キャンプクッカーおすすめ20選!ソロ用とファミリー用の選び方は?

野外で料理をおいしく作るためのキャンプクッカーは、材質やサイズ、形状など、数多くの種類があります。ファミリーで行くとき、一人で行くとき、などシーン別にキャンプクッカー選びのポイントをまとめてみました。便利な関連グッズや参考になる料理動画もご紹介します。

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キャンプクッカーの特徴

キャンプクッカーは、野外で調理するために作られていますが、形状、材質、大きさ、重さや熱伝導率に様々な違いがあります。どれを選べばよいのか迷ってしまいますが、どんなキャンプをしたいのかを思い浮かべれば選択しやすくなります。

まずは行く人数によって大きさを選びます。凝った料理をしたいか簡単なものでいいのかで材質を、車で行くのかバイクや徒歩なのかで重量や形状を、と絞り込んでいき、キャンプの条件別に自分にぴったりのクッカーを選んでください。

キャンプクッカーの形状は

浅型のキャンプクッカー

浅型のキャンプクッカーは、底面が広いため全体に均等に熱が伝わりやすいのが特徴です。炒め物や煮込みなど平均的に熱を伝えたい料理に向いています。横に広いので持ち運びやすさや収納性はやや劣ります。

深型のキャンプクッカー

深型のクッカーは、縦長の形状で底面が狭いので全体に熱が伝わりづらくなりますが、インスタントラーメンを作ったり、米を炊飯する際には充分使えます。スリムな形で持ち運びやすく、収納性も高いのがメリットです。

キャンプクッカーの材質は

キャンプクッカーの材質は主にアルミ、ステンレス、チタンの3種類です。素材別に熱伝導性や重さ、強度、料理の種類別の調理のしやすさに違いがありますので、キャンプ料理のシーン別に選んで下さい。

アルミのキャンプクッカー

アルミのクッカーは、重量が軽く、価格は安く、熱伝導性が良く焦げにくいのが特徴です。デメリットは軽い分やや強度が劣る点です。ムラなく熱を伝え焦げにくいので、カレーや煮込み料理、炒め料理に向きます。食器としては熱くなりすぎるのでご注意下さい。

チタンのキャンプクッカー

チタンのクッカーは、とても丈夫で軽いのが特徴です。熱伝導率が低く焦げやすいため炒め物や煮込み料理には向きませんが、熱くなりすぎないのでコーヒーカップやラーメン鉢として使うと便利です。他の素材と比べて高価ですが、長く愛用できるクッカーが多いのが特徴です。

ステンレスのキャンプクッカー

ステンレスのクッカーは、やや重くなりますが強度が高く、特に耐熱温度が各段に高いのが特徴です。長時間焚火にかける鍋やケトルとして使われますが、熱伝導率が低いので炒め物や煮物は焦げやすく不向きです。車で出かける焚火キャンプなどには、ステンレスクッカーを便利に使って下さい。

キャンプクッカーの種類

キャンプクッカーは、鍋タイプで深いもの、フライパンのように浅いものがありますがどれも様々な料理に使うことができます。サイズ違いで重ね合わせられるクッカーセットを購入すれば、一度に様々なクッカーが入手できます。また、セットの方が単品で揃えるより安くなります。

クッカーセットには入っていない調理器具、鉄製のフライパンやダッチオーブン、鉄板やケトルなどは料理の目的に応じて買い足しましょう。料理の幅が広がります。ファミリーキャンプなど大人数で楽しむなら、毎回新しい料理にチャレンジすると盛り上がります。

キャンプクッカーセット ファミリータイプの選び方

ファミリータイプのセットにも様々なサイズがあります。また、セットされている内容も様々です。家族の人数に合わせたサイズの選び方や、どんなものがセットに入っているのかをご紹介します。

また、セットの他に追加で買うべき単品クッカーはどんなものがあるのかも別の章にまとめてあります。

キャンプクッカーセット ファミリータイプのサイズは

家族キャンプに使うクッカーは、まずはサイズが重要です。家族の人数分の料理ができるサイズは、自宅で使っている鍋のサイズを基準に考えて下さい。クッカーセットは大中小のサイズが揃いますので、大型鍋さえ適切なサイズを選べば安心です。

