十徳ナイフをおすすめする前に守って欲しいこと
使う目的や所持する目的をきちんと理解して
ではまず最初に、十徳ナイフを実際に使う前に覚えておくべき注意点などをご紹介しておきます。まず十徳ナイフというのは、ご存じの方も多いでしょうがナイフの他にはさみやのこぎり、ドライバーなどが付随しており、それらを折りたたんでおくことのできるアイテムです。これらは便利な反面、所持には注意が必要なのです。
銃刀法や軽犯罪法を知っておくこと
どんな注意が必要かというと、持っていること、使う目的を明確にしておかなければいけないということです。当然ナイフは刃物ですので何の目的もなしに持ち歩いては銃刀法や軽犯罪法に触れてしまう可能性が高いです。
これらのことを考慮して、例えばキャンプならアウトドアで使用するためなど目的はハッキリさせましょう。もし警察の方が十徳ナイフを持っているところを見て質問を受けたとしても、不審がられていないかとびくびくしたりせずにハッキリと使う目的を話すことができれば詳しい話を聞かれるようなことにもなりえません。万が一の時のためにも使用目的等は重要です。
決して人や動物を傷つけるのはダメ
さらに当然ではありますが、十徳ナイフで他人を傷つけたり動物に向けたりといったことは絶対にしてはいけません。簡単に血を流させることができるものであり、実行してしまえば当然前述の銃刀法及び傷害罪に抵触することとなります。危険な持ち物であるということを理解し、扱いには十二分に注意しましょう。
十徳ナイフの機能は使用シーンによって様々
アウトドアレジャーで使うのに便利な機能
では次は、使用シーンごとで実際に十徳ナイフを使う時に役立ってくれる機能をご紹介しましょう。例えばキャンプなどのアウトドアの場合。料理を助けたり焚き火用の木を切ったりといった場面など、いろんな場面でナイフが役立ってくれます。また缶詰を食事にする時には缶切りも使えます。
DIYで便利な機能
セルフでのものづくりであるDIYでも十徳ナイフは大いに役立ちます。プラス、マイナスのネジを締めたいのであればそれぞれに対応したドライバーが、六角のネジであれば六角レンチが使えますし、木材を切りたいのであれば小型ののこぎりやナイフなどの刃物が使えるなどとにかく活躍の幅は広いです。
防災で役立つ機能
災害に見舞われてしまったときの防災対策として、十徳ナイフがあると非常に心強いです。付属している爪切りや爪研ぎなどで身だしなみを整えたり、非常食として缶詰を開けたいときには缶切りが、狭い所に挟まってしまったものをとるために独立したピンセットを使えたりと、多機能なものなら相応に役立てられます。
十徳ナイフのおすすめモデル15選①
VERTEX「20徳ツールナイフ」
では、本題である十徳ナイフのおすすめモデルを15ご紹介していきましょう。まずはVERTEXより「20徳ツールナイフ」です。基本的なスペックは展開時のサイズが約14.8×1.8×2.1cm収納時は8.9×2.4×2.1cmで、機能はブレード2枚に爪切り、爪そうじ、爪やすり、のみ、ノコギリなど全20種です。
こちらのモデルは名前にある通り合計で20の機能が備わっている、いきなり十徳ナイフを超える機能を持っているものとなっています。スケールやドライバーといったDIYに役立つ機能や針はずしなどの釣りに活用できる機能など、アウトドア全般で使えるでしょう。
AITOR「アーミーナイフ エスケープ」
2点目はAITORの「9機能付アーミーナイフエスケープ」です。サイズは約1.1cm、機能はブレード、ベルトカッター、プラスドライバー、マイナスドライバー、栓抜き、缶切り、波刃、六角レンチ、キーリングの9種で、価格は税込みで6480円となっています。
このアーミーナイフのメーカーであるアイトールは、第二次世界大戦の後にナイフ製造に取り組み始めた会社であり、缶切りやプラスマイナス両方のドライバーなど日常で使える機能のほかに強力なベルトカッターがあったり、持ち手部分は滑りにくい素材を使っているなど、扱いやすさの光るモデルです。
十徳ナイフのおすすめモデル15選②
スイステック「ユーティリキー6-in-1」
続いてはスイステックの「ユーティリキー6-in-1」です。サイズは7cmx1.8cm、素材には錆びに強く丈夫なステンレスを使用しており、搭載機能はマイナスドライバー、プラスドライバー、眼鏡用マイナスドライバー、ブレード2種、ボトルオープナーの6つです。
こちらは一見すると鍵のような見た目が印象的なコンパクトな十徳ナイフです。スタンダードな機能である缶切りなどはありませんが、ナイフがストレートと波刃の2種あり更にメガネ用のドライバーという一風変わったものが付いているなどが特徴となっています。
コロンビアリバー「グッピーブラック」
コロンビアリバーの「グッピーブラック9070K」は見た目からして他の十徳ナイフとは異なっているモデルです。サイズは9センチ、モンキーレンチ、ナイフ、プラスドライバー、マイナスドライバー、カラビナ、クリップ、栓抜き、LEDライト、ビットキャリア の9種の機能があります。
前述のとおり、「グッピーブラック9070K」は空洞の部分が多々あるなど形状が印象に残るものとなっています。カラビナを使うことでホルダーとして使ったりできるほか、LEDライトが使用できるという実用性もしっかり備えているので色々と役立ってくれるでしょう。
十徳ナイフのおすすめモデル15選③
ベア&サン「ミニベアジョーズ」
米国のナイフ製造メーカーであるベア&サンはあちらの刃物の専門雑誌で賞を受けたこともある実績のあるメーカーです。その「ミニベアジョーズ」は使用時サイズが約10cm、収納時は約6.5cmで、機能はプライヤー、ワイヤーカッター、ナイフ、やすり、大小のドライバー、栓抜き、インチとセンチの目盛りの10種です。
この十徳ナイフは、工具に使用する様な機能を多く備えているモデルになります。素材はステンレスなので耐久性も良好であり、サイズ的にもコンパクトな中に10の機能が入っています。プライヤーの折り畳み箇所には補強プレートもあり、工具としてどんどん使っても壊れるような心配のない頑丈な作りです。
レザーマン「マルチツールサイドキック」
レザーマンから販売されている「マルチツールサイドキック」はこちらも工具としての特徴が濃いモデルです。収納時の全長は9.7cm、機能が2種のプライヤー、ワイヤーカッター、ナイフ2種、ノコギリも2種、ヤスリ、ドライバーなどに加えてカラビナも付属し全部で14種類が搭載されています。
この十徳ナイフは海外製のものになりますので残念ながら国内製のものと比較すると値段は少々高めとなっていますが、非常に人気があります。これは値段の差を補って余りある性能であるということを証明しているのでしょう。またナイロンのケースも付属します。