシーズンは春と秋なので「混みすぎて釣りどころじゃない!」というケースは回避しやすいかと思います。

神奈川県のアオリイカの特徴

神奈川県でのアオリイカ釣りは、春の大物は4~6月、秋の小物は9~11月の間楽しめます。紹介するアオリイカ釣りスポットの西湘の江之浦港ですと、アオリイカ以外にも、ヤリイカ、メバル、カサゴ、クロダイ、イサキと釣れるものが豊富。

テトラ帯は産卵に向けて活動する春の大物狙いに一役買ってくれます。(とはいえ根掛かり注意)

神奈川県のアオリイカのスポット

西湘の江之浦港に注目してみました。ここは春と秋はアオリイカ釣りのスポットとして、夏は近くの海水浴場のためににぎわう場所です。(漁港脇に有料駐車場あり)アクセスは、西湘南バイパスICを降り車で降り国道135号線を南下します。同じく有名釣りスポットである真鶴も近いです。春の大物は4~6月、秋の小物は9~11月の間楽しめます。

アオリイカの釣果を徹底紹介|伊豆大島

ここでは伊豆大島の釣果を取り上げてみました。東京都に所属するものの、その風土がはぐくんだ趣は、東京を含む関東地方と一線を画しています。伊豆大島が有する他の魅力に負けないよう、アオリイカ釣りの魅力も取り上げていきます。

伊豆大島のアオリイカ釣果

前述した通り、伊豆大島での釣果です。伊豆大島にさえきてしまえば、陸っぱりでアオリイカ釣りを楽しむことができます。フェリーの発着場である元町港や岡田港でそのままアオリイカ釣りを楽しむことができるので、その点は便利ですね。

伊豆大島のアオリイカの特徴

アオリイカ狙いだとアカイカも掛かります。ほかにマダイ、イシダイ、カンパチなどが釣れます。もちろんアオリイカの好物アジも健在です。関東の大物は4~6月、小物は9~11月ですが、水温の関係で大物であれば早い時期、小物であれば遅い時期までアオリイカ釣りを楽しめます。

伊豆大島のアオリイカのスポット

東京都に含まれながらも大幅に環境が違う伊豆大島はアオリイカ釣りでも有名です。アオリイカ釣り単体が目的というより、観光の一環としてアオリイカ釣りが含まれる感じです。

フェリーの発着場もある元町港が堤防からの釣りを楽しみやすいです。大島観光協会のサイトがありますので、伊豆大島へのアクセスや島内の移動についてはそちらをご覧下さい。

アオリイカ釣りのタックル

イカ類は目が良いため古来より『餌木』という疑似餌を使った釣りが行われており『餌木』の名にingがついたエギングという釣り方が広まっています。アオリイカ釣りもこの類に漏れずエギングが人気です。

初心者でも楽しめるエギング

エギングは初心者にとって一つのハードルとなる生き餌を使いませんし、アイテムであるエギは、アングラー以外の人でもそのカラフルさや形状に目を奪われることうけあいです。(もちろんアオリイカの注目もさらいます)

エギングのタックルは春の大物狙い、秋の小物狙いで基本的な構成は似ているものの、各アイテムのサイズが変わってきます。

複雑な仕掛けでより本格的なアングラー向けのヤエン釣り

エギングとは別にヤエン釣りというものがあり、こちらは生き餌としてアジを使い、そのアジに取りついたイカをヤエンと呼ばれる引っかけ針でとらえる釣り方です。

エギングに比べて仕掛けが複雑になりますし、アジという生き餌を用意しなければなりません。初心者でも楽しめるエギングに比べ、本格的な釣り方と言えるでしょう。

秋の小物アオリイカ向けエギングタックル

一般的な小物向けのエギングタックルを紹介します。

  • ロッド…エギ2.5号まで仕掛けられるもの。ロッドパワーは(ML~M)。ボートからは2メートル、ショアであれば2.4-2.5メートルの長さが欲しい。PEラインを使うのがほとんどなので、放熱効果が図抜けているSICリングつきが好ましい
  • リール…スピニングリール2500番台
  • ライン…PEライン0..6号(100メートル以上)
  • リーダー…フロロカーボン1.75号
  • エギ…2.5号。着底しないと話にならないので流れが強いところではエギのサイズを上げたり、シンカーをつける