キャンプクッカーセット ファミリータイプにセットされている種類は

ファミリー向けのクッカーセットには鍋やフライパン、対応する蓋がセットされています。この他に、水切りバスケットや食器がセットされているものもあります。セットで購入する方が重ねられてコンパクトになり持ち運びに便利です。まずはセットを購入し、入っていない物を単品で揃えるのがおすすめです。

キャンプクッカーセット ファミリータイプのおすすめ5選

キャンプクッカーセットファミリータイプのおすすめ品を5つ選びました。初心者から上級者まで幅広く人気の安心ブランド「スノーピーク」「ユニフレーム」「コールマン」「キャプテンスタッグ」からセレクトしています。まずはこのセットがあればキャンプ料理がスタートできます。

おすすめ① キャプテンスタッグ ラグナステンレスクッカー Lセット

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3~4人向けのステンレス製クッカーセットです。直径20cmと16cmの鍋、取り外し可能な持ち手がついた直径20cmのフライパン、それぞれの蓋の他に、セットには珍しく900mlのケトルがついています。直火にも強いのが安心です。このセットで5,000円以内とコスパに優れた商品です。

おすすめ② ユニフレーム(UNIFLAME) fan5DX 660232

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ユニフレームの4~5人向けのステンレス製クッカーセットです。キャンパーに幅広く愛されるベストセラー商品として知られています。直径23cmと17cmの鍋、直径22.5cmのフライパン、直径21cmのライスクッカーとざるがセットされています。大人の4~5人家族もこれなら安心です。

おすすめ③ ユニフレーム fan5duo 660256

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2~3人向けのステンレス製クッカーセットです。おすすめ②のセットの小さいサイズになりますです。お子さんがまだ小さいファミリーは収納性も考えてこのサイズがおすすめです。ユニフレームのライスクッカーは初心者でも失敗せずご飯がおいしく炊けると好評です。

おすすめ④ スノーピーク フィールドクッカーPro1 CS-021

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4~5人向けのステンレス製なべと黒皮鉄板製のフライパンのクッカーセットです。直径28cmの大きな鍋はファミリーに安心のサイズで、鉄製フライパンも焦げ付きにくく使いやすいと好評です。フライパンの持ち手を取り外して小鍋に着けることも可能です。メッシュバスケットもついており、野菜や米を洗うのにも便利です。

おすすめ⑤ コールマン アルミクッカーコンボ 2000026764

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2~3人向けの持ち運びやすいアルミ製クッカーセットです。直径22cmの鍋、直径19cmのライスクッカー、直径22.5cmのフライパンの全アイテムにお手入れが簡単なノンスティック加工を施しており、焦げ付きも軽減されています。蓋の他に内蓋やざる、計量カップまでセットされているのが便利です。

キャンプクッカーセット ソロタイプの選び方

ソロタイプのクッカーセットは軽さを重視することから、材質はアルミ製が中心になります。どれも持ち運びやすいコンパクトサイズですが、より収納性にこだわる場合は縦長の形がおすすめです。持ち運びに便利なメッシュケースなどもついていると嬉しいです。

キャンプクッカーセット ソロタイプの機能性は

一人分の料理を作るのに必要最低限の機能を備えているのがソロタイプのクッカーです。凝った料理には向かないかもしれませんが、ラーメンや目玉焼きなど一人料理に対応できるクッカーを選びましょう。小さなクッカーでも工夫すればおいしいキャンプ料理を楽しむことができます。

キャンプクッカーセット ソロタイプにセットされている種類は

持ち運びやすさを優先するソロタイプでは、鍋とフライパン替わりにもなる蓋の2種類のシンプルなセットが基本です。持ち運べる荷物の量を考え、追加で単品のクッカーを揃えていくのがおすすめです。

