ブダイには毒がある?ブダイの特徴や刺身以外の美味しい食べ方を公開中

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夏場はイソガニなどを主食とする為、カニ餌で釣ることをお勧めします。カニ餌ではウキなしの「ぶっこみ釣り」で釣ります。用意するのは3号ほどの磯竿、中型のスピニングリール、道糸ナイロン4号、幹糸フロロカーボン8号、ハリスフロロカーボン6号、グレバリ12号、オモリ20号です。幹糸にハリスを20cm間隔で日本繋いで釣ります。

冬はブダイウキとハバノリでウキ釣り

冬はハバノリを餌にしてブダイウキを使ってブダイ釣りを行います。用意するのは、3号ほどの磯竿、中型のスピニングリール、道糸ナイロン4号、ブダイウキ60〜80cm、松葉テンビン、ハリスフロロカーボン3号、ブダイバリ10号です。ウキを使用するのでウキ止めも忘れずに用意しましょう。ハリにハバノリをつけて釣ります。

ブダイってどんな味がするの?

ブダイは白身の魚でとても弾力のある食感が特徴の魚です。料理方法も沢山あり、釣って良し食べて良しの魚です。時期によって食べる餌がかわるため、ブダイ自体の味もかわります。そこにだけ注意して美味しく食べましょう。

暖かい時期は磯臭い

雑食性のため、夏場の海水が温かい時期はカニやエビなどの甲殻類を食べます。そのため、どうしても身が磯臭く、夏の時期にブダイを食べるのはあまりお勧めしません。食べる時期は冬場がお勧めです。

寒い時期になると脂がのる

冬場の海水が冷たくなる時期になると脂がのり、夏場の餌であった甲殻類から海藻類を食べるようになるため、磯臭さが無くなり非常に美味しくなります。冬場のブダイは「寒ブダイ」と呼ばれ人気があります。

歯ごたえが特徴

ブダイの特徴はなんといってもその歯ごたえです。火を通さず、刺身で食べる場合とても弾力があり、小さい子どもでは噛み切れません。弾力のある刺身を食べたい方は、是非試されるすることをお勧めします。

ブダイを刺身にする時のさばき方

ブダイは厚くて大きく、非常に硬いウロコをしています。慣れた人がさばくのは簡単だと思いますが、初めてさばく方は苦労するかと思います。ブダイを刺身にする時のさばき方を工程ごとに紹介していきます。

ウロコを取り除く

まずはウロコを取り除いていきます。ブダイの頭を持ちウロコ取りでウロコを取っていきます。この時ウロコが飛び散る場合もありますので注意しましょう。背中や腹部など取り切れなかったウロコは包丁を使い綺麗に取り除いていきます。

三枚におろす

次に頭を切り落としていきます。家庭用の包丁では怪我をする恐れがあるため注意しましょう。胴体と頭の境目に沿って斜めに包丁を入れて頭を切り落とします。その後、背中部分から中骨に沿って包丁を入れ、尻尾の付け根に切れ目を入れます。最後に腹部から包丁を入れ三枚におろします。

腹骨を取り除く

最後に腹骨は取り除きます。逆さ包丁を腹骨部分に入れ、すきながら切っていきます。皮1枚になったら包丁を立てながら切り、腹骨を取り除きます。怪我をしないように注意しながら行いましょう。

ブダイの刺身以外の美味しい食べ方

ブダイは弾力のある身が特徴で、好きな方もいれば苦手な方もいらっしゃいます。焼く、煮る、揚げるなど、火を通すと柔らかくなります。ここからは刺身以外の美味しい食べ方を紹介していきます。

煮付け

まず、ウロコ、頭、内臓を取り除き綺麗に水洗いをします。ぶつ切りにし、湯通しを行い湯を切ります。「水200cc」の中に入れ鍋で煮ます。「醤油大さじ2」「砂糖大さじ4」「酒大さじ2」を入れ煮詰めていきます。すぐに身が崩れてきますので注意しましょう。身が柔らかいため、冷めてからお皿に盛ってください。

しゃぶしゃぶ

ブダイを三枚におろした後、薄切りにします。ダシ昆布を15cm程に切り、洗わずに濡れたタオルなどで表面を拭いていきます。10分ほど鍋の中の水に昆布をつけておき、その間に長ネギ、人参、水菜などのお好みの野菜を切ります。鍋を火にかけ沸騰したら野菜を入れ、ブダイはしゃぶしゃぶをしポン酢で食べるのがお勧めです。

唐揚げ

ブダイを1cmくらいに切り、「醤油大さじ3」「酒大さじ3」「生姜少々」「砂糖少々」の調味液な30分ほどつけておきます。その後、余分な汁気を切り、片栗粉をつけ170℃くらいの油で揚げていきます。

汁物

今回はブダイのあらで作る味噌汁のレシピを紹介していきます。まず、ブダイのあらを湯通しし、冷水で冷まします。鍋に水を入れ昆布で出汁をとり、酒を少々入れます。その後ブダイのあらを入れ、味を見ながら味噌で味付けを行なっていきます。

各地のブダイの名物料理

ブダイを好んで食べる地域は沖縄や徳島、東京など日本の各地にあります。煮付け、干物、酢味噌で食べたりと色々な調理方法があります。各地のブダイの名物料理を少しだけ紹介していきたいと思います。

沖縄のバター焼き

沖縄ではブダイを刺身や味噌汁などでも食べますが、バター焼きも人気な料理です。作り方は非常にシンプルで、フライパンにバターを入れブダイの切り身を焼いていきます。塩コショウで味をつけます。

和歌山の煮付け

和歌山県田辺市ではブダイをイガミという方言で呼びます。正月にこのイガミを煮付けで食べます。弾力のあるブダイも煮付けとして火を通すことによって、身が柔らかくなり非常に食べやすくなります。

ブダイをとことん味わおう!

ブダイは毒があると避けられがちですが、全てのブダイに毒があるわけではなく、内臓を食べないように注意して食べれば非常に美味しい魚です。あまりスーパーなどでは手に入らない魚ですが、是非釣りなどで手に入れた際は色々な料理で美味しく召し上がってください。

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