初心者はPEラインやエギをロストする可能性があるので、この二つは安価なものでOK。その分ロッドはちょっと高めの評価の安定したものを使いたいところです。

春の大物アオリイカ向けエギングタックル

一般的な大物向けのエギングタックルを紹介します。

  • ロッド…エギ4号まで対応できるもの。ロッドパワーは(M~MH)。ボートからは2.5メートルほど、ショアであれば2.7メートルほどの長さが欲しい。PEラインを使うのがほとんどなので、放熱効果が図抜けているSICリングつきが好ましい
  • リール…スピニングリール2500番台
  • ライン…PEライン0.8号(100メートル以上)
  • リーダー…フロロカーボン2.0号
  • エギ…3.5~4号。着底しないと話にならないので流れが強いところではエギのサイズを上げたり、シンカーをつける

春の大物はキログラム超のアオリイカを狙うことになるので、秋の小物狙いに比べより頑丈なタックルが必要です。また、成長し親イカとなって海岸に帰ってきたアオリイカは警戒心が強いため、エギも種類を揃えるなど工夫が必要になります。(エギの種類についてはのちに触れます)

春の大物は上級者向け?

狙うサイズに見合ったタックルと、それに付随する取り回しが必要なため、秋の小物狙いよりはぐっと上級者向けです。タックルの価格も高くなりますし、春の小物狙いより工夫や知識が必要となります。しかしキログラム超のアオリイカによる引きは秋の小物では味わえないのも事実。

秋の小物でアオリイカ釣りに取りつかれた人の前には、春の大物アオリイカへの釣りロードがひらかれていることでしょう。(道のところどころにスミ跡あり)

準備が必要なヤエン釣りでより大物を狙う

エギングよりはるかに上級者、ベテラン向けのヤエン釣りについては、参考程度に情報を挙げておきます。初心者でもレジャーの一環としてサクッと楽しんでもらうことを念頭においているので『アオリイカ釣りガチ勢』(?)的なヤエン釣りについては軽く触れる程度にしておきます。

  • ロッド…3.6~4.6メートルほどの磯竿か万能竿。インナーガイドのついた専用ロッドならより安心安定
  • リール…スピニングリール2500番台
  • ライン…フロロカーボン系。アジの動きをなるべく邪魔しないもの
  • アジ…現場で釣るほか、スーパーで買うのもあり。冷凍アジでも可能

エギングよりも準備するものが多いヤエン釣りは、大物狙いのタックル。アオリイカがアジに食いついてから、ヤエンを投入するタイミングのほか角度にまで注意をする必要があり、やはりタックル以外にも知識や経験も欲しいところ。初心者にはよりカジュアルに楽しめるエギングをオススメします。

アオリイカの活性とエギの種類

エギングの主役となるエギは、カラフルさが特徴のアイテムですが、自然環境やアオリイカの活性によって選ぶべきエギが変わってきます。まずはアオリイカの活性について見ていきましょう。

アオリイカの活性を左右する要素

アオリイカは目の良い生き物です。水質によってだいぶ活性が変わってきます。基本的には水質が澄んでいると活性が高くなり、これにほんのりとした明るさ(晴天はダメ)が加わるとさらに活性が高くなります。

また朝マヅメ、夕マヅメと呼ばれる、日の出や日没近辺の時間帯も活性が高くなります。活性が高い時はオレンジやピンクなどアピール系と言われる派手な物を使い、活性が低い時はグリーンなどの地味な色を使いましょう。

天候などの状況にあわせたエギのカラー選び

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曇りや雨、水質の濁りなどでアオリイカの視力が減じる時はアピールの強いオレンジやピンク系が力を発揮し、水質が澄んで晴れ渡っている時は地味なグリーン系が活躍してくれます。

スミではなく味と釣りの楽しさで人を惑わすアオリイカはイカが?

アオリイカの生息域や生態、釣り方に触れ、各地のスポットを見て参りました。初心者でも始めやすいエギングで釣りを手軽に楽しめる上に、うまみが詰まった魅惑のボディをもっているため、アオリイカ釣りは非常に人気です。

東京都ではボートなしだと苦戦を強いられますが、陸っぱりでもガンガンアオリイカを狙える有名スポットが各地に点在しているのはありがたいですね。投稿の日付が最新の釣果投稿サイトをチェックすれば、現在の状況がよりつかみやすくなりますよ。最後にイカ釣りに関する記事を以下に紹介して締めようと思います。