キャンプクッカーセット ソロタイプのおすすめ5選

おすすめ① スノーピーク トレック 900 SCS-008

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アルミ製で265gと軽量、収納サイズは13cm×14cmと超コンパクトサイズのクッカーセットです。中にはギガパワーストーブ”地”が収納できるのが便利。持ち運びに便利なメッシュケースも付属しており、腰にぶら下げられるミニサイズのクッカーセットです。

おすすめ② スノーピーク ソロセット 焚 SCS-004

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アルミ製で総重量が250g、収納サイズは直径9.4cm×高さ12.2cmと軽量・スリム・コンパクトなクッカーセットです。持ち運びに便利なメッシュケース付きです。リュックの脇ポケットに差し込めるサイズなので、気軽にキャンプやツーリングに持ち出せます。

おすすめ③ ユニフレーム ごはんクッカープラス No.667613

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アルミ製の鍋とライスクッカー、使いやすい鉄製のフライパンがついた小さいながらも本格的なクッカーセットです。総重量は770g、収納時のサイズは直径16.5cm×11.4cmとかなりコンパクトになります。ライスクッカーは3合まで炊飯でき、ふたの動きで火力がわかるという本格派。ソロキャンプでもおいしいご飯を炊きましょう。

おすすめ④ コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット 

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アルミ製の鍋とプライパンのシンプルなセットです。アルミ素材の上にノンスティック加工が施してあるので、焦げ付きにくく調理しやすいと好評です。シリコンで熱くなりにくい持ち手は、折りたたんでコンパクトになります。重量は約250グラム、収納時のサイズは約直径12.5×高さ15cmと持ち運びやすいサイズです。

おすすめ⑤ モンベル アルパインクッカー ディープ11 

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アルミ製で総重量は229g、収納時のサイズは直径11cm×10cmと超軽量・コンパクトなクッカーセットです。折りたためる持ち手はシリコン加工で熱くなりません。キャンプだけでなく山登りする際にも気軽に持ち運べるミニサイズのクッカーセットです。税抜き2,100円とコスパに優れた商品でもあります。

キャンプクッカーおすすめの単品5選

ここまでキャンプクッカーセットをご紹介してきましたが、追加で欲しい単品もまだまだあります。多くのキャンパーが実際に使用して「あって良かった!」とおすすめする5品をセレクトしました。

特に鉄製の製品はセットにほとんど入っていないのでチェックしてみてください。このクッカーがあれば、料理の幅がぐっと広がります。

おすすめ① スキレット

セットに入っているフライパンは、鉄製の本格的なものがほとんどありません。鉄製のスキレットは多少の手入れが必要ですが、焼き時間が短く、焦げにくくカリッと美味しく焼きあがると大人気です。ソロキャンプでも小さなスキレットを持っていく人は多く、キャンプ料理の基本アイテムになっています。

ロッジ ロジック8インチ スキレット

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スキレットは直径10cmほどのミニサイズから30cmを超えるものまで、様々なサイズがありますが、こちらは8インチ(約20cm)のスキレットです。大きさは家族の人数に合わせて選んで下さい。シンプルな目玉焼きもスキレットで焼くとカリカリ香ばしいごちそうになります。

おすすめ② ダッチオーブン

本格的な料理ができるダッチオーブンは、キャンプはもちろん自宅のキッチンでも愛用されるアイテムです。下からの火力の他に、蓋の上に炭を置いて加熱することができので、ローストチキンや煮込み料理も驚くほど美味しく仕上がります。

ロゴス ダッチオーブン SLダッチオーブン(バッグ付)

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鋳物鉄のダッチオーブンを初めて使用する際は、出荷前に塗られている錆止めオイルを落とし、食用オイルをなじませるシーズニングというちょっと面倒な作業が必要ですが、このダッチオーブンはそのシーズニングが必要ありません。

家庭のIHコンロでも使用可能なので、キャンプだけでなくいつもの食事も美味しく作ることができる優れものです。ダッチオーブンに関する記事はこちら。

おすすめ③ ホットサンドメーカー

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