フィッシンググローブについて
フィッシンググローブには、様々な種類があります。それぞれのシーンに合わせて、滑り止め加工された利便性の高いフィッシンググローブから、素材にこだわって防寒性を追求したフィッシンググローブまで、便利で快適な釣りを実現するための商品が豊富に取り揃えられています。
防寒対策ができる
冬場に限らず、吹き抜ける風に曝されることの多い釣り場では、防風のためにフィッシンググローブの着用を心がけたいものです。特に、手元の感覚が重要となる探り釣りや引き釣りでは、感度の良い釣竿を重宝するのと同じくらい、寒さからの手指の冷えが釣果に影響を及ぼします。
怪我の防止に役立つ
岩場に限らず、周囲の状況によっては、釣り糸を遠くにキャストしようとした際に、仕掛けが引っかかってしまい、それを外そうとして手指を怪我をしてしまうことがあります。フィッシンググローブは、そんな怪我から身を守る手段となります。
フィッシンググローブも釣具の一つ
忘れてはならないのが、フィッシンググローブも釣具の一つだということです。意外と、使わずともなんとかなってしまうのではないかと思ってしまいがちですが、備えを怠っての怪我は、後になって後悔しても始まりません。仕掛けやルアー、釣り竿に意識を向けるのと同じように、フィッシンググローブで快適な釣りを楽しみたいものです。
フィッシンググローブの種類
フィッシンググローブには様々な種類があります。一般的には、形状から3種類に分けることができます。全ての指が指先まで覆われている防寒性を重視したタイプと、第二関節くらいまでを生地で覆って、指先を開いたタイプとに分けることができます。
指先を開いたタイプは、さらに5本指全部を開いたタイプと、親指、人差し指、中指の三本だけを開いたタイプの2種類が取り扱われていることが多く、釣り場の状況や、予測される天候に合わせて、使い分けることができます。
操作性抜群の指出しタイプ
それぞれの指先の第二関節くらいまでを覆い、指先を露出させるデザインの指出しタイプのフィッシンググローブは、抜群の操作性を持っていることが特徴です。細かな作業を妨げず、また、急な揺れや滑りで手を突く際には、手の平や手の甲部分を覆っているため、怪我の防止に役立ちます。
5本指出しタイプ
夏場や、指先の感覚を大事にしたい際に重宝するのが、5本指出しタイプのフィッシンググローブです。作られている素材や、生地の厚みを選ぶことで、素手と変わらぬ操作性と、素手以上のグリップ力を生み出し、釣果を期待することができます。
3本指出しタイプ
早朝や、夜釣り、防風を意識した釣り場で活躍するのが、3本指出しタイプのフィッシンググローブです。ちょうど良いとこどりのような特異な形状は、器用さが求められる3本の指を露出され、小指と薬指を覆うことで高い防寒性を維持する役割を果たします。
防寒性抜群の5本指タイプ
冬場の防寒に一番貢献するのが、5本指タイプのフィッシンググローブです。全ての指先を覆います。また、素材を選ぶことで防寒性、防風性、耐水性、発熱性、軽量性、グリップ力の向上など、様々な機能面を意識した選択ができます。
素材の違いも把握しておこう
フィシンンググローブには、いくつかの素材を組み合わせて作られた独自のモデルの他に、大きく分けて、ネオプレーンタイプ、タイタニュームタイプと呼ばれる2種類の素材による違いがあります。それぞれの違いについて紹介します。
ネオプレーンタイプの特徴
ネオプレーンタイプとは、防寒性と伸縮性を重視した高密度のゴム素材で作られたモデルを言います。どちらかと言えば低価格のモデルが多く、素材となっている高密度のゴムは伸び縮みに強く、風を遮断するため、断熱効果を期待できます。
タイタニュームタイプの特徴
タイタニュームタイプとは、フィッシンググローブの生地内に薄い金属の層を重ね、熱を逃がし難い構造をしています。特に、最新のモデルは複数枚の金属層をそれぞれ性質の異なる他の素材で挟み込むように作ることで、とても高い保温性と断熱性を実現しています。
素材の厚みによる違い
ゴム素材や、チタン素材、複数の素材を多層的に織り込んで作り出されたタイタニュームタイプのフィッシンググローブであっても、素材そのものの厚みによって、質感や柔らかさ、防寒性に違いが生じます。特に、指先が露出する指出しタイプの場合、可能であれば実際に嵌めてみてから選ぶことで、感覚の違いを実感することができます。
操作性抜群の指出しタイプおすすめ5選!
慎重な餌付けや仕掛け作りに重点を置いて選ぶとすれば、操作性抜群の指出しタイプがおすすめです。中でも、評価の高い指出しタイプのフィッシンググローブについて、その特徴に触れながら、おすすめ5選を紹介します。
双進(SOSHIN) RBB タイタニュームグローブ3C No.8777
双進(SOSHIN)のタイタニュームタイプのフィッシンググローブです。外見からは見分けられませんが、チタン合金の超極薄フィルムを三層にして用いていることに加えて、手首部分が長く伸びており、抜群の保温性と防寒性を発揮します。立体裁断された付け心地の良さも人気の商品です。
濡れてからの温かさは半端ないです!!
