貝殻を持ったタコ?タコブネの生態と特徴をご紹介

タコブネの祖先

タコやイカ、アンモナイトなどは頭足類と呼ばれる種類です。その祖先はカンブリア紀にまでさかのぼり、カンブリア紀中期に貝の仲間から今なお現生するオウムガイへと分かれました。それからアンモナイト、べレムナイトと分かれ、ついにイカとタコに分かれます。

べレムナイトは今のイカによく似た姿で、胴体の内側に石灰質の殻がありました。分かれた後、イカの仲間は今でも胴体の中に薄い殻を持ちますが、タコの仲間は知能と引き換えに殻を捨ててしまったと言われています。しかし、タコブネやアオイガイなどは、卵を守るため、自らカルシウム成分を分泌することで再び殻を身にまとったのです。

タコブネの希少性

海岸にタコブネが漂着すること自体が珍しいのに加え、その美しい貝殻は非常に薄く脆いため、欠けていない完全な状態のものは希少性が高く、コレクター垂涎の品なのです。また、まれに漁網にかかることもありますが、多くはそのまま海に放されたり、水族館に送られます。珍しいものに目がない方は、海が荒れた翌日、タコブネの殻を探して浜辺を歩いてみるのも楽しいのではないでしょうか。

タコブネの販売価格

タコブネの貝殻はインターネットオークションなどで取引されることがあります。欠けなどがあったり小さなものは500円前後、大きなものは1000円ほどで取引されていることがほとんどなのですが、綺麗で大きいものだと高値で取引されることもあります。

タコブネは飼育できる?

小さくて珍しいタコ、となると飼ってみたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。タコブネの飼育については、一般家庭で飼育されていたという例はほとんどありません。暖かい海に生息するということ、肉食性であるということはわかっていますが、飼育に必要な詳しい生態などがまだまだ解明されていません。そして、そもそも購入や採集も難しいために、現時点での飼育は現実的ではないと言えます。まれに漁網にかかったタコブネが水族館で展示されることもありますが、専門施設ですらその飼育期間は1週間ほどと非常に短いのです。

実は食べられる。タコブネの味

やはりタコとなると気になるのがその味。食べたことがある人いわく、味や食感は普通のタコとそう変わらないとのこと。同じく殻を持つアオイガイは少々水っぽいという声もあり、もし食べられる機会があれば普通のタコとの食べ比べをしてみてもいいかもしれません。

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