人懐こくて可愛いカカポ!飛べないオウムの不思議な生態を見よう!

続いてカカポの生息地について説明していきます。こんなにかわいい生き物だったらぜひ会ってみたいと思う方が多いと思いますが意外なところに生息しているのです。少し悲しい事実もお伝えしようと思います。

ニュージーランド全土で生息していた

先ほど説明したようにこの名前はマリオ語になります。マリオ族はニュージーランドで生活しているのでカカポもニュージーランドの森全土に生息していました。1本の木を揺らせば6匹も落ちてくると言われるほど多くの個体が存在していました。

現在は完全に保護されている

たくさんいたはずのカカポに突然危機が訪れます。先ほど説明した通り天敵が巨大鷲だけだったので逃げる、闘うということを知りません。そんな状態にあるときに人間が猫や犬などを持ち込んだことにより捕食されるようになったのです。

どんどん数が減っていく状態を改善しようと保護団体の方が立ち上がり保護活動が始まりました。1990年代には50匹程度まで減少したと言われています。現在は自然界で生活している子は存在しません。すべての個体が保護され、繁殖活動を行っています。

現在のカカポの生息数

一時期は絶滅の危機に陥りましたが2018年では200匹程度まで回復したそうです。現在はコッドフィッシュ島、アンカー島、リトル・バリアー島の3島で保護活動が行われています。2016年に雛が多く誕生したのをきっかけにどんどん個体が増えている状況です。

カカポの数が減った理由

先ほど少し絶滅の理由について触れましたがここではさらに詳しく説明していきます。人間の過ちにより個体数が減ったという事実もあるので現在生きている生き物を減らさないためにも参考にしてください。

外来の哺乳類

このことについても先ほど少し触れましたが、危機に陥った理由の1つ目は、人間が持ち込んだ猫や犬などの外来種により捕食されるようになったことです。木に登るのが得意ですが、地面にいる時は格好の的になるのです。

また、先ほど説明した通り繁殖の時期になると穴を作り森全体に響き渡るような大きさの音を発します。その音を聞きつけ他の哺乳類に居場所がばれてしまい捕食されるようになったのです。外来種には夜行性の動物もいたので今までは敵なしだったけれど、徐々に捕食されるようになりました。

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