もう手放せません。(引用:Amazon)
メジャークラフト MAJORCRAFT フィシングネオプレチタングローブ MCTG-2-5/L
指先のみ五本すべてが出ているタイプのフィッシンググローブです。指先のみが出ている点と、5本全ての指が出ているため、少し違和感を覚える方もいるかもしれませんが、全体的に柔らかい素材で手首を長く覆うため、指先の感覚が伝わりやすく、小さなあたりでも感じ取りやすく作られている使いやすい商品と言えます。
12月上旬の釣行で使用。
11月下旬の釣行で「これは素手だともう耐えられない!」と判断。この商品のおかげで想像以上に寒さが和らぎました。また水に濡れても不快感を感じづらいです。
値段の割にいい商品です!(引用:Amazon)
シマノ XEFO・1.5mmクロロプレンEXS 3カットロンググローブ GL-279P
シマノがクロロプレン合成ゴム(タイタニューム・アルファ)にEXSジャージを採用することで、手にはめやすく、外しやすいを実現した3本指出しタイプのフィッシンググローブです。指部分は型押し加工されており、厚めの生地を使いつつも、操作性を損なわないように工夫されています。
脱着が楽なため、旧型のものからの買い替えをしました。 冬の夜間ウェーディングで使用していて、真冬でも指先の露出部分さえ寒さの我慢ができればかなり重宝します。フィット感も良くてお気に入りですが、価格が高いのがちょっと不満かなぁ。
(引用:Amazon)
ダイワ(DAIWA) タイタニュームα グローブ 3本カット DG-76008W
ダイワが手の平と裏面の両方にクロロプレン合成ゴム(タイタニューム・アルファ)を使用して作り出した保温性と防寒性に特に秀でたフィッシンググローブです。手首を覆う長めのデザインを無理なく取り入れており、自分の好みに合わせて、色を選ぶことができます。
タカミヤ(TAKAMIYA) REALMETHOD チタニウムグローブ
3本指出しタイプのフィッシンググローブです。表面、裏面ともに柔らかい素材で作られており、サイズを合わせて、手の平をぴったりと覆う感じで使用すると、小さなあたりを逃さず、グリップ力を高めることができます。
秋冬用として購入したが使用した感じ冬の使用には耐えられないほど手が冷たくなる。グローブの手のひら側の生地が手の甲側の生地と異なり薄い作りで使いやすいが、防寒性は無い。秋・春用としてなら使えると思います。
(引用:Amazon)
防寒性抜群の5本指タイプおすすめ4選!
長時間の釣りに限らず、天候の厳しい冬場や夜間での釣りを意識するのであれば、防寒性、防風性を考えて5本指タイプのフィッシンググローブを選びたいものです。素材の特性を意識した5本指タイプのおすすめ4選を紹介します。
メジャークラフト チタングローブ指カット無し MCTG2-L/NV ネイビー L
保温性と防寒性を意識した5本指タイプのフィッシンググローブです。厚みのある柔らかめの生地で作られており、すっぽりと手指を覆います。操作性を損なわないように配慮しつつ、指先部分を寒さから守ることに特化したフィッシンググローブです。
ロッドを握りこんだ際の感触や、リール操作時の違和感を極限まで抑えこむため、配慮して作られた生地でできていますが、全体的にゆったりとしているため、自分の手のサイズに合わせて購入することをおすすめします。
シマノ オシア・3Dストレッチ クロロプレングローブ GL-295Q
安定した操作性と高いグリップ力の維持を意識した長時間の釣りに効果を発揮するフィッシンググローブです。リールの握り込みによって生じる負担を軽減させつつ、保温性と伸縮性を両立させたクロロプレンを使い、高いフィット感を与えるために立体的に作り込まれた機能性を追求するデザインが魅力の商品です。
人差し指と親指はグリップ力を。傷みやすい中指、薬指、小指は関節部分が補強されており、それぞれの指先に伝わる感覚を残しながら、耐久性を向上させるための工夫がなされています。また、手首のマジックテープで調整して使うことができます。
ダイワ クロロプレン防寒ジギンググローブ フルカバー DG-7207W
ダイワの防寒性と操作性を両立させた5本指タイプのフィッシンググローブです。力のかかりやすい部分には本革を使い、指先の冷えを抑えつつ、竿の取り回しを阻害しないために、手首までのショート丈のデザインとなっています。
フルカバーの名称の通り、このフィッシンググローブの下に、アンダーグローブ(大きめの手袋の下につけることのできる薄手の手袋)をつけて、使用することもできます。最近では、汗を吸収して発熱する生地で作られたアンダーグローブとの併用も人気があります。