やはり怪物級!古代最強海洋生物ダンクルオステウスに感じる浪漫

歯の形成を持たないことから、噛み砕くのではなくすり潰すように顎を動かしていたようです。そのため、嚙みもせずすり潰すわけでもなく、捕食物をそのまま丸呑みする場合もありました。その証拠に、ダンクルの化石周辺から消化不足の骨や皮などを出した痕跡があります。

ダンクルオステウスと噛む力が同等の古代生物

そんな海中キングと対をはる噛む力があったとされている陸動物で最強の噛む打撃があったのが、ティラノサウルスです。その噛む力は8~10t以上だったと考えられ骨なども簡単に噛み砕くことができました。1円玉くらいの大きさに対し3万キロの噛む力があり、少なくとも小型車3台分程は簡単に噛み砕けたと考えられます。

ダンクルオステウスVSメガロドン|強いのはどっちだ!?

1800万~150万年以前の陸海ともに温暖の時代に生きていたメガロドンは、骨の柔らかい魚種のため歯の化石部分し残っていません。ダンクルの現在の姿・形は空想の世界から描かれています。同じ時代に生きてはいなかったとはいえ、それぞれの時代の巨大キング達の謎に入っていきます。

ダンクルオステウスに負けない魅力:メガロドン

1本の歯の大きさは最大で17cmもありました。発見されている化石の歯部分から推定される大きさは、全長10~20m程あったとされています。ダンクルが2匹分ほどのサイズであったことから、当時の海では顎と歯をそなえる巨大魚としておそれられていたと考えられています。

ダンクルオステウスVSメガロドン:顎対決!

メガロドンの顎と噛む打撃は、ダンクルオステウスの約35倍ほどで全く比べ物にならない事がわかります。しかしメガロドンは捕食魚に好き嫌いがありましたが、ダンクルはえり好みせず噛み砕き丸呑みも得意であったので最強海のギャングとして警戒されていたかもしれません。

ダンクルオステウスが絶えてしまった真実の言明とは!?

姿が消えたのはシルル紀前半でした。その頃何が起きて、なぜ絶滅という形になってしまったのかが興味深く調べてみると、主に環境の変化が大きかったのではないかと思う出来事がありました。

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