以上の記述から、皆さんにもドクサバフグの危険性と、シロサバフグと酷似しているといったことがお分かりいただけたと思います。それでは、これらを見分ける方法はあるのでしょうか。ここではその、見分けについて話をしていきます。
クロサバフグとドクサバフグの見分け方
まずは、クロサバフグとドクサバフグとの見分け方です。こちらはかなり単純で、外見からその判断が出来ます。尾ひれまで黒く染まっているかどうかで判断が可能です。加えて、ドクサバフグには背と腹に棘があるので、これも大きなポイントになります。また、クロサバフグは沖合い性なので浅瀬にいないというのも大きなヒントになります。浅瀬でとれた場合は、まずクロサバフグの可能性は低いといえます。
シロサバフグとドクサバフグの見分け方
次にシロサバフグとドクサバフグとの見分け方ですが、これはかなり判断が難しいです。というのも、どちらも外見上に大きな差がなく、背と腹に共に棘があります。一応、見分け方を述べるならば、前述の棘がヒントになります。毒サバフグの棘は背鰭まで到達しているのに対し、シロサバフグ
見分ける上での注意
先ほどまで挙げた注意事項はあくまで参考程度のものです。現に、シロサバフグとドクサバフグは見分けが大変難しいということから注意勧告がなされています。釣り上げ、持ち帰る際には慎重に、上記の特徴と照らし合わせることを強くおすすめします。重ねて、上記の内容はあくまでも参考程度のものです。事故に対する責任は取れませんので、その点はご了承下さい。
季節ごとのサバフグ
魚にはそれぞれ週というものがあります。簡単にいえば、食べるのに良い時期です。ではサバフグの旬はいつなのでしょうか。ここでは、そんな旬の話を含めてここではサバフグの季節に関する話をしていきます。
サバフグは冬が旬
サバフグの旬の時期は長く、秋から春にかけて全般が旬になります。このように、長い期間瞬とされているサバフグですが、中でも冬が一番の旬とされております。この点に関しては、他のフグと大差ありません。少し体には堪えてしまいますが、冷え込んだ時期が狙い目ということになります。
夏は旬からもっとも遠い時期
逆に、サバフグは暑くなると旬から遠退きます。よって、夏にサバフグを食べるのは得策ではありません。というのも、サバフグは夏になると産卵期を迎えます。彼らは産卵のために、溜めてきた栄養を使ってしまうといったことがまず考えられます。そしてなにより、フグ全般の特徴を忘れてはなりません。産卵期のフグの卵巣は強い毒性を示します。そういった難点もありますので、気を付けましょう。
サバフグの釣り方
さて、いざサバフグを釣ろうと準備をする上で気をつけなくてはならないことがあります。それは、サバフグを釣り上げるには特別な道具が必要であるということです。以下、スポットと、その道具についてお話をします。
サバフグ釣りに適したスポットは?
サバフグはこれまでの話からもわかる通り、沖合いにいるのがメインです。シロサバフグにおいても、クロサバフグより沖合い性がないとはいうものの、湾岸で見かけることは少なくなります。よって、船に乗って少し沖まで出ていく必要があります。基本的には船釣りになるというつもりで考えておくと良いでしょう。
サバフグ釣りに適した仕掛けは?
サバフグに限定して適しているというものではありませんが、フグ全般において適した仕掛けとしてカットウ釣りというものがあります。これはフグが餌のついた針の部分を噛みきってしまうといった特徴から対策が為された釣り方で、通常通りの釣り針と餌の下に、3つに枝分かれした針を垂らしておきます。一言でいえば、二段構えのような構図をとっています。具体的なイメージは以下の画像を参考にしてみてください。
サバフグのさばき方と調理法
大前提として、基本的にサバフグには毒がないので、一般の方でも調理しても問題ありません。ここではそんなサバフグの捌き方と、調理法の紹介をしていきます。以下を参考に捌いてみてください。
サバフグの捌き方
いざ、サバフグを捌こうとしても、捌き方がわからないですよね。ここではそんな、サバフグを捌く手順を紹介しておきます。まずは、頭をとってください。そして、頭を取ったらお腹のなかをきれいにします。お腹のなかを十分に綺麗にしたら、次は背中側に切れ目を入れてください。切れ目を入れたらあとは身を剥くだけ。意外にも簡単です。頭→お腹→背中の順番で処理の順序を覚えておくと良いでしょう。
サバフグの調理法①
まずは、どの魚でも行われる定番のものから。サバフグの調理で一般的に広く行われているのは唐揚げです。捌いたサバフグの身をすりつぶしてまとめ、油でからっとあげれば出来上がり。ご飯のおかずになり、かつお手軽であるというのがポイントです。
サバフグの調理法②
サバフグの旬の時期は冬です。寒さが身に染みる季節ですから、海釣りをしてあがったら、暖まるものが必要です。そこで、頻繁に鍋に入れられます。特別な調理も必要としないので手軽に出来ますね。同様に、温まるものが欲しくなるといった理由で、味噌汁に入れるといったこともあります。
まとめ
ここまで、サバフグの基本的な情報であったり、ドクサバフグとの見分け方や捌き方に調理法まで、幅広くまとめて参りました。瞬とされる時期も長いので、海釣りに出かける際にはぜひ狙ってみてください。