ハゼとはどんな魚?
ベタッとした顔、ギョロっとした目が特徴的な魚です。日本では昔から川や海で釣る人が多く、最も一般的な食べ方は天ぷらです。釣り方は簡単で、技術や力もいらないので子供でも釣ることができます。
ハゼは身近にいる魚
日本全国に生息している魚で、主に砂地に住んでいます。そのため、釣りをする際は、河川の下流や湾内の砂地など、陸から狙うのが通常です。地域にもよりますが、身近にいる魚でありながら、スーパーではほとんど見かけません。旬に出回る時も高値で取引されており、身近に生息している割には気軽には買えない魚です。
ハゼの形態
大きいもので体長20センチほどになります。細長い魚で、腹鰭は癒着し吸盤のようになっており、石などにくっつくことで流れの速い川でも流されないでいることができます。背鰭と尾鰭に、水玉のような独特の模様があるのも特徴の一つです。あとは何と言っても顔。横に広がる大きな口とギョロっとした目が、なんとも可愛らしい魚です。
ハゼの生態
その見た目の愛らしさから、観賞用として水槽でも飼育されています。種類が多く、その種類によって生息地も異なります。カラフルで派手なものもいれば、茶褐色の地味なものも。また、胸鰭を足のように使って進む面白い種類も存在しています。
ハゼは世界中に生息している
ハゼは、日本国内の海や河川だけでは無く、世界中に生息しています。朝鮮半島や中国、オーストラリア、ロシア、さ遠くはアメリカのカリフォルニア湾でも見られます。このように、あらゆる場所で見られる魚ですが、食べる文化はあまり聞きません。欧米では、美味しい魚というよりは外来魚の扱いであるようです。
ハゼは種類によって大きさに差がある
ハゼ科の魚は種類が多く、その種類によって大きさに差があります。真ハゼが大きいもので20センチになるのに対し、世界最小と呼ばれる「シマイソハゼ」は12ミリほど。この間に、1500を超える種類がいるのですから、サイズも様々です。また種類によって色や模様も異なります。
ハゼの種類
世界中合わせて1500を超える種類がいると言われています。色や形、生息している場所も様々です。食べる前提で考えた場合、覚えておきたいのは毒の有無です。毒のいるハゼの特徴は特に写真などをよく見ておきましょう。