日本最古のルアー弓角の特徴&使い方

弓角の最大の特徴は、引くと弓角が回転して動くということです。そこで問題になってくるのは、何回も投げて巻いてを繰り返しているとリーダーがよじれてくるという現象が出てきます。このよじれが弓角最大の弱点でしょう。そのためリーダーをほどくという作業が必要になってくるのですが、これは実に面倒で余計な時間がかかる作業になります。釣りに来たのか、リーダーをほどきにきたのかと思ってしまう人もいるでしょう。しかし、これを解消する方法があります。
弓角は日本古来からの道具ですから、昔は今のように優秀な細いリーダーなどありませんでした。そこで、基本に立ち戻り、リーダーを太くしてみると意外や意外、よじれが減ってくるのです。そして現在は、よじれを解消する便利なサルカンが開発されています。サルカンと太めのリーダーを使うことで、よじれが解消されたという報告もあるのです。

弓角の魅力

現在一般的に広まっているプラスティック製

この弓角の魅力は安価でいろいろなカラーや形があることに尽きるでしょう。現在一般的に普及されているプラスティック製の弓角は、キラキラと光るラメ入りのもの、凝ったテールがついているもの、反対にテールもなくシンプルなものと実にさまざまです。

古くからの弓角を使う釣り人たち

プラスティック製が普及し始めても、本物を求める釣り人は動物の角や骨、貝殻を使った昔ながらの弓角を使っています。プラスティック製に比べると高価なものとなりますが、動物の角や骨、貝殻といった本来の弓角人気は衰えることはありません。

番外編:メタルジグで釣れない場合は弓角の出番

メタルジグを使用していて、どうしても釣れないという時があります。その場合、弓角に変えて投げて巻いてみると、今まで反応がなかったのが嘘のように釣れてしまうことがあります。弓角が回転するその動きに反応するのです。なかなか釣れないというときは、弓角を試してみるのも一つの手です。

弓角の種類

ストレートタイプ

弓角は水中で回転してターゲットの興味を誘います。弓角が曲がっているほど回転も大きくなるのですが、まっすぐなストレートタイプの弓角はその回転が小さいのが特徴です。海面での早巻きをする場合には、このストレートの弓角が動きすぎずにターゲットをうまく誘うことができます。

曲がったタイプ

ストレートタイプとは反対に曲がった形状の弓角は回転が大きくなるということになります。弓角は速巻きが基本ですが、なかなか速く巻けないという人にとっては、この曲がったタイプの弓角の大きめな動きが強い味方になってくれます。

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