人懐こくて可愛いカカポ!飛べないオウムの不思議な生態を見よう!

他の哺乳類の食物として乱獲されてしまったり、皮膚や羽毛を取るのを目的として乱獲されてしまいました。これも危機に陥った理由の1つです。人間の生活のために様々な生き物が犠牲になっているのです。

移民による環境破壊

ヨーロッパから移住してきた移民の方達が牧場開発を行い始めさらに追い詰めていきました。森で静かに暮らしていたカカポの住処を伐採し牧場を立てたのです。身を隠す場所がどんどんなくなり追い詰められていった過去があります。

カカポの保護活動

先ほども少し触れましたが現在保護活動が行われています。ここではさらに詳しく保護活動の内容をお伝えしていきます。現地の方々がカカポを大切にしているのがすごく伝わってくる内容になっています。

カカポの保護計画

リムの実を主食とし生活していますが繁殖行動はリムの実などの食材が豊富になる数年に1度しか繁殖しません。その間に捕食され個体数が減っていくのです。そんな状況を改善するために3つの島に住む外来種の哺乳類を駆除する計画が開始されました。

駆除が終わったとされる3つの島に移すことで安全を確保しました。その後はリムの実に代わる食べ物として果実や野菜、ナッツなどを豊富に与えることでたくさんの栄養を摂取しながら安全に生活しています。

飼育員によって育てられている

以前は自然界で自分のナワバリで生活していたカカポですが、保護された後は飼育員によって育てられています。せっかく雛が産まれても親が巣から離れ自分のエサを探している間に雛や卵が食べられてしまうという問題もありました。カカポの体からいい匂いがするのでその匂いをたどって捕食に来るのです。

カカポの数は増えてきている

このように地道な作業を継続して行ってきた結果いい報告が増えています。なんと2016年にたくさんの雛が誕生し個体数が増加したのです。1番少ない時期で54羽まで減少した個体数が200匹まで増加しました。

人懐こくて可愛い不思議なカカポ

ここまでたくさんのカカポの魅力についてお伝えしてきました。カカポに興味を持っていた方はもちろん、存在を知らなかったという方でも好きになるようなかわいさをもつカカポでした。今後も個体数を増やし続けるために頑張ってほしいものです。